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ミリアの日々8月2日「暑い日に、熱いカレーうどん。」



「今日は冷たいものにしよう」

「暑い……」

陽菜が、駅前のベンチで大きく息を吐いた。

8月の午後。

外に出ただけで、肌にまとわりつくような熱気が押し寄せてくる。

「今日は冷たいものにしようよ」

陽菜がそう言うと、隣を歩いていたミリアも頷いた。

「うん。冷たい麺とか、いいね」

二人で商店街を歩いていると、ふと一軒のうどん屋の前で足が止まった。

店先に貼られていたのは、

「8月2日はカレーうどんの日」

という文字。

陽菜が看板を見る。

「……カレーうどん?」

「この暑さで?」

ミリアが少し笑った。

「暑いからこそ、ってことじゃない?」

「いやいや、暑い日に熱いカレーうどんは無理でしょ!」

そう言いながらも、店の中から漂ってくるカレーの香りに、二人のお腹が鳴った。

「……」

「……」

顔を見合わせる。

「入ろうか」

「うん!」


湯気の向こうにある、おいしさ

冷房の効いた店内。

二人は向かい合わせに座った。

「私は普通のカレーうどん!」

陽菜が即決する。

「じゃあ、私も」

ミリアが笑った。

「え、ミリアも?」

「だって、もうカレーの匂いで食べたくなったから」

やがて運ばれてきたカレーうどん。

白い湯気が、ふわりと立ち上っている。

見るからに熱そうだ。

「……やっぱり暑そう」

陽菜が少し後ずさる。

「今さら?」

ミリアが笑う。

二人は箸を持った。

「いただきます」

まず一口。

熱い。

辛い。

でも――。

「……おいしい!」

陽菜の顔がぱっと明るくなる。

ミリアも頷いた。

「うん。おいしい」

額に汗が浮かぶ。

冷房が効いているはずなのに、二人とも少しずつ汗をかいている。

「暑い!」

「暑いね」

「でも、おいしい!」

「うん」

二人は顔を見合わせて笑った。


汗をかいた後の、水がおいしい

食べ終わる頃には、二人ともすっかり汗だくになっていた。

陽菜が冷たい水を一気に飲む。

「はあ……生き返る!」

ミリアもグラスを手に取った。

「昨日は水の日だったからね」

「そういえばそうだった!」

8月1日は「水の日」。

そして今日は、カレーうどんの日。

昨日は水のありがたさを考えて。

今日は熱い料理を食べて、冷たい水のおいしさを実感する。

陽菜が笑った。

「なんか、ちゃんと夏してるね」

「どういう意味?」

「汗かいて、水飲んで、おいしいもの食べてる」

「確かに」

ミリアも笑う。

夏は暑い。

だから冷たいものがおいしい。

でも――。

暑い日に熱いものを食べるのも、悪くない。

汗をかきながら食べる。

そのあと、冷たい水を飲む。

「ああ、おいしい」

そう感じる。

それもまた、夏の楽しみなのかもしれない。


「次は、冷たいものね」

店を出ると、外は相変わらず暑かった。

「……やっぱり暑い」

陽菜が言う。

「うん」

「カレーうどん食べる前より暑くない?」

「たぶん気のせい」

「絶対気のせいじゃない!」

二人は笑いながら歩き出した。

しばらくすると、陽菜が立ち止まる。

「ねえ、ミリア」

「なに?」

「今度は冷たいもの食べようよ」

「いいね」

「かき氷!」

「賛成」

「じゃあ、次は何味にする?」

「……私は抹茶」

「私はイチゴ!」

二人の会話は、夏の街へ溶けていく。

暑い日。

汗をかいて。

熱いものを食べて。

冷たい水を飲んで。

そして、大切な友達と笑う。

そんな何気ない一日が、また一つ、二人の夏の思い出になった。


夏だからこそ、おいしいもの

暑い日に、熱いカレーうどん。

少し無謀で。

でも、思った以上においしい。

冷たいものだけが、夏の楽しみではない。

汗をかくことも。

冷たい水がおいしく感じることも。

誰かと「暑いね」と笑い合うことも。

全部ひっくるめて、夏なのだ。

そして何より。

「おいしいね」と言い合える相手がいる。

それだけで、暑い一日も少し楽しくなる。

ミリアと陽菜の夏は、まだまだ続いていく。

次は、二人で食べる冷たいかき氷。

そんな楽しみを残して――。

8月2日。
暑い日に食べた、熱いカレーうどん。

それはきっと、今年の夏を思い出すときに浮かんでくる、小さな一枚の写真になる。

#ミリアの日々 #オリジナルキャラクター #イラスト #生成AI #カレーうどんの日

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