小学校受験【女医が思う子育て#4】
我が家の長男は数年前に小学校受験をしました。
母親である私は区立小学校→都内私立中高一貫校
父親は地方出身
ということで両親共に”お受験”経験もなく、ましてや私立小学校の雰囲気も分からない状態でした。
前回投稿した「中学受験をしない選択」で小学校受験に挑もうと思った理由を記載しましたのでまだ読まれていない方は先にそちらをご覧ください。
上記の記事に書いたように知識ゼロに加え、突然の方向転換をしたため、お受験界隈でのスタンダードな道のりではありませんでした。
① そもそも幼児教室に通う必要があるのか悩んだ。
② 初めての教室体験は新年長クラスが始まる1か月前
③ 個人教室一つのみを体験し大手は一切見学せずに入会
④ 両親ともにフルタイム、じいばあやシッターさんの協力なし
⑤ 開始が遅いうえにかなりの早生まれ
おそらく、小学校受験をご経験された親御さんから見たら無謀な道のりかと思います。
そんな道のりで挑戦した小学校受験、結果はというと、、
エンジで有名な大学までの一貫校はじめ複数校の合格を頂くことができ、現在はその中の一校に通っています。
今回お伝えしたいのは、どれだけノンスタンダードな道のりでも「親がブレない強さ」を持つ大切さです。
小学校受験が終わった後、受験を控える他の親御さんに質問をされたことがあります。
「受験の当日って男の子はどんな下着を着たらいいの?やっぱり白かな。」
私は度肝を抜かれました。
「いや、考えたことない。」これが正直な答えでした。
きっと当日は普段から履いている白地に赤のディズニー柄のパンツだったんじゃないかと思います。(今思えばキャラクターものではなくせめて無地が無難だったよなー、、)
受験業界って、いろんな情報が飛び交います。
”本番用の服は有名ブランドのベストとポロシャツだと受かりやすい。”
"あの教室の先生と〇〇小学校はつながりがあるらしい”
など
みんな不安だから少しでも有利になるように、粗相のないようにと備える気持ちはすごくわかります。だからこそ心が揺すぶられます。
でも、一歩引いて受験をしている自分たちを空から眺めてみてください。
なぜ、受験をするのか、今一度考えてみてください。
絶対にここが揺らいではいけないと思うんです。
履いている下着で、来ている服のブランドで、合否がきまるような学校がもしあるとしたら、あなたはその学校に6年間我が子を通わせたいですか?
ここからは我が家のノンスタンダードから読み取れる、小学校受験におけるブレない親精神をお話していきます。
①幼児教室に通うべきか悩んだ。
小学校受験というものをよく知らなかった私はまだ4歳の我が子を塾に通わせることに抵抗がありました。”お受験”のイメージもよくなかったし、、
せっかく、のびのびと自己効力感高めに育ってきているのに塾に入れることで潰してしまうんじゃないか、と。
そして学校によってはHPに「早期の幼児教育に賛同しません。」的内容が明記されているところもあります。
実際、「教室に通わずに合格しました!」って方もいらっしゃることも知ってすごく悩みました。
教室に通うことで得られるメリットはたくさんあります。
・ペースメーカーとなる。
・集団行動
・他の子からの刺激
・親子ともに同志ができる。
・家では見れない我が子の一面を発見する。
・生の情報(上の子を実際に通わせている親御さんから内情を聞くなど)
しかし、デメリットもあります。
・高額
・教室に通うことで親が安心してしまう。慢心となる。
・情報に踊らされる。
・他の子と我が子を比較してしまい焦る。
・個性を潰してしまうこともある。
ここでお気づきでしょうか。
メリットは家庭での取り組みだけでは成し得ない。
デメリットは親の心持ちでクリアできるものが多い。
つまり、
【教室に通うことで慢心とならずに家庭での取り組みを基盤とする姿勢で、我が子の成長をよく見て、他人と比較しない。】
と肝に銘じて通うことにしたのです。
②初めての教室体験は新年長クラスが始まる1か月前
小学校受験という選択肢に気付いたのが遅かったのでやむを得ないんですが、初めて体験に行ったとき教室の雰囲気に圧倒されました、親が。
ピシッと座って、よく話が聞けて大きな声で「できました!」
初回なのに2時間も授業があって、我が子は座っていられるかも心配したほどなのに教室の子たちから余裕を感じました。
でも、この体験のときに「多分イケる」と思ったのも事実です。
別の回で詳しく書こうと思うのですが、それまでの家庭での取り組みが功を奏し、慣れれば十分ついていけると思えたのです。
もちろん、元々家庭でしていたことは小学校受験を意識した取り組みではなかったですが、小学校受験では教養や生活の基礎の内容を出題形式を変えて出されることが多いので、知育に熱心なご家庭であれば結構対応できます。
教室に入るのがめちゃくちゃ遅かったんだ、ということは初回体験のときにはまだ気づいてなかったんですけどね、、
③個人教室一つのみを体験し大手は一切見学せずに入会
体験前にかなり調べていたので、体験で違和感を感じなければそこに決めようと思っていました。
その後、みなさんが大手教室と掛け持ちをするのが大多数であることを知ったのです。
しかし、時間に余裕のない両親フルタイムで挑む我が家には掛け持ちという選択はしたくてもできず、個人の教室でペーパー、巧緻、絵画、運動、集団行動、学校別対策、面接対策、願書添削すべてをして頂いたのです。
大手に通っていないので比較はできませんが、個人教室でよかったと思うのは親子関係まで先生が把握されていることでした。
これは願書添削、志望校選定にかなり影響がありました。
自分では気づいていない子どもとの接し方を褒めていただき、「あなたのいいところはここじゃない、こんな平凡な当たり障りのない願書じゃなくてあなたをもっと出しなさい。」など背中を押していただけました。
掛け持ちの家庭が大多数だと知って不安になった時期もありましたが、「うちはうち」精神を最後まで保ちました。
④両親ともにフルタイム、じいばあやシッターさんの協力なし
ここは結構こだわりポイントです。
終始私の考えは一貫していて
「受験をやるなら『もっとできたんじゃないか。』と悔いる隙間がないくらい全力でやりたい。」
といつも思って向き合いました。
我が家が選んだ教室は完全参観型。親も授業をしている教室にいて、先生の教え方や子どもが何にどのように躓いているのかをそっと観察してメモします。
そのメモを見返して、次の授業までの家庭での取り組み内容を考えます。
そう、実際に教えない人が参観してもそういった視点で参観することはできません。そのため、家庭で主体的に関わる私が参観するようにしました。
通常授業は週末なので問題ないのですが、年長になると春期講習・夏期講習・直前対策など平日に授業があるときも少なくなく、夫婦で分担しても結構しんどかったです。
有給はいとも簡単になくなりました。
⑤開始が遅いうえにかなりの早生まれ
これは業界ではよく言われることみたいですが、私自身はあまり気にしていませんでした。
小学校受験って、5歳6歳の子たちが受験するんです。
この年での一年の差ってとてつもなく大きいじゃないですか。
5歳になったばかりの子と、もうすぐ7歳ですよって子が同じような考査を受けるので、想像に容易いと思います。
でも実際の現場を見ていると、早生まれでもしっかりしている子もいれば、遅生まれ(?)でものんびりしている子もいます。
どちらかというと、早生まれなのにしっかりしている子はむしろ有利かもしれませんね。
考査される小学校の先生方もその認識はおありかと思うので、早生まれであること自体を気にする必要はないと思います。
そして、自分でコントロールできないことに漠然とした不安を抱いている時間がもったいないのでやめましょう。
その時間を、子どものもっと伸ばしてあげたいことへ使う方が圧倒的に合格に近づけます。
ということで、小学校受験での”普通”の道のりでなくとも、親がブレない強さを持って取り組めば、そんな家庭方針に芯のあるご家庭を学校側が放っておくわけがありません。
親のブレない強さは一番近くにいる子どもにダイレクトに伝わります。
どしんと構えた親がそばにいると、子どもは振り返らずとも安心して歩んでいけます。
小学校受験に取り組む前までの家庭での取り組みも、今後具体的に書きたいと思っています。
こんなに長い投稿をここまでお読みいただいたあなたは、日々大切な大好きなお子さんのことをよく考え試行錯誤されていらっしゃることでしょう。
決して正解に辿り着こうとしてもがかないでください。
辿り着くべきは正解ではなく、あなたが大事にしていきたい軸です。
『軸』というと運動会の棒倒しの棒のように中心にドーンと立っている柱のようなものを思い浮かべそうですが、私はきっと”しめ縄”のように細い糸が紡がれて太く頑丈な縄となったものだと思います。
毎日の積み重ねが未来を創っていくように、日々試行錯誤してできた糸がどんどん撚れて太くなっていく、、
太くなった縄は時によって形を少し変えながら自分と家族を支えてくれる。
そういう柔軟性のあるものが『軸』だと想像します。
今日も読んでいただきありがとうございました。
今後もあなたのお役に立てる投稿を心がけて書いていきます。
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