春~初夏に体調を崩すのはなぜ?~“季節の不調”を医師がやさしく解説~
花粉症・気象病・寒暖差疲労…“季節の不調”を医師がやさしく解説
春〜初夏に感じる「なんとなく不調」の正体と、今日からできるセルフケアを医師がやさしく解説します。
📚目次
春~初夏に体調を崩しやすいのはなぜ?
“あるある不調”の正体とは?
キーワードは「自律神経の乱れ」
タイプ別・ゆるやかケアのすすめ
今日からできる、おすすめセルフケア5選
自分をいたわる“季節の整え方”
1.春~初夏に体調を崩しやすいのはなぜ?
「春になるとなんだか疲れやすい」
「梅雨の時期になるとなんだか体が重い」
「気分が落ち着かない」「肌も不調ぎみ…」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
春から初夏に向けて外はぽかぽか陽気で、花や緑も美しいこの季節。
なのに、体や心がなんとなくしんどい——。
実はこの“なんとなく不調”、医学的にもきちんと理由があるのです。
私の外来でも、3月から6月にかけて「検査では異常がないけれど不調が続く」というご相談がぐっと増えてきます。
2.“あるある不調”の正体とは?
春~初夏に増える体の不調は、大きく分けて以下のようなものがあります。
花粉症:スギやヒノキ、イネ科などの花粉で、鼻・目・のどに症状が出やすい🤧
寒暖差疲労:昼と夜の温度差で、自律神経に負荷がかかる🥵🥶
気象病や天気痛:気圧の変化で頭痛やめまい😵💫、気分の落ち込みが出やすい😔
アトピー性皮膚炎の悪化:肌のバリア機能が低下しやすい時期
このような症状は「季節性の体調不良」とも呼ばれ、いずれも自律神経の働きと深く関係しています。
3.キーワードは「自律神経の乱れ」
自律神経とは、私たちが意識しなくても、心拍や呼吸、体温、血圧を調整してくれる“体のオート機能”のようなものです。
ところが、春~初夏にかけて、こんな特徴が自律神経を刺激します。
朝晩の気温差(ときに10℃以上)
花粉、黄砂、PM2.5などの外的刺激
新生活や環境変化による心理的ストレス
気圧変動による内耳の刺激などなど…
このような要因が重なると、自律神経のバランスが乱れ、
「なんとなく不調」な状態になりやすいのです。
特に春は、寒暖差が大きく、気圧の変化も激しい季節。
朝晩コート🧥、日中はTシャツ👕のような日もありますよね。
体温を一定に保つために、自律神経がフル稼働しやすく、その負担が原因で疲れやすくなったり、免疫力が下がって風邪をひきやすくなったりすることがあります。
また、肩こりや腰の重だるさ、なんとなく気分が落ち込みがち……といった不調も、自律神経の乱れが背景にあることが多いのです。
こうした変化に「敏感すぎるのかな」と感じるかもしれませんが、実はとても自然な反応です。大切なのは、自分の体のサインに気づいて、無理をせずにケアしてあげること。
4.タイプ別・ゆるやかケアのすすめ
春~初夏にかけての不調をうまく乗り越えるには、自分の体質や傾向を知ることが第一歩です。
ここでは3つの“タイプ別セルフケア”をご紹介します。
🌸 アレルギー体質さんへ
特徴:花粉やPM2.5で目や鼻、皮膚に症状が出やすい。
背景には、近年増加傾向にある花粉やPM2.5の影響が
関係していることも少なくありません。
対策:
・花粉対策(眼鏡、マスク、空気清浄機)
・肌の保湿とバリアケア
・発酵食品などで腸内環境を整える
🌿 自律神経が敏感な方へ
特徴:ストレスに弱く、気温差で体調がブレやすい。
ここ数年、春先~初夏の寒暖差の大きさが目立ってきました。
体はもちろん、自律神経にも負担がかかりやすい時期です。
対策:
・朝起きたらカーテンを開けて日光を浴びる
・無理のない範囲で軽い運動(ラジオ体操など)
・コーヒーやお茶などカフェインの摂取を見直す
☁️ 気圧に弱い方へ
特徴:天気の崩れに敏感で、頭痛・めまいが出やすい。
気圧が下がる前の日は、なんとなく気分がすぐれなかったり、
頭がボーッとしたり…。雨が近づくと体もだるくなる…。
対策:
・耳周辺(こめかみや耳たぶ)のやさしいマッサージ
・酔い止め(乗り物酔い薬)を上手に使う
・頭痛日記をつけて対策のヒントを探る
5.今日からできる、おすすめセルフケア5選
誰でもすぐに始められて、無理のない対策を5つご紹介します。
① 睡眠の質を整える
寝ている間こそ、自律神経は整えられます。
寝る前1時間はスマホをオフ
ぬるめのお風呂→軽いストレッチでリラックス
② 呼吸法でリラックス
深い呼吸は副交感神経を刺激します。
「4秒吸って、6秒かけて吐く」を意識してみましょう。
③ 温冷シャワーで自律神経トレーニング
朝のシャワーで、ぬるま湯→10秒だけ水に切り替える。
これだけで体の調整力がアップします。
④ 腸を整える食生活
腸は“第二の脳”とも言われる重要な器官。
発酵食品(ヨーグルト、味噌、キムチ)
食物繊維(野菜、海藻、オートミール)などを積極的に。
⑤ 軽めのリズム運動を習慣に
リズミカルな運動は自律神経と脳にいい刺激。
通勤時のひと駅ウォーキング
リビングでのラジオ体操などもおすすめです。
6.自分をいたわる“季節の整え方”
春の不調は、頑張っている人ほど見過ごしやすいもの。
けれど「気のせいかも」で片付けてしまわずに、
“季節にあったセルフケア”を意識することで、
驚くほど体と心がラクになることがあります。
完璧を目指す必要はありません。
できることから、少しずつ——。
あなたが、自分自身のリズムを取り戻すきっかけになれば嬉しいです🌿
最後に
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
このnoteでは、日々の暮らしの中でふと気づいたことや、医師としての経験から感じたことをもとに、「無理をしない」「ゆるやかで穏やか」な健康のあり方について、少しずつ綴っていけたらと思っています。
ときには、気になる話題や、美容やダイエットのお話、そしてちょっと気持ちがほぐれるような話題まで。
がんばりすぎず、続けやすい工夫を、ゆるやかにお届けできたらうれしいです。
もしこの記事が「ちょっといいかも」「また読みたいな」と思っていただけたら、
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これからも、毎日を心地よく整えるためのヒントを、医学的な視点と、日常のまなざしのあいだで、やさしくお伝えしていきます。
ここでの言葉が、あなたの一日を、ほんのすこしでも軽くするきっかけになりますように。
それではまた、次回のnoteでお会いしましょう。
Dr.にじまるでした。
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