イベルメクチンのNew Engl J Med論文について 短いお知らせ
こんばんは。遅くなってしまいました。3月30日にNew Engl J Medに掲載されたイベルメクチンが新型コロナウイルス感染症にぜんぜん効かないという論文に打ちのめされた人がいると、免疫力が減ってしまう!!

ので、少し補足します。この論文でイベルメクチン投与679人のうち半数はBMI30超えの肥満の人たちです。BMI30超えの肥満の人たちにはイベルメクチンが通常の人よりも大量に必要だからです。このように肥満の人が多いブラジルでの結果を日本人に直接当てはめることは難しいです

またイベルメクチンの投与開始が症状が出てから7日以内と理想的な早期即時投与よりもかなり遅いことも効き目を下げていると思われます
ブログに翻訳紹介を出しましたが、時間がなくて論文の図表を用いた説明は後日になります
http://fujita2011.livedoor.blog/archives/51840663.html
ただしだからと言ってイベルメクチンが新型コロナウイルスを撃退する理想の薬ではなくて、個人の免疫力治癒力は必要なので過信盲信はできません
コロナを5類へという声もあるようです。5類になると医療費無料ではなくなるらしいです。もう少し皆さんを守る手段がないか気をつけておきます
下記追加 4月1日
イベルメクチンをめぐって不確かな情報が多いので大きな迷惑と言ってるLancet Infectious Diseaseの論文の紹介記事を公開しました
ここで著者は明らかに誇大なイベルメクチン賛美のツイートだけでなく、疫学的な解析が正しい答えを出してないイベルメクチン否定の論文も結果の妥当性を科学リソースをさいて確かめなくてはならないので大きな迷惑と言ってます
http://fujita2011.livedoor.blog/archives/51832288.html
米ニューハンプシャー州下院で3月13日に薬局でCOVID19治療のためのイベルメクチン販売購入が可能である
上記法案が通りました。下のブログ記事で議員達のご意見を読めます
米国で、イベルメクチンの中毒が増えて困るとはどのような状況か?
昨年のブログ記事を公開しました。米国オレゴン州毒物センターにベルメクチンを服用して体調を崩したとの電話の件数は2021年8月に1月あたり84倍に増えて21件ありました。このうち、新型コロナ感染症予防を目的としたのは11人でした。全員男性でほとんどが60才以上です。中毒症状は、イベルメクチンを服用して2時間以内に出た人がほとんど です。残りイベルメクチンの入手先が明らかなのは医師または獣医師から入手した3人だけです。動物用医薬品を使用していた人が摂取した量は、1.87%ペーストが6.8 mgから125 mg、1%溶液が20から50 mgでした。ヒト用錠剤の摂取量は,予防のために週2回,1回あたり21 mgでした。量が多いです
米国オレゴン州毒物センターに訴えた21人のうち6人がイベルメクチン使用による中毒症状で入院しました。6人のうち4人がICUに入室しました
論文にこの6人がコロナ予防の目的で服用した人かどうか記載されていません。彼らの症状は胃腸障害4名,錯乱3名,運動失調と脱力2名,低血圧2名,痙攣1名だったそうです。計算すると人数が多くなるのは1人で複数の症状を呈したためです
このデータをどう考えるか?まず人用のを医師から入手したのは21人中2人だけであった。患者の体格が不明ですが、ヒト用錠剤を1回あたり21 mg摂取と用量が多すぎる。よって直接参考にできない
下の論文紹介記事を公開に戻しました
http://fujita2011.livedoor.blog/archives/51832444.html
