医療者の皆様に、オミクロンに効く薬を使ってもらいましょう!

月曜日です。首相官邸・内閣官房の皆様、こちらを見にきていただける時間になりましたので、第一文節を追加します

現在、新型コロナウイルス感染症COVID-19 診療の手引き 第7.0版で使用できる抗体医薬とされているソトロビマブとロナプリーブはオミクロン株にほぼ効きません。現在、オミクロン株BA.1、 BA.1.、BA.2に有効性のある抗体医薬はイーライリリー社のベブテロビマブ (日本未承認) だけです。ただし、1. 日本における世論として、おそらくオミクロンになってから新型コロナウイルス感染症は恐ろしくないという人の方が多いと予想されること。2. 日本の場合、生死のコモンセンスとしてベブテロビマブが使用可能になったなら、迷いなく大量に使用されると予想できる。1. 2. のことを明記する必要を感じ追加しました。2.の例として一つの診療の実例ツイートをご覧ください

ここから下が最初の記事になります

私の主張は、繰り返しになりますが、新型コロナウイルス感染症へ有効な抗体製剤を使用しましょう!というものです

神戸大学の感染症治療専門の教授が、ワクチン接種しない人の自由を認めるのが多様性だとわかっているけど、感染して入院して来られると多忙になりすぎて内心うんざりしてますが、多様性を認めないとと思って我慢して頑張って仕事してます、との心情を吐露しました

mRNAワクチン接種によって容体が急変した人は、最も激烈な症状の場合は、数時間から数日で静かに死亡してしまうので感染症医を受診しない、ということは別の機会に取り上げるとして

疫学や実験室の証拠は、たとえば、中国製の不活化ワクチンはオミクロン変異株に対して効果が無いことを当初から示していました。しかし、新たに対策を実行する前にオミクロン感染拡大を許してしまった香港では、現在、死亡率がピーク時の英国なみに上昇しています

では、BA.2が日本に入ってきたらやばい、を検証しましょう。Ho教授の研究チームのデータです。日本では12月22日の週に反転して、BA.1の増加が遅まり、BA.1にR346K変異が加わったBA.1.1が再び増加しはじめました

日本で流行している株の経時的変化

BA.2は2022年の1月12日の週から少し増加しましたが、すでに減少に転じています

これはどういうことかというと、BA.2はなぜか日本人で流行できずに自壊してしまうからです。なお、ウイルス自壊説については強硬なアンチが存在します

現在最新の、新型コロナウイルス感染症COVID-19 診療の手引き 第7.0版は2022年2月22日までの知見に基づいて作成されています薬物療法は49ページから

掲載されている薬剤は、

1. 抗ウイルス薬 (レムデシビル、モルヌピラビル、ニルマトレビル/リトナビル)

2. 中和抗体薬 (ソトロビマブ、カシリビマブ/イムデビマブ) 説明:カシリビマブ/イムデビマブはロナプリーブです

3. 免疫抑制・調節薬 (デキサメタゾン、バリシチニブ、トシリズマブ) 説明:バリシチニブはJAKヤヌスキナーゼ阻害剤、トシリズマブは抗IL-6受容体抗体です。バリシチニブのRECOVERYにおける有効性の論文についての説明はこちらです

さてそれでは、新型コロナウイルス感染症COVID-19 診療の手引き 第7.0版に記載されている中和抗体薬はオミクロン感染症に有効でしょうか?

上のグラフによると日本で流行しているのはBA.1.1です。査読済みのNatureの論文によると、RBD部位をターゲットとしたモノクローナル製剤のうち、日本で使用しているソトロビマブやロナプリーブはオミクロンにあまり効かない。ソトロビマブを注射すると治ると言ってる現場の医師がいらっしゃいますので、強くは言えないですが....

Ho教授の研究チームのデータで、ソトロビマブやロナプリーブの印のあるClass 3のグループでただひとつ、イーライリリー社のベブテロビマブがオミクロン株に有効です。やはり有効な治療薬を処方してもらうことが必要だと思います

Fig 2aのコピー

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Ho教授のチームの論文の説明はこちらです

FDAからのベブテロビマブ bebtelovimab LY-CoV1404に対する公的文書の説明はこちらです↓










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