外科医に「直接手当」──2026年診療報酬改定は医療を救うのか、分断するのか
外科医に「直接手当」がつく時代へ
2026年度診療報酬改定で、これまでになかった一文が現場をざわつかせている。外科医に対し、診療報酬を通じて「直接手当」を支給する仕組みが制度として明示されたのだ。外科医不足、過重労働、若手離れ──長年指摘されながら抜本策が打たれなかった問題に、国がついに“賃金構造”へ踏み込んだ形である。
一方で、対象診療科の限定、病院内での不公平感、開業医や他科勤務医への影響など、疑問や反発の声も少なくない。この改定は、外科医の未来を本当に変える一手なのか。それとも分断を生む場当たり的対症療法なのか。本稿では、その実像を整理し、現場目線で考えていく。
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