飯能球場に現れた剛腕 創価大学・山崎太陽投手を東京ドームで見よう
ドラフトオフィスジャーナルでは7本目の投稿となります、ドラフトオフィスメンバーのアオジュンと申します。今回も東海圏を飛び出し、創価大学の山崎太陽投手(④帝京五)を現地視察してきたので、自分なりに紹介したいと思います。GWの最後に凄い選手を見れたので、大学選手権で是非注目してください。
1. 山崎太陽投手とは
山崎 太陽(やまざき たいよう)
2003年7月6日生まれ(21歳)
身長193cm/体重86kg
右投げ右打ち
帝京五高校~創価大学(選)
東京新大学野球連盟リーグ戦成績(4年春)
6登板0勝1敗投球回13.1与四球3奪三振16防御率1.35
選手タイプ:斉藤 和巳(元ソフトバンク)
今年の創価大学は昨年の神宮大会で準優勝に導いた今年のドラフト最注目の立石正広選手(④高川学園)が中心のチームであり、リードオフマンの大島正樹選手(④敦賀気比)や古和田太耀選手(④新田)ら準優勝メンバーが主力に多く残る大型チームとして評判でした。
その中で投手陣は森畑侑大投手(現JR東日本)や田代涼太投手(現徳島インディゴソックス)の主力が卒業し、神宮大会でも活躍した斎藤優羽投手(④大体大浪商)が残っているくらいで、強力打線とは裏腹に投手陣に少し課題がある印象でした。
そんな中、山崎投手は昨春リーグ戦で3試合に登板したものの秋は登板無しに終わり、神宮大会でも登板がありませんでした。なので私も山崎投手の存在を知ることは今年の3月まではありませんでした。
3月中旬にスポーツライターの西尾典文さんがJR東日本と創価大学のオープン戦を観戦した際に、ドラフトオフィスに観戦レポートを挙げてくれました。そこには山崎投手のレポートもあり、西尾さんのマイガンで149キロを計測し、山崎投手の動画も載せてありました。
長身の割にアームはコンパクトでしたが、ベース板の上での強さを感じる投球を見せており、この動画を見た私は非常にワクワクする投球に見えました。
そしてその翌日にはプロアマ研究所で山崎投手の特集がアップされることとなり、一気に注目を集める選手となりました。
ちなみにドラフトオフィスでは山崎投手のレポートように西尾さんや野球太郎界隈のファームゲームイーターさんなどの有識者の方や私のような一般人アマチュア野球好きの人たちが観戦レポートを挙げ、アマチュア野球情報・ドラフト情報を共有するオンラインサロンとなっておりますので、情報量で言えば他に勝るとこしかない非常に面白いコミュニティだと思います。
それもサラリーマンスカウトさんの人望あってのことだと思ってます。私自身もここまでアマチュア野球観戦を楽しめているのは、ドラフトオフィスの影響がかなり大きいです。
興味のある方は是非ご入会をお待ちしております。会員数が100人近くになると、新規入会を打ち切るとかしないとか…(現在約80名)。アマチュア野球好き・ドラフト好きの方は是非入会をお待ちしております。
2. 今春の山崎太陽投手
2025年5月4日(日) 飯能市民球場
vs 駿河台大学
3回打者9人被安打0与四球0奪三振5失点0
ストレートの最速:148km/h
山崎投手は今春リーグ戦で3試合に登板し5回1/3イニングを投げていましたが、最長イニングが2回2/3とロングリリーフもあまりない登板機会でしたので、実際山崎投手が投げてる姿を見ることが出来るのかどうか、少し不安でした。
さらにこの試合は立石選手が達成すれば東京新大学リーグの連盟新記録が掛かる5試合連続本塁打の方がクローズアップされたり、創価大学は負けたらリーグ戦優勝が無くなる崖っぷちの状態であることの方がむしろ話題となっており、それもあって山崎投手の登板機会について少し不安でした。
試合は5回を終了して6-0と創価大学が終始リードしており、先発の石田陵馬投手(④市川越)がランナーを背負いながらも無失点に抑えていました。
そして6回裏、ついに山崎投手がマウンドへ上がります。

東京新大学リーグではスピーカーを使った部員応援が盛んであり、山崎投手が登板すると学級王ヤマザキのテーマソングでお馴染みの「ヤマザキ一番!」が流れ、球場全体が盛り上がりを見せていました。
そんな中、投球練習が始まると立石選手目当てでネット裏に来場していたスカウト陣が一気に仕事モードに入る態勢となるくらい、とてつもないボールを投げていました。
そして試合が再開されると打者相手にとてつもないボールを投げ込む山崎投手がそこにはいました
193cmの恵まれた体格を生かすようなフォームではなく、むしろ腕の振りはコンパクトながら打者の手元で加速するボールは、相手打者も対応に苦心しており、指に掛かったボールは皆振り遅れるほど勢いのあるボールを投げていました。
投球練習と最初の打者を見て、大器の片鱗を肌で感じました。今年も多くのドラフト候補を見て横並びに比較してきましたが、ここまでの衝撃を受けた投手は今年初めてだったかもしれません。ストレートも素晴らしかったのですが、この日はスライダーのキレも素晴らしく、ほぼコントロールを間違えることなくビタビタに投げ切るスライダーは芸術の域でした。
結局チームがコールド勝ちを決めるまで3イニングを投げて打者9人パーフェクト投球5奪三振とこれ以上無い素晴らしい投球でした。ネット裏から見ていて気持ちいいくらい素晴らしいボールを投げており、隣に座っていたMLBスカウトも立石選手目当てながら山崎投手にも目を輝かせていました。
この日は試合前と試合後にたまたまスポーツライターの菊地高弘さんにご挨拶する機会があり、試合前にお話した際には山崎投手目当てだというお話を聞けたこともあり、試合後は少し興奮気味の菊地さんが見られました。これは菊地さんが山崎投手の記事を出しそうだな、と思っていると早速そこで取材された記事が出ました。下記のリンクがそれになります。
やはり菊地さんの記事は非常に読み応えがあり、試合を見ただけでは知らなかった情報もたくさん書いてありました。試合での山崎投手の印象は菊地さんに近いものを私も感じており、やはり現地で彼を見る魅力というのも菊地さんは感じ取っていたのかなと思いました。
記事内に出てくるスカウトの話についても、近い話を自分もスカウト席の近くで聞いていたので、本格的にドラフト戦線に名を挙げたと言ってもいいと思います。
GWに飯能まで行ってどうなるかと思いましたが、最終的には満足しかない素晴らしい1日となりました。
3. 今後の展望

実際の指名感と言いますか、山崎投手のドラフト候補としての現在地は難しいところにあると思います。
投げてるボールは素晴らしいの一言ですが、まだ1度も先発していないとう点では、リリーフ投手として評価されているのかなと。そうなると上位では厳しいのでは?と思ってしまいます。
しかし、昨年は主にリリーフ登板だった明治大学の浅利汰門投手(現北海道日本ハム)や東洋大学の一條力真投手(現千葉ロッテ)が3位で指名されたことを考えると、山崎投手もその立ち位置まで来ても何ら不思議ではないのかなと思います。
190cm超えの長身投手で大学時に野手から転向したことを考えると、肩肘の使い減らしは少なく、秋に先発が出来ることが出来れば上位指名の扉が開くのではないかと思っています。
まずは創価大学が大学選手権に出場するので、1回戦・2回戦は東京ドームで試合をするということもあり、山崎投手が東京ドームで見れる可能性は高いです。
皆さん、是非山崎投手を見に東京ドームへ行きましょう!
