「魔法使いの約束」感想と妄想―「涙の果てで紫花の微睡み」②
※ネタバレにご注意ください。今回しっかりめに6周年イベントストーリーのネタバレをします。
【イベントストーリー編】
涙の果てで紫花の微睡み
前回の感想編に引き続き、こちらでは「ミスラの約束」が今後どうなっていくのか、妄想していきます!
今回は短めに、言いたいことだけ言いますので、お付き合いくださると嬉しいです!
〇ミスラの約束の行方についての妄想
ミスラとチレッタ、ミスラと南の兄弟の関係性が好きだ!!!
特に、不器用に「譲り合い」をしようと、理解し合おうとするミスラとルチルの関係が好きです。
そして、これまでフィガロやレノックスに真正面から受け止めてもらえていなかった「強くなりたい」思いをミスラに受け止めてもらってのびのび魔法を使うミチルとそれを嬉しそうに見るミスラの関係も好きです。
自由奔放の代表のような性格のミスラが「約束」によって不自由を強いられてしまう、という設定が、まほやくって秀逸だなと思います。
不気味で美しくて衝撃的で素敵な設定を次から次へと出してくるまほやくって本当にすごい!
不自由で温かい絆を象徴する「約束」がこのゲームのタイトルに組み込まれているのも、物凄くストーリーの方向性を決定づけているようないないようなそんなような気がします。
つまり、この「魔法使いにおける約束」の設定が大好きですと言いたいだけです。
さて、本題。
ミスラと南の子どもたちについて。
彼らは「約束」で繋がっていますが、その「約束」は今後、どんな風に扱われるのでしょうか?

〇ミスラの「南の兄弟を守る」約束の範囲は?
ミスラの約束が今後、どのように取り上げられるかを考える上で、まずミスラの約束の範囲を考えてみたいです。
身体的な安全を守ることができたら「約束を守っている」のか、心の自由も含むのか、南の兄弟の命が無事であれば「守れた」判定になるのか…。
2周年ストで、「心が『約束は続いている』と言えば魔力は維持される」ということが明かされました。
ここから考えるに、この約束の範囲は「ミスラの心次第」と言えそうです。

ここでは、1部の頃とは「守る」の意味がミスラの中で変化しているのでは?と解釈してみたいです。
1部ではミスラは、ルチルとミチルを封印しようとしました。
つまりは「命さえ守れればいい」という約束だったわけです。
しかし、その後のイベストや2部を経て、5周年ストでは子どもたちの気持ちを気にする様子も見られたりしています。
その様子を見るに、今のミスラは約束を「子どもたちの命も心も無事であることが重要」と捉えているのでは?と感じます。
この後は、この解釈が正しかったとして…、を前提に妄想を進めてみます!
〇今後、ミスラの約束の行方は?
ミスラの約束の意味、と言い換えても良いかもしれません。
一つは勿論、ミスラと、ルチルとミチルとの関係を描く取っ掛かりの意味があるかと思います。
それまで周囲に無関心だったミスラが気にせざるを得ない相手が出来て、「世界と繋がっていく」姿がこれまで描かれてきて、
それは間違いなく、「約束」があったからこそ描かれたものです。
孤高の北の魔法使いが他者を気にして情を学んでいくための約束であり、
大事な師匠であったチレッタに「置いて行かれた」と思っているミスラが、チレッタが心から愛し守ろうとした物を知るための約束でもあるのかなあと勝手に解釈しております。
と、ここまではメインストや周年ストでイベストでたくさん描かれましたが、
ミスラが「約束してよかった」と思えるようになる…………、
だけでは終わらないのがまほやくです!!!
物事を「悪いだけ」でも「良いだけ」でも終わらせない。
まほやくはそんな風に、複雑で難儀で尊い感情や関係性を、大事に大事に扱っていると思いますので、きっとこのミスラの「約束」に関しても、良い悪いの両面が描かれると信じています!
その両面をもって、ミスラに破れない約束がある意味が描かれていくのだと思っています。
では、ミスラの約束周りの話は、3部以降の物語でどのような展開を見せるのか…、妄想してみます!
① 「命(身体的な安全)を守る」を優先するパターン
② 「心を守る」を優先するパターン
③ 「命も心も守る」を両立しようとするパターン
個人的にはこのどれかかななああ違うかなあああ、と考えています。
① 「命(身体的な安全)を守る」を優先するパターン
まず、ミスラが、ルチルとミチルの命(身体的な安全)を一番に優先して守るパターンを妄想してみます!
現在のミスラも勿論、南の兄弟の命を大事に思って、彼らが簡単に死なないように魔法を教えようとしています。
微笑ましいです!一生懸命修行しようとするミスラがもっと見たいです!

「流離の神に捧ぐ祈りは」イベストより
しかし今後もし、ミスラがミチルのリスク(予言)を知ってしまったらどうなるか?
もしミスラが命が最優先、と思えば、ミチルに強い魔法を教えることを辞めてしまうのではないかと思います。
フィガロと同じく、ミチルの不吉な予言を遠ざけようとするからです。
ミチルを大事に思って、彼の不幸を阻止しようとするからこその行動です。
が、もしそうなった場合、ミチルの目から見ればミスラに急に見捨てられたように見えてしまうかもしれません。
徐々にミチルが周囲の大人たちに不信感を抱き、自身への失望を感じるようになる可能性も低くないかもと感じます。
⋯結果、ミチルは「ミスラさんも僕に教えてくれなくなった」と闇堕ちしてしまうかも、しれません…。
闇堕ちして、逆に、破滅の予言にさらに近づいてしまうわけです。
そうしてミチルを案じた行動が裏目に出てしまって自責に駆られるミスラを、ルチルが支えるのかもなあと思っています。
そういう妄想ばかり捗ります…。
最終的に、ミスラとルチルが2人で「ミチルの願いも叶えつつ、予言も阻止する方法」を考えつくのが良いと思います!
② 「心を守る」を優先するパターン
もしミスラが、ミチルとルチルの心を守ることを尊重しようとしてくれたら、を考えてみます!
心を守るパターンでは、ミスラがミチルの「強い魔法を使えるようになりたい」気持ちを尊重して、強い魔法を教え続けてしまうんだろうなあと思います。
ミスラがもし、ミチルの予言を知ったら激昂して否定すると思います。
そしてそのままミチルの修行を続けるものの、内心では双子の不吉な予言が外れないことも知っているので、壮絶な不安を抱きながら過ごすような気がします。
ルチルもまたミチルの心の自由を守るほうに傾くパターンで妄想してみます。
もしルチルもまたミチルの予言を知ったら。
それでもミチルを強くしようとするミスラを見たら。
ルチルもまたミチルの「強い魔法使いになりたい」気持ちを受け入れるのではと思います。
ルチルはミスラに「自分やミチルが例え命を落としても、ミスラは最期まで自分たちの心こそを守ろうとしてくれたのだから、ミスラは母様との約束を守ってくれている。」と話すんじゃないかと妄想しています…。ふふふ…しんどい……。
もしそうなれば、もうミチルを止めることは出来ないと思います。
ミチルの予言を知って止めようとしているフィガロやレノックスが力不足ということではなく、
どうしてもミスラやルチルの意思によって物語が左右されることに意味がある気がしてしまうからです。単に個人的な感想です。
その結果、ミチルが強い魔力を得て、「南の魔法使いを滅ぼす」予言が成就されると思います。
で、ここからも超個人的な妄想を展開するのですが、
もしミチルが予言を叶えるなら、まずフィガロ先生を石にして、ルチルとレノさんを石にして、歯止めが効かなくなって、全ての南の魔法使いを石にする⋯という順番で破滅していく妄想を常々しています。
この妄想が当たっている根拠が何もないのですが、万が一当たっていた場合、この妄想に倣ってみるとミスラは、ルチルの石になる瞬間に直面してしてしまう、気がしています。
そんな光景キツすぎますが、ちょっと見てみたいです絶望するミスラを。
※ちょっとここからしっかり6周年ストのネタバレをします。
6周年ストーリーを見て思いましたが、ミスラは自分の欲求に正直な分、感情の動揺が魔法の出方に直結しているんですね…。


初めて見ました⋯
(6周年ストより)
となると、ミスラはルチルを亡くした後、「約束が守れた」と信じられずに魔力を失うんじゃないかと思います。
いくら事前に「心を守れたら、約束を守れているから気にしないで」とルチルに言ってもらっていたとしても、ミスラはいざ南の兄弟の死に直面すれば「守れた」と思えない気がします。
……まあ、うん。
これは本当に妄想です。
だって、メインキャラが死んじゃうわけないもん。ここまで絶望だとみんな読むの辞めちゃうもん。
ということで、ミチルの予言が叶って南の魔法使いが絶滅した後、なんやかんやあって、ミチルが生まれた時に貰ったルチルの命を取り出して、ルチルが幽霊になるとかどうでしょう?
ホワイトの前例があるため、絶対有り得ないわけではない気がしています。
そうしてルチルが仮でも生き返れば、
ミスラは、チレッタを亡くした時に叶わなかった「チレッタを生き返らせる」願い(←そんな感じの事をキャラエピか何かで言っていた気がするが妄想の中だけの話かもしれない。記憶があやふやで申し訳ない。)を、今度こそ叶えることができるんじゃないかなあとか妄想しました。
さて、①と②のパターンをそれぞれ妄想しましたが始めに言った通り、
今のミスラは約束を「子どもたちの命も心も無事であることが重要」と捉えている、
という解釈を、自分はしています。
ですがさっきのパターンを考えると、ミスラは、兄弟の命を守るか、心を守るか、選ばないといけなくなるかもしれません。
つまり、板挟みですね。
ミスラさん、大丈夫だろうか⋯???
③ 「命も心も守る」を両立しようとするパターン
ミスラがフローレス兄弟の命も心も守ろうとしたら?を考えます。
今回のイベストで、ミスラはただ命を守ろうとするだけでなく、ルチルの心を尊重して背中を押してもくれました。
だからそういうミスラもあり得なくないなと感じます。
ですが、ミスラさんは不器用です。
心の内側は案外繊細で豊かなのに、自分の気持ちや人への思いやりを表現するのが不器用です。そこが魅力でもあります。
今後もその不器用さが発揮されていくと考えると、フローレス兄弟の命と心、どちらも守ろうとして上手く行かない展開が想像できます…。
いえ、違うかもしれませんが、まほやくのストーリーはそんなに読者に甘くないので十中八九上手く行かないんだろうと常に最悪を覚悟して妄想しています。
そうしてミスラさんが不器用を発動してしまって兄弟を守ることに失敗したら、魔力を失ってしまいます。
この場合、考え得る失敗は…やはりミチルの予言が叶ってしまう事ですかね。
2部で、マナ石を食べる食べないを巡ってこのままミスラとルチルの関係がこじれていくのかなと予感させたものの、
こちらのイベストで仲直りできて良好に戻っているので、再び別の事でルチルと険悪にはなって欲しくないなあと思ってしまったりします。
特に今、ミスラとミチルの関係がちょっとだけ危なげに見える時があるので、余計にルチルとは良好なままでいてくれ!でないと耐えられない!という気持ちになってしまう…。
ということで、波乱があるとすればミチル関連で、
ミスラが全部を守ろうとするも全部は守り切れず、魔力を失くす流れがありそうかなああああ無いかなああああ???と思っています。
で、そこからどうやってミスラが魔力を取り戻すのかが描かれていく展開が見てみたくなります。
個人的には、まほやく世界における約束は「絶対」ではなく「心次第」だと考えています。
一度約束を破ってしまったら失った魔力を二度と取り戻せない、というのではなく、約束の捉え方次第で魔力を取り戻せるのではないかなと。
取り戻す手段……なんだろう?
一つ考えつくのは「約束そのものを忘れること」でしょうか?
約束した記憶そのものを消してしまえば、約束を破ってしまったことも忘れられるので魔力を取り戻せるというわけです。
そして、もしミスラが「ルチルとミチルのことを忘れる」選択肢があることを知ったとしても、きっとそれは選ばないんじゃないかなと思います。
6周年ストでミスラは、ルチルに忘れられる経験をしました。ミスラにとっては忘れがたい経験だったと思います。
だからこそ、それをフローレス兄弟に味わわせることを選べないと思っています。


そういうミスラの葛藤や覚悟が描かれて、その後、ではどうやって「約束」に向き合うのか? ミスラ自身が決断するところが見てみたいです!
もっと長々と書きたい気持ちもありますが毎度長くなりすぎるので根拠のない妄想は以上とします…。
で、ここまで考えて、ルチルの立ち位置って特殊だな…と気付きました。
なんかこう⋯特殊だなあ。
彼の立ち回りを見るに、他のメインキャラクターたちより、賢者様の位置に近い気がしてきました。
そのことをこのあと妄想してみたいと思います…。
長くなりますので一旦区切ります。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました! 次も良ければ見て頂けるとうれしいです!

「譲り合い」をしようとしてくれるミスラが大好きです!

