「魔法使いの約束」感想と妄想―「涙の果てで紫花の微睡み」①
※ネタバレにご注意ください。特に、2部のネタバレを平気でします⋯。
【イベントストーリー編】
涙の果てで紫花の微睡み
2部後のイベストです。2部の重大なネタバレを含みます。
ということは、それだけメインストーリーと地続きに大事なイベストなんだな!という認識で合っている、のだと思っ⋯思ってます!!!
ミスラとルチルとミチルについて、最近よく考えています。
で、妄想しているうちに、ミスラたち周りの関係性の変化や、各人の将来を暗示するようなイベストを読みたいなとふと思って、
そういうイベストあったよなあと遡って、
表紙のルチルのカッコ良くてどこか憂いを帯びた儚げな顔に行き着いて、思わずイベストを開いて、
気づいたらこちらを読み返していました。新鮮に驚きながら読みました。
読んだあとで言いたいことが溢れてきまして、つたない感想ですが、この場で共有したくなりました。
まずは、ストーリー感想を好き放題言います。
毎度、短く簡潔に感想を言おうと努力はするんですがすぐに諦めてしまいます。
まほやくを短く語るのは多分自分では無理です。
言いたいことが溢れてしまうのと、「あれを言い足りない…!」という未練を残したくない気持ちが湧いてきてしまうので。
そういう感じで今回も長々語りますが、どうぞのんびりお付き合いください…。
そして、感想を言った後、「ミスラの約束の行方」と、「物語上のルチルのテーマ」をそれぞれ妄想していきます!
まず、ミスラの約束。
ミスラの「約束」は「魔法使いの約束」というタイトルがついている以上、最も優先して考えるべきことの1つだったのだろうと思うのですが、
今日まで後回しにしてしまっていました⋯。
言い訳しますと、ミスラが約束をした理由は1部ですでに明かされていて、
妄想を展開する余地があるとすれば、彼の「約束」が彼の人生にどういった影響を与えていくのか?
1部で「大事な人なんていません。」と言い切ったはずのミスラはどんな人物になっていくのか?
といった点だと思うのですが、それがまあ、なかなか見えない。
少なくとも自分はそう感じてきて、やっと2部を経て、その後のイベストも経て、あっ!もしかして!となりました。
ミスラの約束については、そういう話をしたいです。
さて、物語上のルチルのテーマはというと。
例えば、ヒースクリフを代表するキャラクターたちは、まほやくの物語におけるテーマが明確になっていることが多いと思うのですが、
ルチルに関しては本当に立ち位置が見えないキャラだと、個人的に感じてきました。
しかし、こちらのイベストはルチルがメインで描かれて、しかも彼の悩みや怯えも、描かれました。
そこから、少しだけ彼の人生のテーマ?のようものが伺えた気がしました。全然的外れかもしれませんが⋯。
ほんとはミスラさんの約束の妄想だけに留めようと思ってたんですが、
いいや!喋りたいから喋っちまえ! の乱暴な精神で、この機に妄想してしまうことにします!
今回は長いので、休み休みお付き合いください!
〇ストーリーの1話ごとの感想
ルチルとミスラの関係性の小さな変化、特に心境の変化や、互いへの理解(ルチル風に言うと「歩み寄り」)を、
特に美しく情緒的に描いているイベストだなと感じています!
2部から地続きの話で、ルチルにもミスラにも複雑な感情が渦巻いていたんだ⋯とやっと気づけました⋯。
ミスラの甘えが見えるシーン(7話)が個人的お気に入りです。
悲しくて切なくて美しくて儚くてすごく好きなストーリーでした!
1話
・誰かの過去回想から始まりました。
・「カラスの魔女」「涙の姫」がメインっぽいですね。
早速、複雑な感情がこもっていそうなセリフが詰まっていて、「姫」のボイスがすごく聞きたい…。
・ところ変わって魔法舎。サクちゃんが耳を動かすモーションが可愛い。
・落ち込んでいるルチル、珍しいですね。しかもこんな夜中に外で落ち込む姿を見せるとは意外です。
・「タペストリー」! おしゃれそうな響きです。これ、賢者の魔法使いそれぞれがモデルのタペストリーが見てみたくなります。
それぞれのマナエリアを背景にしたものがいいなあ。妄想が広がってしまう…。
・ミチルとリケとルチルが揃っている空間がほのぼの平和すぎてずっと居たい…。
・魔法使いの家は、中央の国でどういう立ち位置になっていくのか今後が気になりますね。
・もう幾度となく目撃した覚えのある、オーエンとミスラの喧嘩です!
・ちょっと!!!オーエン!!! 破っちゃ駄目でしょ!?!?!? ミスラ!!!踏んじゃダメ!!! オーエンさらに蹴っちゃダメ!!!
・子どもたちの傷ついた顔がつらい…!!! そりゃあもうルチルも怒ることでしょう。
・ルチルの怒りようにびっくりしてどこかに行くミスラとオーエンは行動が幼児だ…。
多分これまで真正面から怒られた経験があまりなかったんだろうなあという感じ。
・その時のことを振り返って反省できるルチルは人格者ですね。
違う人の視点に立って考えるのも言うのは簡単ですが、実際なかなか難しいですし…。


・ルチルも賢者も根っこの善性は似ていますが、
ルチルはかなり性善説寄りで、賢者はフラットですね。
個人的には、ここについてはルチル寄りの意見です。
勿論、オーエンもミスラも反省はしないかもしれませんが、魔法使いは心に関する話題にはつい関心を向けるイメージがあるので、
もし「これがこういう理由で大事なんだ。だから悲しいんだ。」と心の内をはっきり言葉にすれば、何か感じ取ってくれるような、くれたらいいなあというような気がします。
・ルチルは「(自分が)上手くいかないなあ。」と悩むのですね、すごく先生。こんな先生がいて欲しい。
・「せいっ!!」の気合入れビンタで切り替えられてしまうところがルチルの強さだなと思います。
・ミスラの部屋でくつろぐオーエン。
数時間前まで殺し合いの喧嘩をしてたのに。なんかこうこっちが脱力しますね…。
でも不思議と不思議じゃないから不思議です…。
・久々に、色んな人に自慢したがるミスラが見れてここは満足ですね。
ミスラのドヤ顔は本当に可愛い。
2話
・ミスラが呪いつながりでファウストと仲が良いの好きなんですよね。
それはそうとして、空間の扉で突然会いに来られるのはきっと東のみんな苦手だと思うのでやめてあげてください…。
・ミスラの部屋、たくさんルチルがあげたものが置いてありそうで微笑ましいですね。
・昼に怒られたこと、2人とも覚えてはいた!
タペストリーは多分、見えてもいなかったんじゃないかと思いますが。
・ファウストに自慢するミスラ。「そうでしょう? すごく、すごいんです。」←超かわいい。
・「土着の呪術儀式」…聞き慣れない用語が出ました…内容を聞くと確かになんとなくミスラっぽい…。
・再び過去回想。涙の姫からカラスの魔女に依頼…。
度胸があって決断力がある姫、かなり好きなキャラクター造形です。
・青と紫の衣装! アーサーとヒースクリフの高貴さが引き立ちますね!
・「まあ、悪くないんじゃない。衣装だけは。」←オーエンが素直に褒めてる!!!
オーエンってクロエの衣装に関してだけは絶対に貶さないですよね。そこがいい!


褒められて「えへへ…。」と照れ笑いするクロエがめちゃくちゃ可愛い!!!
・「中央の国の建国前」というと、ファウストの生まれた時代でしょうか?
・大鴉…回想の気弱そうな様子を見るに魔女は逆恨みする性格には見えませんが…。
姫が眠りの儀式をして眠らせたのは分かりますが、何故「退治や封印を禁じ」たのでしょう?
・アーサーとファウストの受け取り方の違いがしんどい。
ファウストは完全に過去の自分とアレクを重ねている気がする…。
3話
・「血も涙もない」から「涙」の姫って、そんなあだ名になるとは…。
・ヒースクリフもフィガロも事情を知っているのが不思議ですね。有名な話?
・「僕はよろしくされたくない。」←よかった、これこそいつものオーエンだ。
・ミスラは自分のカッコいいところを自慢したがりますよね、いっつもオーエンやブラッドリーが巻き込まれているイメージ。
・涙の姫の城、全体的に藍色。落ち着く色合いです。
・繊細なヒースクリフが「なんだか頭が重い…」となっているなら、何らかの異常があるという証拠です。
毎度のイベストでそうです。ルチルだけなら二日酔いの線もありますが。
・ヒースがさらっと自分で「感覚を鈍麻させる」魔法をかけるところ、ちょっと感動しました。
初期の、東祝祭のイベストでファウストがヒースにかけてあげていたかと思うのですが、ここではもうヒース自身で使えるようになっているんですね。
時々、若い魔法使いたちの成長がさりげなく、さらっと描かれるところが好きです。
・フィガロが右手で左腕を擦りながら(おそらく考えている時の癖)、「俺のところにおいで。」と言ってくれる。
頼もしすぎる。ボイス、ボイスで聞きたい!
・あ、やはりここは中央の国の城なんですね。涙の姫の性格からして中央っぽさありました。

・「中央の魔法使いは気質的に、元の住処を空けがち」と意味深なのかそうでもないのか指摘するフィガロに、
「確かに」と心当たりのある中央出身のファウストとアーサー。
ここのやり取りなんか好き。アーサーとファウストが似ているところが見れるのが好きなんです。
・ミスラはさっきからずっと「専門家」という言葉に有頂天になっていらっしゃる…。
・寝室、きれいですね。ベッドが真ん中で寝るためだけの部屋!と言う感じ。
・「カラスと人をぐちゃぐちゃに混ぜたような、奇怪な怪物だった。」
まほやくは突然ぎょっとする描写を挟んでくるので心臓に悪い。
・サクちゃんは警戒モードだと尻尾が紫に変わるの好きです。
・オーエンが「話せない」と教えてくれる。
色々なイベストでオーエンの動物と話せる能力が役立っていて、結構ストーリーのカギになることが多くて好きです。
・「魂が歪んで、ねじれきった」となると、カラスの魔女は自ら望んで怪物に変化したわけではなく、何か事情があったんじゃないかと思わされます。
・ミスラ「キレると面倒な感じでもないですし。」
ここまでだけだと怪物になってカラスの魔女の人格が変わってしまったという印象はないですね…。
気弱で優しい性格のまま痛みに耐えているとしたらかなりつらそう…。
・「領民の心情や金銭の負担を考えたら」という領主らしい視点を語れるヒースクリフ。
・「青い影」きっと涙の姫の亡霊なんだろうな…。
・みんなに号令をかけるファウスト。すごく先生らしくてリーダーらしい。
こういう指示の出し方が様になりますよね。
特に理由はないですがテンション上がりました。
4話
・カラスの魔女の言葉がもう答えでしたね。
「退治は殺すことと同じ」「封印は、悲しみや苦しみを、生々しく閉じ込めるだけ」「眠りにつかせれば、時間が痛みを癒す可能性がある」
この解釈を聞いていた涙の姫が、あえてカラスの魔女を「眠らせた」なら…。
・カラスの魔女と涙の姫の友情が、友情が眩しいけれど!
このあと悲劇が待っているのがもう先に描かれてしまっていてつらい!
・儀式の準備が始まりました。
・アーサー、王子様の所作です! カッコいい!!!

・若い魔法使いたちの交流。一生懸命準備をするこの感じは文化祭みたいな空気感ですね。シチュエーションは全然違いますが。可愛いなあ。
・と思ったら、うぐっ…。
フィガロも「仲がいいねえ。見ててほっこりするよ。」と自分と同じ目線で見ていた。
フィガロとカブってしまった、あ、いえ、嫌なわけではないんですがなんかなあ…。
・場の秩序が乱れたのは、儀式のせいかあ…。
涙の姫の心遣いが報われていない予感がしてきて悲しいストーリーの気配が迫ってきましたね…。
・年長の魔法使いたちが口をそろえて「不完全な儀式だ」というならそうなんだろうなあと思います。
それでも、とりあえず依頼の通りにやってみよう、となるのはどんな事態になっても対処してくれる大人たちという感じで好きです。
・ルチル「悪いものや不審な人だったらフィガロ先生たちが気づいていると思うので」という何気ない台詞にフィガロたちへの信頼が見えて嬉しいです。
・病を治せないことで追い詰められ始めて、感情的になるカラスの魔女。
間違いなく姫は魔女を心配しているのに、多分魔女は気づいていない…。すれ違いですね…。
5話
・おそらく「涙の姫」の亡霊を追いかけるルチルと賢者。
・過去回想も勿論好きですが、過去回想では読み取れなかった姫の表情などが賢者の描写力によってあらわになっていくのが好きですね。
晶賢者の見た景色が地の文に起こされているとやっぱりまほやくしてるなあ!という気持ちになる。
・涙の姫の手記! 400年前の書き言葉(話し言葉も?)は現代とは違っているんですね。
長寿の魔法使いたちの口調が過去回想と現在では変わっていることがあるのも納得できます。
・姫の手記にカラスの魔女が『自分のせいで、怪物になってしまった』とあるのがストレートに切ない。
・姫の手記からして、姫は中央らしくまっすぐで無骨で厳格だけど公平で身内を気遣える性格っぽいですね。オズっぽい感じ。好きです。
・これまでの回想でずっと伏せられていたのに、追放する時になって初めて姫が本名を名乗って、カラスの魔女の実名が呼ばれることがすごく苦しい。

・ここの姫と魔女のすれ違いが、苦しいを通り越して悔しくなります。
姫は絶対にカラスの魔女を信じているから、「ほとぼりが冷めるまで…」と魔女を守ろうとしたし、
魔女は常に偏見に晒されて追い詰められている最中に、精一杯尽くした相手からの「追放」の言葉を聞いてパニックになってしまったし…。
姫様あああ…。言葉足らずだよおおおお。とずっと呻いてしまう。
・このカラスの魔女の変貌は、ひまわりエチュードで描かれたような「自分の呪詛に飲み込まれる」現象なのか…?
・姫の手記の『声に出して、彼女の献身を労わるべきだった』に、
そうだよ!姫様が一度でも言葉に出してあげればよかったんだよ!と言いたい気持ちと、
言葉に出さなくても信頼が伝わっていると思うくらい姫が魔女を想っていたんだな、という納得が同時に沸いてきます。
・オーエンが人の噂が、口伝いで魔法使いに悪いほう悪いほうに変わっていったんだと予想しているところ、きっと事実なんだろうなと感じる。流石オーエンは人の悪意に詳しい…(褒め言葉です)。
・フィガロの言う「魔法使いへの偏見が輪をかけて強かった」時代が400年前くらいと考えると、
その時代生まれのファウストが「英雄」になったのはすごいことだし、
その時代生まれのラスティカが魔法使いと知られながらも「月と太陽に愛された子」と言われたのはすごいことだなと感じますね…。(←2部の話、ネタバレすみません。)
6話
・賢者の言語化してくれた「失望と、やるせなさ」は、確かに姫は感じていたんだろうなと思います。
失望…失敗した自分への失望でしょうか…?
・ルチルの提案、すごく分かりやすいし、誰も否定しない話し方をするから聞き入ってしまう。
こういう風に話してくれるところはルチルに教師っぽさを感じて好きです。
・言葉を忘れてしまった怪物に、手記の内容を伝える…難題ですね。
・ファウストは「人と魔法使いは一緒にいれない」という考えが一貫していますが、
今回の場合に限っては、姫と魔女は、人と魔法使いだったからすれ違ったというより、
お互いに相手の言葉を聞いて自分の気持ちを伝え合う時間を作れなかったからすれ違った、という感じなのでそれさえできていれば良かったんじゃないかと思う…。
・ここはもしかするとファウストは心の底から「人と魔法使いの友情を否定したい」ということではなく、
ルチルが傷つかないようにを最優先にして、あえてきっぱり言ってくれたのかもしれませんね。

・アーサー!!! こちらが言いたいことを全部言ってくれる!!!
みんなが落ち込みかけた時に、希望に繋がる道筋を示してくれるのはいつもアーサーな気がします!!! 大好き王子様!!!
・アーサーやルチルや、クロエやヒースクリフなど若い魔法使いたちが「理解し合える」ことを信じているのが魔法舎での暮らしのおかげとするなら、
そういう姿をここまでずっと見せて来てくれたのは年上の魔法使いたちでもあるんだと思います。
ファウストこそ、いつも親切で優しく気遣ってくれる保護者であってくれたから、クロエからも「俺たちも、魔法舎で一緒にいられてるでしょう?」という台詞が出るんだと思います。
・ファウストが折れてくれた!
ここのシーン、若い魔法使いと年長魔法使いたちの対比と共に、
賢者の魔法使い同士が月日を積み重ねたからこその「根拠のある信頼」を感じるので結構お気に入りです!
・ルチルの身の安全を優先したいミスラ。
ミスラからすれば、意味ある事に見えないので納得いかないのも当然だろうな…。
・反論しづらい言葉がつらつら出てくるフィガロ、流石です。こういうフィガロが丸め込みにかかる場面が好きです。
・アーサーとファウストの会話。二人きりになるのは珍しい組み合わせ。
7話
・アーサーはファウストの心を気遣って、感謝を伝えるために来てくれたんですね。
そんな気遣い、大人でもなかなかできないのに。
・ファウストは「若者たち」の力を信じてくれている…いや、知っているんですね。自分たちも経験したことだから。
・ファウストの「きっと明日、僕の予想は裏切られて、きみたちは姫と大鴉に奇跡を起こすだろう。」の言葉、本心でそう思ってくれていたらいいなと思います。
個人的に、ファウストは恨んだり呪ったりしているより、信念や希望を抱いてそこにむかって突き進んでいるほうが似合うように思うので…。
・ファウストはアーサーに、アレクの面影を見るようなことはあっても、アレクと決して同一視しないからすごいなあ大人だなあと思います。
・オーエンとクロエだ!
・クロエ「この世界に、味方はひとりもいないって気持ち」
これはクロエが子どもの頃に経験した気持ちなんだろうと思いますが、
この感情から逃げずに向き合い続けて、いつも誰かを気遣っているクロエは優しくて強い子。クロエ、大好きです。
・オーエンの「ほら、できない。」はここは、少し苦しいですね。
というのも、オーエンは、最初から信じないでいる孤独のほうを選ぼうとしていますが、
多分それはおそらく、そのほうがクロエを一度信じて裏切られることと比べた時にましだから、という気持ちが無意識にあると思うんです。
違うかもしれませんがあったらいいなあ。すみません、オーエンとクロエのやり取りが好きなオタクの戯言です。
・咄嗟にオーエンの手を握るクロエ。
クロエがただ純粋にオーエンに「あったかい」気持ちを伝えようと動いてくれて、自分のしたいこと(手記の内容を伝えたいのではなく、大鴉に姫の感情を伝えたい、と言う話)をオーエンに懸命に伝えようとしてくれる…。

・言葉には嘘を吐けるけど、手の温かさに嘘はない、と悪意の言葉を操ることが得意なオーエンに理解させるシーン。
言語化できないけどすごく、こう! すごい!
・手記を読む練習をするルチルと、ルチルを探しに来たミスラ。
・『忘却と赦しの目隠し』…これを提案してくれたこと自体、ミスラの譲歩に思えます。
1部の頃なら問答無用で「退治する」と言っていたはず。
・ミスラの何気ない「夜更かしもしなくて済む」に、ルチルへの親愛がある気がしてならない。
だって、ミスラの約束のためだけであればルチルが夜更かししようがどうしようが身の安全が守られていればいい、と言い出したっておかしくないですし。
・ルチルが「私のために考えてくださって、」と添えてくれて、いつもルチルは、ミスラの気持ちを受け取っているよというサインを出してくれるから読んでいるこちらも安心できます。
こういう、相手の立場に立って考えるが自然に身に付いているルチルはすごいなあ見習わないとなあという気持ちになってきます。
・「せっかく俺が考えてやったのに。」といじけるミスラ。
自分の提案が保留にされて不服というより、ルチルに甘えているからこその台詞に見える。
2周年ストでフィガロもそんな感じのことを言っていました…。
・「マナ石を譲ってやった時もそうです。」
!?!?!?!?!?
ちょっ⋯いきなり、急にやめてください! 2部のトラウマの一つを思い出してしまった!
・ミスラの中で相当納得いかなかったんですね、怒りが再燃していらっしゃる…。
珍しくミスラの台詞にびっくりマークがついています。

・なんだかここ、ミスラが癇癪を起こす幼児に見えるな…。
・この口喧嘩は2部の時よりは安心して見れます。
おそらく、ミスラもルチルも根底には、「自分の気持ちを分かってほしいし、相手の考えを分かりたい」の気持ちがあるのが見えるからかなあと思ったりします。
・「分かり合う難しさ」「それでも大事な相手に気持ちを伝えたい」はこのイベストの大事なテーマだと思うので、
ここで二人の言い争いが起きたのも、「それでも分かり合いたい」に繋がる伏線であってほしいと思いますし、今後のメインストでもそうであってほしい。
・ルチルの考え方の「自分は自分だし、弟は弟」と言い切るのが凄いです。
そこを切り分けられないままずるずる悪いほうに物事が進むのって割とよくあることだと思いますが、ルチルはそうはならないと思えます。
・ミスラに「ただ反抗した」わけではなく、「価値観が違う」だけなんだよ、を説明しているルチル。
・一度怒ったけど、今はじっと聞いてくれるミスラもすごく努力をしてくれているように見えます。
理解はできなくても頑張って聞こうとしてくれているのは、それだけルチルが大事になってきているからなんだろうな。
・約束を破られることを気にしているんだろうと思っているルチルを、「そういうことでもないんです。」と否定するミスラ。
本当に「うまく言えない」だけで心の内では、約束云々ではなく、ルチルとミチルが大事になってきているんだと思う!
というか絶対そうだよミスラ!
早く自分の感情に気付いて!!
ルチルに言ってあげて!!!
8話
・退魔のお守りをくれるミスラ。
これがミスラなりの、ルチルに譲ってくれる合図なんですね。
ルチルの心を優先してくれた! 優しい!

・朝になって儀式の始まりを待つ賢者たち。
・オーエンが来てくれた。言っていることは性格が悪いけど。

・爽やかな笑顔のオーエン!??? カッコいい!
けど、意地悪な顔に普段見慣れてしまったものだから物足りない!
・かしこまった身のこなしのミスラ、是非是非映像で見たいのですがいつアニメ化しますでしょうか!?!?!?
・不意打ちで賢者のモノローグの「ここから見えるすべてを、数百年前、カラスの魔女は守っていたのだ。」に胸を打たれました。
きっとそうやって人間に知られる事なく、それでも人里を守った経験は、賢者の魔法使いたちの中にも多いんだろうなあと思います。
ファウストもシャイロックもフィガロも…。
・儀式を見届けに来た、涙の姫の気配だけにみんなが気づいている描写が好きです…。
9話
・ファウスト! すっごく王子様で驚きました! 賢者が「好青年」と言うのももうまさにそうだなと思います!

革命軍時代はファウストは眼鏡をしていたんだろうか?
・ここの、姫の亡霊だけが儀式の部屋に入れないのが、言葉にならないくらい切ないです…。
・名前を呼ばれて反射的にルチルを襲ってしまう大鴉。
ふと思いますが、まほやく世界では呪いや恨みは時間と共に薄れたりはしないんですね。
眠りの儀式は恨みが風化するまでの時間を待つために姫が始めたのに、大鴉は時間が経っても癒されていないので…。
まあ今回は<大いなる厄災>の影響が大きいので、なんとも言えませんね…。

・ミスラが、大鴉に怯んだルチルを奮い立たせてくれる流れ、最高です。
・ミスラとオーエンが即座に動いてくれるところ、もしかしたらオーエンにはその気はないかもしれないですが、他の魔法使いたちを庇ってくれているように見えます。
・ミスラより早く魔法を唱えるファウスト。
サポートすると一度決めたら最後まで支えてくれるファウストがカッコよすぎる!
・姫が必死でカラスの魔女に近づこうとするのが泣ける…。
10話
・カラスの魔女が苦しむ姿が痛々しくて見ていられない…。
残酷描写に躊躇いがないまほやく…。
・「微笑みながら、泣きながら、」互いを抱き締め合えた姫と魔女。
やっと、姫と魔女が分かり合えたんだなあと、うるっときます。
・最初から浄化の魔法をかけてあげたらカラスの魔女は苦しまずに消えることができたのかも、とふと思ったりします。
・カラスの魔女は過去を思い出したことで最後に苦しみも一緒に思い出してしまったので…。
しかしそれも、姫の気持ちが通じるためには必要だったと考えると、最後に浄化の魔法で終わることには変わりはなかったけど、ルチルの案がベストだったのかもなあと思ったり…。
・「懐かしそうな」表情を見せるファウストも、「何かを拭い去るように、手を擦る」オーエンも、
それを明確にこうだと言わずに思わせぶりな地の文がまほやくらしさ全開で、好きですよ…。
・ルチルの泣き出してしまいそうな顔は確かにあまり見慣れないな…。
・魔法舎に戻ってタペストリーを修理するルチルと賢者。
しっかりクロエやヒースクリフにアドバイスをもらっていて、友情が見えて良い。
・まさか「ファウストが自分で自分の服を作った」設定が、ここで生かされるとは思いませんでした!
・「魔法使いの家」! 今後のストーリー…特に「ルキーノ」絡みで物凄く重要そうで魔法使いの家メインの話の展開が楽しみです!
・またミスラとオーエンが喧嘩している。
広い場所で暴れることを覚えてくれた! えらいぞ北の魔法使いたち!

・「諦めなければいつか」
そう語ってくれるまほやくは、すごく切ないけど希望もちゃんとあって、毎回読んでよかったと満足感が凄いですね。
さて、1話ごとのストーリー感想はここまでにさせていただきます!
ここまでお付き合いくださりありがとうございました!
次回、ミスラと南の兄弟たちに関して、妄想を語ってみようと思います!
実は、ストーリー中の感想のところに入れ込まなかったのですが、
ミスラがルチルに退魔のお守りをあげたシーンについてちょっとだけ思うところがありました。
ミスラは2部で、ルチルにマナ石をあげようとしますが、ルチルは拒否して受け取りませんでした。
ルチルにはマナ石を食べて力にする価値観が理解できず、
ミスラ視点では「自分の良いと思ったことをルチルに拒絶された!」と感じてしまったんだと思います。
だからミスラはルチルにずっと腹を立てていたんですね。
これ、こちらのイベストでも全く同じ展開が用意されていました。
呪術好きなミスラが、『輝く盾の相』をルチルに自慢しますが、ルチルにはそれがどのくらい凄いか理解できず、ミスラが腹を立てます。
が、このイベストでは、ミスラはまさにルチルが理解してくれなかった、自分にとっては価値ある『輝く盾の相』をお守りにして差し出しています。
そして、それをルチルに渡すことに成功しています。
この小さな成功は、今後のミスラ周りの話にすっごく意味があることに見えました。
なんか勝手になんですが、ミスラがこの退魔のお守りをルチルに渡そうと思ったことに対して、ミスラ健気だ⋯と思ってしまったんですよ。
だって2部では、ルチルに対して「自分の価値観をわかってくれ! 受け入れてくれ!」と癇癪?を起こしてたはずなのに、
このイベストでは多分おそらく「自分の価値観をわかってくれ」ではなく、「自分にとって、こんなに価値あるものを渡したいくらいルチルが大事なんだ」と伝えようとして、渡してますよね。多分おそらく。
自分はそう解釈してるんですが、違うかなあ⋯。

