できないことより、できることを探そう。【パニック障害】
パニック障害になってから、私は「できないこと」ばかり見ていました。
電車に乗れない。
遠くへ行けない。
歯医者も苦手。
検査も怖い。
昔は当たり前にできていたことが、できなくなりました。
「昔はできたのに。」
その言葉を、何度心の中で繰り返したかわかりません。
もちろん、病気なのだから仕方がないこともあります。
無理をして悪化してしまっては意味がありません。
でも、ある日ふと思いました。
私は、できないことばかり数えていないだろうか、と。
過去は変えられません。
それはパニック障害の人だけではなく、誰も同じです。
戻りたい過去がある人もいれば、そうではない人もいる。
それでも、過去は過去。
だから、ときどき心をリセットすることも大切なのかもしれません。
私は、そのタイミングが少し遅かっただけ。
今が、その時なのだと思っています。
若い頃には戻れません。
パニック障害が良くなったとしても、若い頃の自分には戻れません。
でも、それでいい。
人は見た目だけではありません。
年齢を重ねても、心が輝いている人は、とても素敵です。
だから私は、できないことを責めるより、できることを一つずつ増やしていこうと思いました。
散歩で、いつもより少し先まで歩いてみる。
電車に一駅だけ乗ってみる。
やってみたかった趣味を始めてみる。
小さな「できた」が増えるたびに、自信も少しずつ増えていきます。
私の場合は、風景写真でした。
「あの景色を撮りたい。」
その気持ちが、不安より少しだけ前に出た日がありました。
すると、気づけば昨日より少し遠くまで歩けていました。
できない日があってもいい。
そんな日は、ゆっくり休めばいい。
でも、「今日できたこと」を一つ見つけられたら、それは昨日の自分より前に進めたということ。
寛解できるかどうかは、まだわかりません。
それでも私は、焦らず、自分のペースで歩いていきたい。
できないことより、できることを探しながら。
過去ではなく、これからのために。
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