【ヨーロッパ旅行記】④ベルギー・アントワープ3日目
前回の記事は上記よりご覧ください。
ヨーロッパ滞在三日目は午後(14時くらい)に予約していた列車の時間までアントワープで過ごし、その後ブルージュへ移動しました。
本記事では、アントワープで過ごしたときのことについて記録しようと思います。
アントワープでも一押しの、大好きなレストランについても記します。
ぜひご覧ください。
朝 チョコレートを食べる
この日はだいたい9時過ぎに起きて、チェックアウトの時間までのんびりと支度をしていました。
前日の夕方くらいに大聖堂近くのショコラトリーでチョコレートの詰め合わせを買っていたので、それをおめざに食べました。
上記のお店はとても可愛らしく、食べ応えのある大粒のチョコレートが沢山取り揃えられています。

私は酒好きでありながらそれなりの甘党でもあるので、出先のパティスリーやショコラトリーでお菓子を買い込んで、ホテルやbnbでちょこちょことつまみ食いするのが好きです。
チョコレートは日持ちするので、旅のお供に最適。
二、三粒ほど食べて、残りはブルージュまで持っていくことにしました。
路上オークションを眺める
アントワープのとある広場では、毎週金曜日の午前中から路上オークションが開催されています。
bnbのチェックアウト後、ランチの予約時間まで少し間が空いたので、行ってみることにしました。
上記のあたりの広場です。
有志が不用品や雑貨、家具を持ち寄り、それをオークションのように挙手性で購入する、という形式のイベント?です。
オークションといっても全然格式ばったものではなく、「言い値で買えるフリーマーケット」という雰囲気を想像していただけるといいと思います。

上の写真は2023年のときのものですが、私が「全然格式ばってない」と言うのがお分かりいただけるかと思います。
家具や絵画は平均20~30€、雑貨や小物類は平均5~10€で競り落とされているようでした。

広場に面しているところにテラスつきのカフェがあるので、そこで白ワインを注文しました。
のんびり飲みながらめぼしい物の出品がないか、路上オークションの様子を観察していました。

お土産に丁度よさそうな掘り出し物は見つけられませんでしたが、地元の人たちが賑やかに日常を過ごしている様子を見ているだけでも、なかなか心が和むものです。
私は国内外問わず、旅先で「余所行きではない」空気感を楽しむのが好きなので、こういう観光客向けではない場所によく混ざります。

オークションも一段落ついたあたりでレストランの予約時間が迫ってきたので、ぼちぼち移動します。
大好きなレストラン“Maritime”
アントワープで必ず訪れているレストランがこちら、運河近くの通りにある“Maritime”。
個人的にアントワープの中では一押しで、ベルギー料理の「いいところ」を存分に楽しめる飲食店です。
水曜日、木曜日が定休日で、ランチは12時~14時まで、ディナーは18時~22時まで営業しています。(2025年2月現在)
私は金曜日のランチタイムを狙って行きました。
それなりに人気のお店なので、ランチでもディナーでも事前予約をしておくのがおすすめです。
Google mapからも予約はできますが、公式サイトのreservationから手続きする方が正確かもしれません。

maritime /maritim マリティム/[形]
①海に近い、海辺の
②海上の、航海の、海軍の
その名の通り、海の幸を中心に楽しめるお店です。
ムール貝、牡蠣、海老の他、ベルギーの名物料理であるクロケット(コロッケ)、ステーキ、野菜の前菜なんかもメニューにありました。

この日は天気が良く、暖かかったのでテラス席に案内していただきました。
テラスからは大聖堂が見えます。

ここへ来たらムール貝と、フレンチフライはマスト。それだけではちょっと寂しいかな、と思ってサーモンの冷菜も注文してみました。
白ワインをちびちび飲みながら、料理の到着を待ちます。
写真に写っている、お通し的に出てくるオリーブがまた美味しい。
パックから出しただけ、といった素っ気なさなどは感じず、ハーブや調味料で丁寧に整えられている味がします。
ムール貝の白ワイン蒸し、フレンチフライ
ウェイターさんが料理を運んできてくれました。

これです。私はこれを渇望していました。
画像では美味しさがあんまり伝わらないかもしれない。「なんか、野菜がごちゃごちゃしていて……貝で……ポテト……?」みたいな。でもこれは、本当にいい料理なんです。
料理としてはフランス料理の親戚すじだが、材料に自信があるせいか、ソースなどに悪凝りしない。持ち味を生かしたやりかたである。舌に媚びる嫌味がない。
向田邦子さんのおっしゃる通り、まったく「悪凝り」していない料理です。
この素朴な見た目の料理の中に、素材を美味しくするための工夫が詰まっています。

バケツのように大きな器いっぱいに、香味野菜と一緒に蒸した熱々のムール貝が盛られています。
ムール貝はぷりぷりの食感で旨味が濃く、飲み込むと心地いい磯の香りが鼻に抜けていきます。
前の晩にも別の店でムール貝を食べましたが、ここのムール貝は「別格」と言って差し支えありません。
香味野菜はシャキシャキの小気味よい食感に蒸されていて、黒胡椒が効いてます。
ムール貝の出汁がしっかりと移っているので、旨味が濃く、香り高く、食感もよく、適度にスパイシー。
食べていると、むしろ気持ちよさすら感じる。
このムール貝の合間にサクサク、ほくほくのフレンチフライを挟むと、もうやみつきです。
ムール貝の磯の香りと、フレンチフライの香ばしさが完全なシナジーを生んで、もりもり食べてしまいます。
食べ終わった後、器の底に美味しそうなムール貝のスープがたっぷり溜まっているのが口惜しい。このスープはヨーロッパでは飲んだり、活用したりする習慣はあまりないようです。
ご飯でも入れてリゾットか雑炊にしたい。これは日本人的な考えなのだろうなあ。
おなかにもたれないし、第一値段が安い。オードブルからデザートまで、かなり豪快に食べて、一人五千円ちょっと。パリの半額である。
私もこの日かなり豪快に食べましたが、確かにおなかにもたれませんでした。
上記の引用元のエッセイは1980年代のものであり、円安の現代ではさすがに五千円とまではいきませんが、お酒も好き好きに楽しんで七千円くらいだったかな?
ランチにしては贅沢ですが、この食事体験ができるなら安いもの! と思います。
“Maritime”、アントワープではぜひ訪れていただきたいレストランです。

店員さんもお茶目で、ナイスガイで、とても素敵です。
アントワープ中央駅へ

ムール貝を心ゆくまで堪能し、アントワープ中央駅へ向かいました。
14時頃発の列車に乗って、ブルージュへ向かいます。
次回
次回は「天井のない美術館」と謳われる運河の町、ブルージュでの滞在について記録します。
1泊2日でさっぱりと楽しんだので、ブルージュは一本の記事にまとめようと思います。
引き続き、よろしくお願い申し上げます。
