番外編:ダイナースアプリの新機能「HISTORY」がちょっと好きです
今日はセンチュリオンの話から少しだけ脱線して、ダイナースクラブ公式アプリの新機能「HISTORY」について。
ダイナースクラブは2026年4月1日から、公式アプリ内で「HISTORY」というログサービスを開始しています。

私は全然気付いていなかったのですが、最近おや?と開いてみました。
これは、カードの契約年数や利用金額などの節目に応じて、アプリ内のジュエルボックスにバーチャルジュエルが刻まれていく、というものです。公式には「会員とダイナースクラブとの歩みを記録していくサービス」と説明されています。

たとえば、入会から1年目には「グリーンジルコン」、累計利用金額100万円到達時には「アクアマリン」、ファッション関連加盟店で20万円利用すると「オパール」といった形で、条件に応じたジュエルが付与されるようです。対象はダイナースクラブカードとダイナースクラブ プレミアムカードで、提携カード、ビジネスカード、コーポレートカードは対象外とされています。
無論、これは実利的な特典ではありません。
ポイントが増えるわけでもないし、レストランが安くなるわけでもない。空港で優先されるわけでも、コンシェルジュの返信が早くなるわけでもない。
ただ、個人的にはこういう遊び要素、割と好きです笑。
クレジットカードのアプリというと、普通は明細を見る、ポイントを見る、キャンペーンを確認する、という実務的な使い方が中心になります。ダイナースの公式アプリも、明細やポイント残高、優待、クーポン、生体認証などが基本機能として案内されています。
そこに「あなたとカードの付き合いを宝石で記録します」という謎の情緒を持ち込んでくるのが、なんともダイナースらしい。

もちろん、冷静に考えれば「いや、宝石って言ってもアプリ内の画像でしょ」と言われればその通りです。でも、カードというものは、機能だけで持つものではないとも思います。特にダイナースやアメックスの上位カードは、決済手段であると同時に、ある種の趣味性や所有感を含んでいます。
その意味で、HISTORYは「お得」ではなく「気分」の機能です。
SNS上では、現時点でこの機能について大きく盛り上がっている印象はあまりありません。公式Xではサービス開始が告知されていますが、一般ユーザーの評価としては、まだ広く語られている段階ではなさそうです。
ただ、ダイナースアプリ自体については、以前から「アプリならではの機能がもっとあると良い」という声もありました。App Storeのレビューでも、明細確認用としては使える一方で、アプリ独自の体験を期待するコメントが見られます。
そう考えると、HISTORYはまさに「アプリならでは」の方向に少し踏み出した機能と言えそうです。
繰り返しになりますが、実用性だけを求めるなら、なくても困りません。
でも、カード利用の節目が可視化されて、少しずつジュエルが増えていく。そういうコレクション要素があるだけで、アプリを開く理由が少しだけ増える。
それで十分なのかもしれません。
センチュリオンにもこういう遊び要素があってもいいと思います。もちろん、上質にやらないと一気に安っぽくなりますが、カードとの付き合いを「履歴」として見せる発想自体は悪くない。
ダイナースのHISTORY。
いや、すごい機能ではないです。
でも、ちょっと好きです。
