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毎日現場で怒鳴られてた人間が公務員になった結果

公務員になって気づいた

「あれ、世の中ってこんなに穏やかだったっけ?」

私は10年間ほど建築業界にいた。

朝は早い。
帰りは遅い。
電話は鳴る。
怒号も飛ぶ。

「休み?甘えるな」
みたいな世界で生きていた。

だから最初、公務員になった時は逆に怖かった。

静かすぎて。

誰も怒鳴らない。
定時になると人が帰る。
飲み会を断っても空気が悪くならない。

最初は
「これは何かのドッキリか?」
と思っていた。


定時で帰る人間を見て、最初はビビった


公務員になって最初に衝撃を受けたのは、
“定時で帰ることに罪悪感がない”ことである。

民間時代の私は、
定時で帰ろうものなら

「え?今日なんかあった?」
みたいな空気を感じていた。

でも公務員は違う。

17時15分。

みんな当然のように帰る。

しかも誰も
「先帰ります…」みたいな空気を出さない。

スッ…
と消える。

忍者かと思った。

もちろん繁忙期は残業もある。

でも基本的には、
“仕事のために人生を差し出す空気”が薄い。

これはかなりデカい。


公務員、思ったより“他人に興味がない


これも意外だった。

公務員って、
職員同士の距離が絶妙に遠い。

仲が悪いわけじゃない。

普通に話すし、
飲み会もある。

でも、
“必要以上に踏み込んでこない”。

これがめちゃくちゃ楽だった。

民間時代は、
休日にBBQ、
ゴルフ、
取引先との飲み会、
謎の結束力。

もはや会社が第二の家族みたいになっていた。

私はそれがかなり苦手だった。

休みの日まで会社の人と会うと、
「もう勤務時間延長じゃん」
と思ってしまうタイプなのである。

その点、公務員はかなりドライだ。

仕事は仕事。
プライベートはプライベート。

令和って感じがする。


怒鳴る人がいない”という平和


これが一番驚いた。

本当に怒鳴る人がいない。

建築業界時代、
怒鳴り声は環境音だった。

「おい!!!」
がBGMである。

でも公務員は違う。

むしろ怒鳴った方が浮く。

もちろん変な人はいる。
クセ強めの人もいる。

でも、
“感情で支配する人”
はかなり少ない。

たぶん、
利益競争がそこまで強くないからだと思う。

民間は成果主義なので、
熱量がある。

熱量がある人は、
時に怖い。

でも公務員は、
いい意味で熱量が低い。

「定年まで平和に生きたい」
というオーラを全員から感じる。

だから職場全体が、
どこか省エネなのである。


そして地味に、“出会い”が多い


これは結婚している私には関係ないが、
かなりメリットだと思う。

男女比がわりと均等。

しかもお互い公務員なら、
世帯年収もかなり安定する。

そりゃ人気ある。

20代前半で公務員になっていたら、
私はたぶん調子に乗っていたと思う。

危なかった。



もちろん、
デメリットもある。

年功序列。
やる気があっても給料差が少ない。
独特の古い体質。

色々ある。

でも、
“心を壊しにくい環境”
という意味では、
かなり恵まれていると思う。

少なくとも私は、
毎日怒鳴られながら働いていた頃より、
確実に穏やかになった。

まぁその代わり、
刺激も減った。

最近では、
定時で帰りすぎて

「まだ17時…?今日長くない?」

とか思い始めている。

人間、環境に慣れる生き物である。

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