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きのう何食べた?の19年と社会の変化

今日はアレルギーの病院行くから暇なんで、もう一本書こうと思います。
※ごめんなさい!!ネタバレと言えばネタバレになる箇所が2つあります。既に記事を読まれた方、申し訳ありません。

フォローさせていただいてる方(いきなりお名前出すのは失礼だと気づいたので伏せます)が『きのう何食べた?』のお話をしていたので、私が思っていることを少し書きたいと思います。

よしながふみ先生は実はBL同人出身です。
腐女子界隈ではよく知られた事実だし、LGBTQピープルの中でも知ってる人はそれなりにいるんでしょうね。
その『出自』をあげつらう文ではまったくありません。

『BL』、『鬼滅』、『韓国コスメ』と並べてみるとBLは2020年代のパワーワードそのもの。
しかしBLと言えば、男性消費・ゲイ消費・ポルノを子供の目に晒すな、と批判的な人も多いです。
またドラマありきの陳腐だったり即物的なエロばかり優先した商業的な作品が近年は目立ち、界隈から去る人も多くなりました。

よしなが先生はこうしたBL界の興隆をどんなふうに見ていらっしゃるのでしょうか。
まあ、よしなが先生は架空の生物のチョメチョメを描くところから(あくまで物語の登場人物たちではありますが)ゲイという実体のある生物を描くように、確実に変化なさったように感じます。

私はシロさんの変化だけではなく、2007年の連載当初から世間とよしなが先生の変化も描きつづける物語としてもこれを読んでいます。

確か7巻?シロさんの実家にケンジと訪れる回、帰り道でケンジは「パートナーの両親に紹介されるなんてほんとに嬉しかった」との旨で感動して道端で泣いてしまいます(かわいい)。
シロさんは慰めるんだけど、通りがかったDK崩れに「あ、ホモのおじさんが泣いてる」「俺ホモとかまじできもいんですけど、死んで!」とか言われるんだけど「死なないから!」とケンジが返してたような。
若干の記憶違いがあったら申し訳ありません。

いま、そんな多数ではないにせよ親に紹介したという話はそれなりに聞くし、心の中でホモ!とか思っても日常で言うことはまずないでしょう。

また渋谷区のパートナーシップ制度が始まった直後、LGBTQ+をとりまくこうした社会的な話題を話中に盛り込んだり(その後ジルベールたちは養子縁組を選択しましたが)、BL出身作家でセクマイに熱く支持される唯一無二の存在によしなが先生はなりました。

生活は積み重ねることで存在感を増してくるもので、長期連載もまた然り。
市井の人々の人生を丁寧に描く緩やかな美味しいご飯の物語。
そこに『ジルベール』に代表されるような漫画をそれなりに読んでないとわからなかったり、お菓子作りの表現に『錬成』をぶっこむ知性(ったら大げさだけど)。

そういう一つ一つの要素がただの日常系クッキング漫画に終わらせない魅力を形作っていて、漫画読みにも支持される厚みを加えているように思います。

そんなよしなが先生が描かれた『大奥』
漫画もドラマもジェンダーを紐解く感じでおもしろいですよ!
仲里依紗、冨永愛。
新世代ゲイ受けする女優出演。



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