カルーセル麻紀から陸、駿斗、颯太まで
私見た目は176cmあるオスだし基本的に男性求めてるから、あるマチアプやってました。その後出会ってからも時々(真剣にやってる方には申し訳ないんだけど)人間観察のために閲覧してたんです。
そして気付いたのが颯太、俊介、陽平、健太、陸斗など、妙に爽やかなアプリ上の名前をつけている人が多いということ。
爽やか好青年ネームも、安室ちゃんが2000年ごろ産んで、その子の名前ハルトでしたよね。その頃から存在すると思えば確かに25〜30位になっていてもおかしくはないです。しかし私がマチアプで見る人は35overなんです。
時代とともに名前が移り変わったんだね〜、でこの奇妙な現象を見落としたくないです。
昭和中期には三島由紀夫、風間杜夫、池中玄太80kg、山下健司など「ワンパクでもいい、逞しく育って欲しい」(昔のハムのCM)的な重厚で無頼派でマッチョなものが好まれたのだろうし、おそらくではありますが、そういう男性がゲイ業界でも人気だったのでしょう。
で、バブル〜00年代あたりからそういう重厚長大な世界観から目がさめたように親は爽やかな好青年に育つ事を期待してか前述のような名前を付け始めます。
自分のペンネーム、源氏名、偽名って、自分でできる自己の再構築、なのかも。まあゲイ業界の場合はモテ、若さを重視した結果のマイナス5歳に見えるような名付けなんでしょうね。
しかしいかに頑張って筋トレして肌や髪型を時代にあわせてアップデートを重ねても
私の見てるアプリでは年齢が出てしまうため、悲しいことに違和感見抜ける人にとっては・・・・・・なのであります。
名前の再構築といえば、ftmの方々です。
私のように男か女かはっきりしない人間と違い、ftm、mtfの皆さんは外科手術を必要としたり、ホルモンを摂取したり、勝手な想像だけど命がけなんだと思います。
以前どんな人たちなんだろう、と気になってxで検索してみました。その結果ずらりと表示された彼らのハンドルネームは若ゲイ爽やかネームとテイストは似ているものの、どことなく雄味がありました。
これは名乗る名前が一生を左右するという事実にその年代特有のトレンド感が加味されているようでした。
私は全く知らない世界だったがために少し混乱しました。
そうなってくると、mtfと女装子の区別が曖昧だった時代、エリザベス会館(女装のメッカ)とか女装バーでの源氏名って万里子、明美、陽子、裕美、由美とかだったんじゃないですか。いかに女性性を強調するかがキーとなる時代だから。
女装子とクロスドレッサーとドラァグクイーンについてはいつかまた考察するとして、私が夜遊んでた90年代って、変な源氏名の人が多かったです・・・。
ダイソーちゃん、ミロちゃん、ユーニャン、いちごちゃん、うずまきまりも、などなど。
この人たちにも硬い実名あったんだろうなと思うと、夜しか生きられない喜劇役者のような、笑顔yesヌード(モーニング娘。)みたいな。変身願望?
ちょい違うか・・・。
テレビに出てる女装家だって、元祖のピーターやカルーセル麻紀みたいに俳優としてキャリアを積むというアーティスティックな成熟の仕方をしている人もいれば、割とゲイ業界と親和性が高いと思われる、クラブにいるような人もいますよね。
肉乃小路ニクヨとかは、どうしたんですか?心臓発作起こしたんですか?って感じ。
名前を自分でつけるという行為は、悲痛な覚悟→カラフルな自己表現→自然なモテからどこへ進むのでしょうか。
毒舌な私の友人が以前「親の願いが透ける名前ってイヤね」と言っていました。彼はひねくれていたので放っておくとして、私の所属するアルコール依存の会って自分で名前を付けて、それで呼び合うというルールがあるんです。だから名前には敏感なんですけど。
たぶん禁酒法の時代の名残りだと思うけど、自分で名前を付ける(私は本名に即している)って何かを乗りこえる勇気をくれる一歩だとも私は思ってますよ。
