「改定初日、レセコンはまだ夢の中だった ― 調剤報酬改定あるある2026」
本日、調剤報酬改定初日。
「今回は大丈夫かな」
そんな淡い期待を胸に出勤したものの、やはり何も起きないわけがなかった。
まず最初の試練。
特定薬剤管理指導加算の種類が多すぎる。
事務さんも薬剤師も資料とにらめっこ。
「これはどれ?」
「こっちは何番?」
「え、また増えたの?」
まるで改定ではなく神経衰弱である。
そして次なる刺客。
下記の疑義解釈で示された内容についてレセコン会社へ確認。

たとえば、
剤数3剤未満の患者さんで、
30日処方されていた薬の残薬調整を行い、
結果として7日分になった場合でも、
条件を満たせば30日処方として調剤管理料を算定できる。
という通知。
ところが。
レセコンが対応できていない。
問い合わせると、
「全国から大量の問い合わせが来ています」
とのこと。
さらに続く言葉が衝撃だった。
「6月4日のバージョンアップでも対応が間に合いません」
「そういう事例があったらメモしておいてください」
「未収で対応してください」
……。
患者さんには請求できず、
薬局は後日計算し直し、
レセコン会社の対応待ち。
まるで現場に丸投げされた改定のバトンリレーである。
ただし全員走りながらルールを確認している。
国が通知を出し、
レセコン会社が慌てて修正し、
薬局が現場で対応し、
最後に患者さんへ影響が及ぶ。
毎年思う。
もう少し前倒しで準備できないものなのだろうか。
そしてふと既視感。
あれ?
どこかで聞いた話だ。
そうだ。
消費税や軽減税率の議論で、
「0%はシステム改修に時間がかかるので即対応は難しい」
と言われていたあの話だ。
結局のところ、
日本社会は制度より先にシステムが動いているのかもしれない。
いや、
制度は走り出しているのに、
システムがまだ靴ひもを結んでいる途中なのかもしれない。
改定初日は無事終了。
しかし経験上、
本番は2日目からである。
明日も何か起きる予感しかしない。
薬局関係者の皆さま、
今日もお疲れさまでした。
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