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愛の残骸

あれほど大事に抱きしめていたのに、
気づけば私たちの愛は形を失っていた。
壊れたのは一瞬じゃない。
ゆっくり、静かに、音もなく崩れていった。

残ったのは、言葉の破片と、
触れられない記憶の欠片だけ。
テーブルの端に置き忘れられた約束のように、
どれも中途半端で、どれも捨てられない。



愛の残骸は美しくない。
でも、完全に消えてしまわないのがまた苦しい。
触れれば痛むし、
放っておけば胸の奥で錆びついていく。

もしもう一度だけやり直せたとしても、
同じ場所で、同じように傷つく気がする。
それでもまだ、どこかで願ってしまう。
あの頃の私たちを、もう一度拾い集めたいと。

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