はじめてのnote|ラピスラズリのお守りと、豆知識博士の夢。 ―化学系研究職5年目の私が、noteをはじめる理由―
今でもカバンの中に、綺麗な青い石が入っています。
ラピスラズリ。小学5年生のときにもらったお守りです。 この石のせいで(おかげで?)、私は化学が好きになりました。
豆知識博士になりたかった小学生の話
小学5年生のとき、とにかくトラブルが多い時期がありました。そのときにお守りとして手渡されたのが、深い青色の小さな石——ラピスラズリでした。
「なんでこんなきれいな色なんやろ」と思って調べてみたら、止まらなくなってしまいました。組成、採掘地、歴史的な用途、顔料としての使われ方……知れば知るほど面白くて、気づけば石の本を読み漁っていました。
当時の私の憧れはでんじろう先生と、「カバの汗はピンク色」でおなじみ?の豆柴さん。本気で豆知識博士になりたかったんです。(まあそんな職種は実在しないのですが…)
その「なんでだろう」と調べ続ける癖の延長線で、そのまま化学好きになり、理系の道につながりました。一人暮らしを始め、同志社大学の機能分子生命化学科に進み、大卒で兵庫の中堅メーカーに研究開発職として就職。今年で5年目になります。いわゆる、リケジョというやつです。
あのラピスラズリは今も、ちゃんとカバンの中にあります。
2年目でブチギレかけた話
入社してわりとすぐ、担当したテーマが思いのほか軌道に乗ってしまいました。
聞こえはいいのですが、実態はなかなかしんどいものでした。テーマの責任者でもないのに、気がつけば責任者レベルの仕事をほぼ一人で半年以上回している状態に。肉体的にもじわじわ削られていき、毎朝会社に向かいながらすでに「帰りたい」と思っていました。
なんで給料以上に、こんなに働かなあかんねん。
本気で辞めようと思いました。ただ、会社の人間には相談できない。だったら会社の外の人に聞こう——そう思い立って、片っ端から話を聞いて回りました。親、転職エージェント、そしてハローワークのおっちゃんまで。
返ってきた言葉は、みんなほぼ同じでした。
「まず、しんどいことを上司に正直に話しなさい」 「その規模の会社に、そうそう就職できるもんやないよ」
思い切って上司に話したら、先輩と後輩に仕事を分担してもらえることになりました。それでもしばらくは大変でしたが、なんとか踏ん張って乗り越えました。
今は、仕事に優先順位をつけて、上司の指示はほどほど聞いたり聞き流したりしながら、定時で帰る日々です。空いた時間で、次のキャリアに向けて勉強しています。あの頃の自分に、ちゃんと伝えてあげたい話がたくさんあります。
入社を決めた理由は、一人の先輩だった
就職活動のとき、面接で研究所を案内してくれた社員の方がいました。
話してみたら、なんと同じ大学の、同じ研究室の大先輩でした。しかも現在の研究室の教授とも知り合いで、私が学んできた世界のことをよく知っている方だったんです。
研究開発員でありながら、マーケティングの感覚が鋭く、社内外に広いコネクションを持ち、常に自分の専門外の分野にもアンテナを張っている。その方と話しながら、「この人みたいになりたい」と思いました。それが入社の決め手でした。
入社後も、社長へのプレゼン内容の相談や日々の情報交換、経営層の小話など、今もなにかとお世話になっています。私は心の中でずっと「師匠」と呼んでいます。
師匠のように、専門分野の外でも、社外でも「自分には強みがある」と自信を持てる人間になること。そのためにひたすら新しいことに挑戦し続けてきました。
このnoteも、その挑戦のひとつです。
このnoteで話すこと
発信していくのは、主にこの3つです。
① 理系キャリアのリアル 失敗談、成功談、現場で学んだこと。製造業・知財・転職など、過去の自分に届けたかった話を書いていきます。
② AI・ガジェット活用法 実際に使って良かったもの、業務が変わったと感じたツール。体験談ベースでお伝えします。
③ 勉強・副業・知的財産の話 現在TOEICと知的財産検定2級を勉強中。試行錯誤の過程も含めてリアルに発信します。
ペースは週1〜2本。「こんなことを発信してほしい」というリクエストがあれば、コメントで教えてください。できる限り記事にします。
いつかこれらをぜんぶ詰め込んだ書籍を書けるくらい、発信し続けていきたいと思っています。気長に、一緒に歩いていただけると嬉しいです。
あの日もらったラピスラズリは、今もカバンの中にあります。
豆知識博士にはなれなかったけど、理系キャリアを満喫して生きています。
次回は4月9日(木)の21時に「悩める理系女子たちへ―8年間もがいてきた私が伝えたいことー」を投稿予定です。
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