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家づくりで金銭感覚が壊れた。「あと100万円」が積み重なって分かった、予算オーバーを止める10のルール

家づくりで金銭感覚が壊れた。


家づくりを始める前。

100万円は、

ものすごく大きなお金でした。

車が100万円高ければ悩む。

家電が10万円高ければ比較する。

数万円違えば、

「本当に必要かな」

と一度考える。

それが普通でした。


ところが、

家づくりを始めてしばらくすると、

その感覚が壊れます。


「キッチンを変更すると+60万円です」

一生使うし……。


「床を変えると+30万円です」

毎日見るところだし……。


「収納を増やすと+20万円です」

あとから作るのも大変だし……。


「外構をもう少しやると+80万円です」

どうせなら最初に……。


そして最後に出てくる言葉が、

これです。

「まあ、あと100万円くらいなら」


家づくりで怖いのは、

100万円のオプションを1回付けることではありません。

「あと100万円なら」が何度も発生することです。


+30万円。

+50万円。

+80万円。

+20万円。

+100万円。


1つずつ見ると、

「払えなくはない」

という金額。

でも、

全部足すと、

数百万円。


そこで気づきました。

家づくりは、金銭感覚が壊れやすい。

しかも、

本人は壊れていることに気づきにくい。


僕自身、

家づくりを進めながら、

何度もこの状態になりました。

最初に決めた予算がある。

住宅ローンの上限も考えた。

それなのに、

打ち合わせを重ねるたびに、

少しずつ金額が増えていく。


そして恐ろしいことに、

増えた直後は、

そこまで高くなった気がしない。


4,500万円。

4,550万円。


たった50万円。

全体から見れば、

1%ちょっと。

だから、

小さく感じる。


でも、

50万円は、

50万円です。


自分の銀行口座から、

今すぐ50万円引き出して、

そのオプションのために渡してください。

そう言われたら、

たぶん、

かなり悩みます。


なのに、

住宅ローンに入った瞬間、

判断基準が変わる。


この記事では、

僕自身が家づくりを進める中で気づいた、

「なぜ家づくりでは簡単に予算オーバーするのか」

そして、

そこから考えるようになった、

予算オーバーを止めるための具体的なルール

をまとめます。


後半には、

実際の打ち合わせ中にそのまま使える、

✅ オプション優先順位シート
✅ 追加100万円を止める5つの質問
✅ 削る順番
✅ 予算強制終了ライン
✅ 「追加=交換」ルール
✅ 夫婦で揉めにくくする判断方法
✅ 住宅ローンを増やす前のチェックリスト

も付けました。


家づくりの節約術ではありません。

「何を削って、何を残すか」を自分で判断するためのnote

です。


なぜ家づくりでは100万円が小さく見えるのか

原因は、

単純です。

見ている数字が、

大きすぎるからです。


普段、

3万円。

5万円。

10万円。

という単位で買い物をします。

ところが家づくりでは、

3,000万円。

4,000万円。

5,000万円。

という数字を毎日のように見る。


すると、

脳内の基準がおかしくなります。


4,500万円と4,550万円。

ほとんど同じ。


4,600万円と4,700万円。

そこまで変わらない。


そんな感覚になります。


でも、

これを普段の買い物に戻すと、

異常さが分かります。


30万円の車を買うつもりだったのに、

「せっかくだから」

40万円にする。

さらに、

「どうせなら」

50万円。

さらに、

「長く使うから」

60万円。


こうなったら、

途中で止まるはずです。


家づくりでは、

それが止まりにくい。


一気に500万円上がるなら止まれる

もし、

ハウスメーカーから突然、

「追加で500万円です」

と言われたら、

かなりの人が止まります。


無理。

高すぎる。

何か削ろう。

となります。


でも、

家づくりは、

そんな増え方をしません。


+10万円。

+15万円。

+30万円。

+50万円。

+20万円。


小さなYESの積み重ね

です。


だから怖い。


「月々にすると○千円」が強すぎる

家づくりで、

個人的にかなり危険だと思う言葉があります。

「月々にすると○千円ですよ」


たとえば、

100万円の追加。

40年ローンなら、

月々に見せると、

かなり小さくなります。


「月数千円ならいいか」

と思う。


でも、

100万円が、

数千円になったわけではありません。

100万円を何百回にも分けただけです。


しかも、

借りるなら金利もかかります。


これを使い始めると、

ほぼ何でも買えます。


50万円?

月々なら少額。


100万円?

月々なら少額。


200万円?

月々なら何とか。


この思考が続くと、

住宅ローンがどんどん大きくなります。


「今しかできません」も危険

家づくりでは、

本当に、

あとから変更しづらいものがあります。

だから、

「建築中にやった方がいいですよ」

という提案自体が間違っているとは思いません。


でも、

注意したいのは、

「今しかできない」と「必要」は別

ということです。


あとからできない。

でも、

別になくても困らない。

という設備もあります。


「今しかできない」

と言われると、

人は、

今決めなきゃ損する

という気持ちになります。


そこで、

本来なら不要だったものまで追加する。


「一生使うものだから」も一度疑う

これも、

ものすごく強い言葉です。


「一生使うものなので」

「毎日使うところですから」


確かに、

家は長く使います。


でも、

全部が一生ものではありません。


設備は壊れます。

キッチンも、

トイレも、

給湯器も、

食洗機も、

エアコンも、

いつか交換します。


だから、

「一生使うから高いものを」

という理屈は、

設備によっては、

一度立ち止まって考えた方がいい。


そして最強なのが「せっかくだから」

家づくりで、

最も予算を破壊しやすい言葉。

僕は、

これだと思っています。

「せっかくだから」


せっかく新築するんだから。

せっかく注文住宅なんだから。

せっかく長く住むんだから。

せっかくならいいものを。


これ、

家のほぼ全部に使えます。


キッチン。

床。

風呂。

洗面。

照明。

外壁。

収納。

外構。

家具。

家電。


全部に、

「せっかくだから」

を使ったら、

当然、

予算は終わります。


だから僕は、

途中から、

「せっかくだから」

と言い始めたら、

要注意のサイン

だと思うようになりました。


家づくりは「標準」が弱く見えるようにできている

ショールームへ行く。

標準仕様を見る。

その横に、

上位グレードがある。


当然、

上位グレードの方が、

良く見えます。


質感がいい。

便利。

高級感がある。

機能も多い。


標準に戻ると、

なぜか、

妥協した気分になる。


でも、

本来は違います。


標準仕様でも、

普通に使えるから標準になっています。


上位グレードを見たあとで、

標準が悪く見えるだけ。


この心理に気づいてから、

僕は、

「高い方がいいか」

ではなく、

標準で困ることは何か?

と考えるようになりました。


困ることがないなら、

標準でもいい。


家づくりで本当に怖いのは「予算オーバー」だけではない

たとえば、

当初予算4,500万円。

最終的に4,800万円。


300万円オーバー。


でも、

住宅ローンが通る。

毎月も払える。


だったら、

問題ないように見えます。


でも、

本当にそうでしょうか。


その300万円がなければ、

旅行できた。

車を買えた。

投資できた。

現金を残せた。

住宅ローンを減らせた。


家に使うお金には、

必ず、

「家以外に使えなくなる」というコスト

があります。


家づくりの予算を考えるとき、

この視点がかなり重要でした。


ここまでは「なぜ予算オーバーするのか」の話

問題は、

ここからです。


すでに、

+100万円。

+200万円。

+300万円。


見積書が膨らんでいる。


では、

何を削る?


キッチン?

床?

窓?

収納?

外構?

間取り?


全部必要に見える。


ここで、

金額が高いものから適当に削ると、

あとで後悔します。


逆に、

何も削らなければ、

予算はどんどん増えます。


僕が必要だと思ったのは、

節約術ではなく、

「何を残して、何を削るか」の判断基準

でした。


ここから先では、

僕が実際に使うようになった、

予算を止めるルール

を全部まとめます。


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