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テレビの媒体的効果の増大が導いた「成長」のノンフィクション(小柳ルミ子・天地真理)

「自己表現としての若年歌手」

① テレビの媒体的効果の増大が導いた「成長」のノンフィクション(小柳ルミ子・天地真理)

「新三人娘」の一人である小柳ルミ子がお茶の間のテレビに初めて映った1970年、彼女は宝塚音楽学校を卒業してまだ数か月で、プロキャリアはほとんどないに等しい状況だった。

「週に五日、東京・広尾にある、故渡辺晋社長宅に居候していた私は、バスに揺られて、渋谷のNHKまで通いました。いつも”子ぐまのプー"のぬいぐるみを小脇に抱え、手すりにぶらさがっていた私を、小柳ルミ子と気付く人はほとんどいませんでした」

(小柳ルミ子『私の半生記:芸能生活25周年』双葉社、1994年)

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