企業物価+6.3%、日銀が「川中」まで来てると言い始めた件
~石油+13.8%、化学+13.4%、非鉄+42.2%。中央銀行がついに供給網の崩壊を公式に認めた話~
結論から言うで。
6月10日に出た5月の企業物価指数+6.3%、これ「インフレのニュース」やない。
崩壊の中間報告書や。
日銀の中の人が「川中まで価格上昇が広がっとる」って認めた瞬間に。
第1幕:+6.3%の中身を解剖したら全部つながっとった
6月10日、何が出たか
日銀発表の5月企業物価指数(速報値、2020年平均=100)は134.5。
前年同月比+6.3%や。
数字の位置づけ:
4月の伸び率:+5.3%
民間予想の中央値:+5.5%
結果:+6.3%
2023年3月以来、3年2カ月ぶりの高水準
→ 予想ぶち抜いて1カ月で1ポイント加速はアカンやつ
内訳がもう戦況報告
石油・石炭製品 +13.8%(前月5.3%)
伸び率が1カ月で8.5ポイント拡大。ガソリン・軽油に加えて、エンジンオイルとか潤滑油まで上がっとる。
→ エンジンオイルの供給問題、前から言うてたやつがついに統計に出てきたわ
化学製品 +13.4%(前月10.1%)
ナフサ高がポリエチレン・ポリプロピレンに波及や。
→ ナフサくんの値上がりが樹脂ファミリー全員に伝染しとる
非鉄金属 +42.2%
中東情勢の悪化で製錬に必要な硫酸の供給が細って銅が高騰。生産拠点が攻撃されてアルミ合金にも供給懸念や。
→ 42%て。もう物価統計やなくて戦争統計やろ
電力・都市ガス・水道 ▲1.2%→+0.2%
政府の支援施策が終了した途端にプラ転。
→ 痛み止めが切れただけで、骨折は治っとらんのや
円ベース輸入物価 +25.5%
2022年11月以来の伸び率。調査515品目のうち、上昇418品目・下落82品目。
→ 8割上昇はもう「一部の値上げ」ちゃう、全面展開や
第2幕:日銀が「川中」って言うてしまった
ここからガチの本題や。
今回いちばんヤバいのは+6.3%っていう数字やない。
日銀担当者のこの一言や。
「(供給網の)川中に相当する材まで価格の上昇が広がってきている」
→ 中央銀行が供給網の用語で物価を説明し始めたら、それはもう金融の話やないんやで
ワイがこの数カ月「点」で追ってきたシグナル:
カルビーのモノクロ包装
TOTO・LIXILの受注停止
ミレービスケットの生産休止
ニプロの透析回路の供給警告
エンジンオイルの供給逼迫
これ全部、川上(原油・ナフサ)→川中(基礎樹脂・中間素材)→川下(最終製品・店頭)っていう波及の途中経過やった。
今回それが、日銀のマクロ統計と公式コメントで「面」として確認されたんや。
→ 答え合わせが中央銀行から来た
ほんで大事なのは、これは需要が過熱して起きとるインフレやないってこと。
供給網の構造問題や。
→ つまり利上げじゃ止まらん。金利は工場を直せんからな
ここから先が本体や。
「タンカーが一隻も沈んどらんのに、なんで輸入物価が25%も上がるんか」っていう話と、「秋に家計で何が起きるか」の話をするで。
第3幕:日本のタンカーは一隻も沈んどらんのに+25.5%
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