トランプ「あと4週間で石油が尽きる」──タンクは空にならない。では、何が尽きるのか
「あと4週間で石油備蓄が尽きる」——トランプはそう言った。
ひとつ聞きたい。 その「尽きる」、タンクが空っぽになる話だと思ってないか?
違う。タンクは空にならない。
空になるより先に、別のものが尽きる。
そして厄介なことに、"それ"はサイン一枚でリセットできてしまう。
だが、リセットできない時計が、もう一本ある。
この記事は、その「2本の時計」を分けて見る話や。
これが分かると、トランプの発言も、日本政府の「年末まで供給確保」も、言葉の意味がまるごと裏返る。
順番に行こか。
まず、何があったか
6月17日、G7(仏エビアン)の会見で、トランプがイランとの和平合意(MOU)を擁護しながら言うた。
「あと4週間で備蓄が尽きるとこやった」
Trump said the world would have run out of oil reserves in 4 weeks, put pressure for a peace agreement.
— OSINTtechnical (@Osinttechnical) June 17, 2026
Says it would have been "bedlam" pic.twitter.com/k45MTI8sNs
https://thehill.com/policy/energy-environment/5928618-iran-deal-oil-reserves-g7/
ホルムズが閉じたまま戦争が続いたら、世界の石油備蓄は4週間で枯渇して「大混乱(bedlam)」になってた。せやからディールを呑んだ、と。
で、ここで素朴な疑問。
→ 4週間で尽きるんやったら、そもそも間に合わんくない?
停戦サインしたって、止まった石油が実際に流れ出すまで、
機雷掃海 → 戦争保険つけ直す → タンカー戻す → 製油所着、でどう見ても数週間〜数ヶ月かかる。
4週間でゼロになるなら、新しい玉が届く前に詰むはずや。
なのに市場、崩れてへん。むしろサインした瞬間、原油価格は落ち着いた。
この「おかしさ」の正体が、今日の本題や。
「尽きる」は3つの意味で混ざっている
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