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中東、ついに「第4段階」入ったんやが誰も気づいてない件

結論から言うで。

5月の記事で「予兆あり」と書いた第4段階、正式に始まったわ。

イスラマバード覚書が死んだ瞬間に。

〜停戦が26日で破綻して、フーシ派が紅海封鎖して、喧嘩しとったサウジとUAEが電撃仲直りした話〜

まず前回の整理から。
5月時点でワイはこう書いた。

第1段階(2月末〜3月中旬):ホルムズ通航問題
第2段階(3月中旬〜4月):エネルギー施設への物理攻撃
第3段階(5月〜):戦争の地理的拡張、原発攻撃、イラク代理戦争 ← イマココ
第4段階(予兆あり):多戦線同時展開、戦時同盟の制度化

これが2ヶ月でこうなった。

第1段階(2月末〜3月中旬):ホルムズ通航問題
第2段階(3月中旬〜4月):エネルギー施設への物理攻撃
第3段階(5月〜):戦争の地理的拡張、原発攻撃、イラク代理戦争 
6月 MOU合意〜事実上破棄
第4段階(多戦線同時展開、戦時同盟の制度化)← イマココ

→ 予想が当たって全く嬉しくないパターン

第1幕:イスラマバード覚書、26日で死んだんやが

6月17日、何が合意されたか

G7エヴィアン・サミットの最終日、米国とイランが14項目の枠組み合意「イスラマバード覚書」に署名した。

覚書の中身:

  • 全戦線での軍事作戦の即時かつ恒久的停止(レバノン含む)

  • イランは30日以内にホルムズ海峡の機雷除去

  • 最初の60日間は商業船舶の通航無料

  • 米海軍によるイラン港湾封鎖の解除

  • 最終合意時にはイラン向け3,000億ドル規模の民間投資ファンド

→ 「恒久的停止」(26日限定)

7月13日、トランプ「It's over」

7月10日、トランプ大統領が議会に戦闘再開を正式通知。
7月13日、ホルムズ海峡の海上封鎖再開を発表し、覚書について一言。

「It's over(終わった)」

→ 恒久の意味を辞書で引いてこい

イラン側も応酬。

ガリババディ外務次官が「覚書はもはや存在しない」と宣言。
イランは米国の攻撃で民間人30人死亡・260人負傷と発表しとる。

なんで破綻したか

構造は単純や。
覚書はホルムズ海峡を「誰が、どういう条件で管理するか」を決めてなかった。

イラン「覚書に基づいてホルムズはワイが管理するで。通航にはサービス料金な」
船舶「いや普通にオマーン航路通るわ」
イラン「攻撃するで」
米軍「報復するで」

→ 小規模衝突1回で全部崩れる設計、最初から時限爆弾やん

つまりあの覚書は戦争を終わらせる合意やなくて、

原油価格を一回冷ますための政治的な息継ぎやった。

米国はエネルギー市場の安定を取り、イランはホルムズという最大のカードを握ったまま体制立て直しの時間を取った。

双方とも欲しいものだけ取って、対立の根本原因(核・海峡管理)には一切手を付けてない。

→ 危機の解決やなくて危機の分割払いや

第2幕:戦線、クウェート・バーレーン・ヨルダンまで広がっとる

覚書破綻後の応酬がガチでエグい。

イランの攻撃対象(7月中旬〜):

  • クウェート:淡水化施設、発電所、石油関連施設

  • バーレーン:米軍駐留拠点。イラン側は米Amazon(AWS)関連インフラも攻撃したと発表しとる。

  • ヨルダン:ムワッファク・サルティ米軍基地で米兵死傷者発生

→ 淡水化施設て。砂漠の国で水を撃つのは民間人狙いと同義やぞ

さらにイラン国会国家安全保障委員会の議員からは「米国がイランに地上侵攻した場合、クウェートやバーレーンへの地上攻撃もあり得る」という条件付きの警告まで出とる。

→ 「条件付き」でも地上戦を口にし始めたのが第4段階や

米ワシントン・ポストは米政府高官の話として「トランプ政権は全面戦争の瀬戸際に立たされている」と報道。

同じ高官が防空設備やミサイルの枯渇、つまり米国側の作戦維持能力の限界にも言及しとる。

→ 世界最強の米軍が「弾が足りん」て言い出す戦争や

湾岸側も撃ち返しとった件

そして7月24日、米ウォール・ストリート・ジャーナルが爆弾スクープを落とした。

バーレーンとクウェートが今月、イランの無人機・ミサイル貯蔵庫などの軍事施設を空爆しとった。
両国の対イラン直接攻撃が明らかになるのは初めてや。

しかも仕組みがヤバい:

UAEがバーレーンとクウェートに標的情報と防空支援を提供しとった。

→ UAEが同盟の管制塔になっとるやん

これで湾岸の対イラン攻撃の全体像が揃った:

  • サウジ:3月に攻撃と報道

  • UAE:4月にラバン島の石油精製所を攻撃と報道(前回記事で詳述)

  • バーレーン・クウェート:今月、UAEの支援を受けて空爆

湾岸主要4カ国、全員イランを撃っとった。

前回「全員が当事者になった」と書いたのは、被弾する側としての話やった。

今は違う。全員が交戦当事者や。
バーレーンとクウェートの空軍力は小規模やけど、「一致してイランをけん制する」という政治的メッセージの方が本体やろな。

→ 被害者ポジションの国、湾岸にもう1カ国も残ってない

イラン側の反応も戦時モード全開や。

革命防衛隊は24日、中東の米軍拠点の半径500メートル以内に近づかないよう市民に求める声明を出し、軍事当局高官は「イランの市民1人が殉教するごとに、米兵1人が命を落とす」と警告しとる。

→ 民間人に「米軍基地に近づくな」て、次に何を撃つか予告しとるようなもんやろ

前回書いた「5つ同時に戦線が開いたら米軍もイスラエルも対応能力の限界に近づく」が、シミュレーションやなくて現在進行形のニュースになった。

第3幕:フーシ派、ついにバブ・エル・マンデブを閉めた

ここからが日本人として一番重要なパートや。

時系列で見ると計画的すぎる

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