イラン復興3000億ドル、で、結局"誰が"払うんや問題
全員が「ウチは払わん」って顔してる48兆円
48兆円。 イラン復興にこれだけかかるらしい。で、ニュースを追えば追うほど謎が深まんねん。
トランプは「米国が3000億ドル払うのはフェイクニュースや」とSNSで全否定。バンス副大統領に至っては、金曜にXで「イランは現金を受け取らへん」と言ってたのに、月曜のCBSでは「義務を果たす限り3000億ドルの基金にアクセスできる」と前言撤回。
3日で言うことが真逆になっとる。
関係者全員が「ウチは出さんで」みたいな顔してる48兆円。
これ、いったい誰の財布から出るんや?
先に言うとく。答えは1行で済む。湾岸や。
……ただ、このニュースのほんまに面白いところは「誰が払うか」やない。「この48兆円、そもそも高いのか安いのか」、そして「その請求書が最後どこに——日本に住むお前の生活も含めて——届くのか」のほうやねん。
順番に行こか。
その「湾岸」、実は"戦争前"から払う段取りやった
サウジ、UAE、カタール。いわゆる湾岸産油国がここを出す。
で、これ停戦のドサクサで降って湧いた話やと思われがちやけど、ちゃう。戦争前から組まれてた設計やねん。
CNNが昨年すっぱ抜いてたんやけど、米軍のイラン攻撃の前日、ウィトコフ中東特使が湾岸諸国とホワイトハウスで秘密協議をやってる。
そこで当局者がはっきりこう言うてる。「核プログラムには誰かが資金を出す必要があるが、米国は約束しない。アラブ諸国に負担してほしい」と。
つまり最初から 「米国は一銭も出さん、金は湾岸に出させる」 が大前提。今回いきなり決まったんやなくて、去年からの仕込みが表に出ただけや。
さっきのバンスの迷走とトランプの「フェイクニュース」も、この構図で読むとスッと見える。
米国=和平を演出して手柄だけ取る人。
湾岸=請求書を回される人。
イラン=勝った体で金を受け取る人。
→ アメリカが「平和を作った」と胸を張りつつ自分は払わへんのは、もはや様式美やな。
ついでに混同しやすい点も整理しとく。
ニュースに出てくる「凍結資産250億ドルの解除」と、この「3000億ドルの復興基金」は完全に別モノや。
前者はもともとイランの金を米国が凍結してたのを解くだけ(=誰かが新たに払う話やない)。後者が湾岸から出てくる新規の金。
バンスが「現金は渡さん」と言うたり言わんかったりしてるのは、主にこの2つがゴッチャになってるせいや。
「誰が払うんや」の答えを探すときは、後者だけ見ればええ。
「なんで宿敵に金出すねん」←冷たい計算がある
真っ当な疑問が出る。「サウジもUAEも、ついこないだまでイランを宿敵扱いしてたやろ。なんで復興に48兆出すねん」と
正論や。けどここには情と無関係の、冷たい計算がある。
ここから先は
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
