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シン・ゴジラ、嘘だったんですよ

はじめに

2026年の春、中東が揺れた数か月、
ワイは、ナフサを運ぶ巨大なタンカーの隊列が途切れていることに気がついた。

ホルムズ海峡を抜けるはずのタンカーが、湾内で停滞してる。VTSの航跡が、海図の上で止まってる。船は動いてるけど、目的地に向かってない。

スーパーに行くたびに、ナフサの影がそこにあった。

弁当のトレイ、惣菜のフィルム、レジ袋、ペットボトル、調味料の容器。普段は意識もせえへんものが、タンカー停滞を知った瞬間、棚に並ぶ商品が一斉にナフサのかけらとして立ち上がる。

日本の暮らしは、ナフサで包まれてる。それを忘れてただけや。何かを見たんやなくて、何かが見えへんかったことに気づいた

もう一つ、ワイが見えてなかった事があった。

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