Claude Fable 5が出た 4モデルをブログ用途で使い分ける
6月9日、AnthropicがClaude Fable 5を公開しました。僕は記事の整形にClaudeを使っていると公言しています。なのでこの話題は避けて通れません。リリース翌日の時点で分かっていることを整理します。
Fable 5とは
これまでAnthropicの最上位はOpusでした。Fable 5はその上に新設された「Mythosクラス」のモデルです。三層構造だったラインナップが四層になった、と考えると分かりやすい。
特徴は処理の速さより持久力にあります。コンテキストウィンドウは100万トークン、出力は最大12.8万トークン。長い資料を読み込んで、前提を忘れずに最後まで作業を進める力が売りです。Hexのコア分析ベンチマークで初めて90%に到達したという発表もありました。海外報道ではGPT-5.5など他社の現行モデルとは一線を画す水準と評されています。ベンチマーク表のほぼ全項目でトップという結果は、近年あまり見ない光景です。
Mythos 5との関係
同時に「Claude Mythos 5」というモデルも発表されています。中身はFable 5と同一で、違いはセーフガードの有無だけ。Mythos 5はサイバー防御や生物医学の研究者など、審査を通った組織にしか提供されません。
Fable 5側には悪用検知の仕組みが入っていて、サイバー攻撃や生物・化学分野の危険な利用にあたるリクエストを検知すると、自動的にOpus 4.8が代わりに応答します。発動するのは全セッションの5%未満とのこと。記事を書く用途で引っかかることは、まずありません。
検知対象には「蒸留」も含まれます。高性能モデルの出力を大量に集めて、別のAIの訓練データに使う行為です。つまり競合他社がFable 5から能力を吸い出すことも防ぐ設計になっている。安全対策であると同時に、競争上の防壁でもあります。
この構造は医療機器の世界に似ています。放射線治療装置も麻薬性鎮痛薬も、危険だから禁止するのではなく、管理体制を審査した施設にだけ強い版を許可する。AIで同じ枠組みを商用モデルに実装した例は、僕の知る限り初めてです。「高性能すぎて出せなかったモデルを、安全装置つきで一般開放した」というのが今回の構図です。
4モデルの使い分け
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