トランプ「高市支持」は内政干渉か〜コストゼロの外交術〜
投票2日前の「全面支持」
2月5日、トランプ大統領がTruth Socialに投稿した。衆院選の投開票日は2月8日。残り2日というタイミングで、高市早苗首相と自民・維新の連立政権を「完全かつ全面的に支持する」と表明した。
3月19日にホワイトハウスで首脳会談を行うとも明かしている。勝利を前提にした日程提示。外交的な「既成事実」の作り方としては、相当あからさまだ。
内政干渉か、外交の延長か
志位和夫氏はすぐさま「国際法に反する乱暴な内政干渉」と批判した。共産党の田村委員長も同様の立場を表明。中道改革連合からも反発の声が上がっている。
「異例」か「異常」か。メディアの表現も割れた。NHK・朝日・毎日・共同は「異例」と報じたが、西村カリン記者(元AFP)はXで「異例ではなく、完全に異常な行動だ」と指摘している。
ただ、冷静に見れば、トランプ氏にとってこれは日本だけの話ではない。中南米諸国の選挙でも自分に近い候補への支持を公言してきた。カナダに「51番目の州になれ」と迫った人物が、同盟国の選挙に口を出すのは、ある意味で一貫している。
問題は「やるかやらないか」ではなく、それを日本側がどう扱うかだ。
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