AI時代の雇用逆転現象〜大卒が就職難でブルーカラーが高給取りに〜
アメリカで今、興味深い現象が起きています。大学を出てIT企業を目指した若者たちが職を得られず、一方でデータセンター建設などのブルーカラー職が引く手あまた。そして電気料金は跳ね上がり、地域住民が悲鳴を上げている。AIがもたらす「光」だけでなく、「影」が鮮明に見え始めました。
大卒なのに就職できない時代
アメリカの新卒・第二新卒(22~27歳)の失業率は、2022年の4%から5.4%へ急上昇しました。大卒者の失業率が大卒でない人を上回るのは、なんと45年ぶりのこと。
特に衝撃的なのは、これまで「勝ち組」とされてきたIT系学生の状況です。コンピューターサイエンス専攻の失業率は6.1%、コンピューター工学は7.5%に達しており、哲学専攻の3.2%より高くなっています。
皮肉にも、「将来性がない」と思われがちだった文系学部の方が就職しやすい。これは一体どういうことでしょうか。
答えは単純です。アマゾンをはじめとする米テック企業が、AIが人手を代替できることを理由に、新卒採用を大幅に絞り込んでいるのです。新入社員がやっていた初歩的なプログラミングやデータ処理は、もうAIで十分。名門大学のコンピューターサイエンス学部を卒業しても、行き場がありません。
ホワイトカラーからブルーカラーへ
面白いのは、労働市場での力関係が逆転していることです。
ここから先は
1,781字
この記事のみ
¥
280
Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで
よろしければ応援お願いします!チップはnote更新用のPC購入費用に当てる予定です。よろしく!
