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タモリさんの「認知症兆候」報道が教える、メディア情報との向き合い方

9月6日放送のNHK番組で、タモリさんが語った日常の物忘れエピソードが「認知症の兆候」として各メディアで報じられました。しかし、この報道には大きな問題があります。


「普通のこと」が大ニュースになった理由

タモリさんが番組で語ったのは、誰もが経験する日常的な出来事でした。

「人の名前が出てこない」「冷蔵庫を開けて何をしようとしたか忘れる」「やったことを忘れる」

これらの体験を聞いて、心当たりのない人はいないでしょう。私自身、仕事中にコピー機の前に立って「何をコピーしに来たんだっけ?」と困ることがあります。

問題は、メディアがこれらを「認知症の兆候」として報じたことです。

20代でも起こる「物忘れ」の正体

実際、このような物忘れは年齢に関係なく発生します。

現代人は情報過多の環境で生活しています。スマートフォンの通知、複数の仕事を同時進行するマルチタスク、日々の膨大な情報処理。こうした状況では、脳が一時的に混乱するのは自然な反応です。

疲労やストレスがある時、注意が散漫になりがちです。特に忙しい日には「あれ、何しに来たんだっけ?」という経験が増えるもの。これは脳の処理能力の限界を示すもので、病的な症状ではありません。

柴田恭兵さんも以前、同じような体験を公表していました。しかし75歳前後の現在も、長いセリフを覚えてドラマに出演し、アクションシーンをこなしています。

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