不毛な言い争いについて思うこと
最近X上で、慣行農をする人と、自然農(もしくはそれに近いもの)をする人との間で、不毛な言い争いがされている場面を多く見かけるようになりました。お互いがお互いを貶しあう様を見るのはなかなかに辛いものがあります。
あくまで私の体感ですが、自然農をしている方の中に若干思想がお強めな方がいらっしゃり、まるで慣行農で作られた野菜が体に悪い、もっと言うと免疫疾患や癌の遠因になっていると受け取れるような発言をしていたりで、当然のことながら慣行農をしている方はそれが面白いわけもなく、逆に自然農を貶めるような発言をし返したりしています。
しかも若干スピリチュアル的な方向に持論をリンクさせたりしてたりで、余計に話がややこしくなるというか、どんどんこじれるばかりです。
こじれるよりこじるりのほうがいいでしょう!絶対に!
仲良くやろうぜ!!
です。
慣行農の中にも温和で柔軟な考えの方はいらっしゃいますし、自然農の中にももちろんいます。そういう方々はお互いにリスペクトがあり、自分のしたいことをただやってるだけで、相手をどうこう言ったりはしません。表面に出て来て貶しあうのは一部の人なのですが、SNSはそれがあっという間に拡散されてしまうので、結果声が大きな人たち同士のいがみ合いになってしまいます。見てると全然議論になってないんですよね、文句の言い合い。
そもそもどちらが正しいなんて優劣などつけられないんですよ。そういう単純な問題じゃないんです。
言い争いではなく、お互いの長所をいいとこどりしようぜ?的なことは無理なんでしょうか?無理なんでしょうね、今のところは。できるんだったらこうはなってないですから。
思えば日本も昔は食料自給率100%だった時代があったのです。でも人口が増えたり天候や災害などで一時的に食料が足りなくなることがあったりして、先人たちが苦労して考えた末に効率よく収穫量を増やす方法が編み出されてきました。それが肥料であったり農薬であったりするわけです。言ってみれば必要に迫られた末の変化です。
その農法がある程度確立され、収穫量が安定してくると、今度はその中で差別化が始まります。農業も立派なビジネスなので、生活していくためには作物を売らなければなりません。そういう過程でより栽培法は細分化されていくわけです。
この先人たちの努力があるからこそ我々は普通にスーパーで野菜を買って食べることができます。餓える心配をしなくて良いわけです。これってすごいことですよね?
私個人はどうかというと、中間かもしれません。短い間の経験と、勉強してきたことを照らし合わせてみると、化学肥料や農薬を使うことが人の健康にとって若干なりとも影響があるのではないかと思ってます。
それが即、死に至ったり、短期間で問題を発生させることは無いにしても、長期的には問題になったり、人によってはアレルギーを起こしたりのリスクはあると思います。つまり、どんなものもそうなのですが、リスクが0ではないということです。
それに、確かに自然に近い栽培方法で作られた作物はエネルギーに満ち溢れているように感じる時もあります。それは実際自分でも野菜を作っている中で、いろんなオーナーさんの作物をチラ見してきて感じることでもあります。
だから、自然農であったり有機栽培であったりにも優れた面は多々あるのです。一概に慣行農が上だとか、自然農が上だとか、どっちが正しいとか、そういう単純な問題じゃないのです。どっちも正しいんです。だからお互いがもっとリスぺクトすりゃいいじゃないか?と思うわけです。選択肢として両立するでしょう?好きな方を選べばいいだけじゃないですか。
え?おたく、耕起もしないし肥料も農薬もあげてないのにこんなにいい野菜が作れてるの?すごいね!でいいやん。
こんなに広い畑でこんなに大きく元気な作物を大量に収穫してるの?すごいですね!でいいやん。
で、お互いマネできそうな長所をマネしたらいいんじゃないの?と思います。この、農法の話だけじゃないですけど、最近ホントに罵りあいが多くてもうウンザリです。
こじれるよりこじるり!
これでおねがいします。
最期までお読みいただきありがとうございました。
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