早稲田大学 法学部 英語 完全攻略ロードマップ [過去問解説(2018-2020)PDF付]— 「努力」を「合格」に変える、最後のピース ※12/11更新
【凡百の対策を過去にする】早稲田大学法学部 完全特化 英語対策
— あなたの"本当の課題"は、英語力ではない。
※8/22 問題追加しました
※12/11 問題追加しました
「ターゲット1900の次の単語帳って何をするべきですか?」
「『透視図』の次は『ポレポレ』でいいですか?」
このように、超難関大を目指す多くの受験生は、複数の単語帳と「有名な」長文問題集の情報を求めています。そしてたどり着く答えは、全員がほぼ同じ「参考書ルート」です。
そんな彼らに、突然「あなたの本当の課題は、英語力ではない」「あなたにRules4は無意味だ」と言っても、すぐには信じられないでしょう。受験生界隈には、有名な参考書や講義にたくさんのお金と時間を費やせば、英語の偏差値は上がるというような、無意識の前提があるからです。
「英語力さえあれば…」と思って一日何時間も英語の勉強に費やしているかもしれませんが、それはきっとやけ石に水です。
この記事は、巷に溢れる「参考書ルート」や小手先のテクニックとは一線を画すものであり、早稲法が本当に問いかけている能力の本質を解き明かし、あなたの学習OSそのものを書き換えるための、「早稲法英語 9割への招待状」です。
本題に入る前に、一つお伝えしておきたいことがあります。
これからこの記事で提案する学習戦略と、今後提供していく一連のトレーニング教材は、単なる机上の空論ではありません。これらは全て、私が昨年度早稲田大学法学部を志望する生徒のために準備したものであり、62→78という英語の偏差値上昇と法学部合格に導いた教材です。
さらに今年度も、ある一人の早稲法志望の受験生に実際に提供しています。彼は、モチベーションを維持するだけでなく、淡々と行動に移すことができる生徒です。そして私は、適切な方法論と計画に基づいた訓練を積むことで、来年2月、彼が合格レベルに到達すると確信しています。
つまり、これからあなたが目にするのは、一つの思考実験などではなく、「一人の受験生が、早稲田大学法学部合格に至るまでに実際に使用する教材とその思考プロセス」の記録です。
彼と同じ教材で、彼とほぼ同じペースで学びを進めることで、あなたもまた、合格に必要な思考のレベルへと、高い再現性をもって到達することができます。そのための具体的な道筋を、この記事で一切の妥協なく提示することをお約束します。
「本気の14時間勉強」や「覚悟の夏期講習」が始まっても、どこか不安を抱えている受験生のみなさん。参考書の数と勉強時間を増やしても、本質的な何かが変わらなければ、そこから得られるものは変わりません。
どの参考書が早稲田法学部に適しているのかを調べて取り組もうとするのは、どの筋トレジムがいいか、誰かに聞いたり口コミを調べればマッチョになれると思っているようなものです。
では、何を変えればいいのでしょうか。長くなりますが、本気で合格を掴みたいと願うあなたにこそ、最後まで読んでいただきたいと心から願っています。
第一章:幻想の終わり — なぜあなたの「英語学習」は、的を外しているのか
早稲田大学法学部を目指すあなたは今、おそらく膨大な量の英語学習に日々向き合っていることでしょう。その努力は本物であり、心から敬意を表します。
しかし多くの受験生、そしておそらくあなたも、一つの大きな「幻想」を抱いています。それは、「早稲田法の英語は、英語力さえ高めれば突破できる」という幻想です。この幻想こそが、多くの才能ある受験生を、合格ラインの手前で停滞させてしまう最大の原因なのです。
この第一章では、まずその幻想を丁寧に解体し、あなたが本当に向き合うべき「課題の本質」を明らかにします。
問題の本質は「英語」ではない
結論から単刀直入に申し上げます。早稲田法学部の英語試験が本当に試しているのは、英単語の知識量や英文法の正確さといった、いわゆる「英語力」ではありません。「英語ができる」というのは大前提に過ぎず、あらためて問うまでもないことなのです。
では一体何なのかというと、それは「英語を媒体として、高度で抽象的な概念を操作し、複雑な論理を構築・追跡する能力」です。
そして、この能力の土台となっているのは、紛れもなく「日本語で思考する力」に他なりません。
一つ、具体例を挙げましょう。2022年度の入試問題に、美の基準に関するこんな一節がありました。
Whiteness is a violent sociocultural regime that always seeks to dictate who is black by carefully defining who is officially white.
ここで合格を掴む受験生は、violentを「暴力的な」、regimeを「体制」と機械的に訳すだけでは終わりません。彼らは、これらの単語が指し示す「日本語の概念」を深く理解し、運用しています。
ここでの「暴力」とは、物理的な殴打のことではない。ある基準を絶対的なものとし、そこから外れるものを一方的に定義し、排除しようとする「構造的な強制力」を指している。
「体制」とは、単なる政府組織ではない。社会に根深く存在する、人々の価値観や行動を規定する「規範のシステム」のことだ。
そして、彼らはさらに深く、一語のニュアンスにまで踏み込みます。それが、officiallyという副詞です。
彼らは瞬時に気づきます。ここでのofficiallyは、「あたかもそれが正当な権威や公的な手続きに基づいているかのように、しかし実際には恣意的に線引きをする」という、筆者の強烈な皮肉が込められた言葉であると。それは、本来、公的に定められるはずのない人種というものを、権力側が「公式」の名の下に定義づけていることの不当性を暴く、非常に批判的な一語なのです。
お分かりでしょうか。合格する受験生が駆使しているのは、英単語の知識だけではありません。それは、単語一つひとつに込められた筆者の意図や、社会的な文脈を読み解く、批評的読解能力(クリティカル・リーディング)に他ならないのです。そして、その能力の根幹を成しているのが、やはり「日本語で深く思考する力」なのです。
思考実験:この「日本語」を、あなたは説明できますか?
ここで少し、英語から離れてみましょう。ここに、大学入試で頻出するテーマに関する日本語の文章があります。
「彼の行為は、結果の平等ではなく、機会の平等を損なうという点で、より本質的な問題を孕んでいる。」
さて、この文章を、例えば社会問題に関心のある中学生にも分かるように、あなたは説明できるでしょうか。
「結果の平等」と「機会の平等」の違いは何でしょうか? なぜ後者を損なう方が「より本質的な問題」なのでしょうか?
これを淀みなく説明できる日本語の能力。それこそが、早稲田が英文の中で equality of outcome と equality of opportunity といった言葉を通じて、あなたに問いかけている能力の正体です。英語の知識以前に、このレベルの概念を日本語で自在に扱えなければ、スタートラインにすら立てていないのです。
なぜ従来の学習法は、限界に突き当たるのか
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