210.ローマ9:29 残された種
29,また、イザヤがあらかじめ告げたとおりです。
「もしも、万軍の主が、私たちに子孫を残されなかったなら、私たちもソドムのようになり、ゴモラと同じようになっていたであろう。」
ソドムとゴモラは、創世記の記事の中でも最も凄惨な破滅を迎えた町でした。
神の与えた災の後、跡形もなくなってしまいました。
生き残ったのは、アブラハムの甥のロトと二人の娘だけです。
イザヤ預言の中でソドムとゴモラは、神に完全に破滅させられた町として登場しています。
そして、イスラエルの「残りの者」を神ご自身が備えてくださらなかったなら、イスラエルもソドムやゴモラと同じ完全な破滅に陥っていただろう、というのです。
残されていたのはイスラエルの「子孫 (ギリシャ語でsperma)」。
本来の意味は「種」。
新しい種族の萌芽としてとっておかれた種、あるいは少数の生存者のこと。
種まきのために収穫した種をとっておくのと同じように、そこから新しい命が芽生えて、後の収穫が期待されるのです。
パウロの悲しみの原因だった、キリストに背いているイスラエルは、見かけ上は多くの人々が確かにキリストに背いているのです。
しかし、救われる者がいないわけではありません。
神の約束の言葉のとおりに、たとえ今は僅かな種のようであったとしても、イスラエルは神の民としてやがて現れてくるのです。
考えてみましょう:あなたが今、ソドムやゴモラと同じようになっていないのは、なぜだと思いますか。
