【保存版】SunoAIで“思い通りの曲”を作るための指示の出し方
まずはぜひ、こちらの2曲を聴き比べてみてください。
🎧 初期に作った曲『ホワイトノイズ 【病院での看護師へのカスハラへの怒りの歌】』
🎧 最新の曲『愛の残響』
同じSunoAIで作ったにもかかわらず、曲の印象や完成度に大きな違いを感じられると思います。
この差を生んだのは、AIの進化だけではなく、「AIへの指示の出し方」と「作曲のコツ」を体系化してきたことです。
私はこれまでに213曲を実際に作曲してきました。
その経験から、SunoAIは「自動作曲ツール」ではなく、正しい指示を出せば理想に近い音楽を生み出せる**「共作パートナー」**だと確信しています。
この記事では、そのノウハウを整理し、基本から実践まで解説します。
無料部分でもすぐ活用できる知識をお伝えしますが、有料エリアではさらに具体的で再現性のあるテクニックをまとめました。
SunoAIを始める前に:プラン選びのポイント
SunoAIは無料でも使えますが、本格的に作品を残したいならプラン選びが最初の分かれ道です。
特に重要なのは、商用利用ができるかどうか。ここを理解していないと、自分の曲を「自分の作品」として公開できなくなります。

Basic Plan – FREE
1日50クレジット(10曲分)
商用利用 不可
追加クレジット購入 不可
混雑時は生成が遅い
2曲まで同時生成可能
→ 気軽に試すには十分。ただし商用利用ができないため、YouTubeやSpotifyに公開する予定がある人には向きません。
Pro Plan – $10/月(年払いなら$8)
1ヶ月2,500クレジット(約500曲分)
商用利用 可
追加クレジット購入可能
優先的に生成
10曲まで同時生成可能
→ 個人で音楽活動をしたい人に最適。
私の感触としても、趣味で使うなら1か月で500曲を使い切ることはほとんどありません。Pro Planを選んでおけば安心して作品を公開できると思います。
Premier Plan – $30/月(年払いなら$24)
1ヶ月10,000クレジット(約2,000曲分)
商用利用 可
追加クレジット購入可能
優先的に生成
10曲まで同時生成可能
→ プロジェクト単位で大量に曲を生産したい場合に向いています。個人利用ではまず必要ないでしょう。
✨ プラン選びの結論
「試すだけ」なら Basic
「本格的に公開したい」なら Pro Plan 一択
「大量生産」するなら Premier
とくに、商用利用できるかどうかが最重要です。
将来的に自分の曲をYouTubeや配信サービスで公開したいなら、最初からPro Planを契約するのがおすすめです。
第1章 SunoAIを使った作曲の基本発想
SunoAIは、クリックひとつで曲を作ってくれる便利なツールです。
しかし、できあがった曲を聴いて「なんだか違う」と感じることはありませんか?
その理由は、AIに任せっぱなしにしているからです。
🎼 AIにとっての「譜面」はプロンプト
人間の演奏家は楽譜がないと演奏できません。SunoAIにとっての楽譜はプロンプトです。
どんな楽器を使うか
どのように歌い出すか
どんな雰囲気で進めるか
これを具体的に書かなければ、AIは勝手に“無難そうな曲”を作ってしまいます。
例:
初期の頃、私はイントロが30秒以上も伴奏だけで続き、歌がなかなか始まらない曲ばかりを生成してしまいました。
そこで「Intro: Vocal Only - Female Vocal」と明記したところ、伴奏なしで女性ボーカルが歌い出す曲に変わりました。
🎤 「指揮者」としての立ち位置
SunoAIは優秀な演奏家集団のようなものです。
ただし、譜面がなければ自由に演奏してしまう。
だからこそ、ユーザー自身が**「指揮者」**となり、
必ず入れたい楽器(例:ピアノ、シンセサイザー)
必ず含めたい構成(例:[Verse] [Chorus] [Bridge])
保ちたい雰囲気(例:透明感のある、切ない、疾走感のある)
を指示する必要があります。
🎧 「まぐれ当たり」から「再現性」へ
最初は「偶然いい曲ができた」ことに感動します。
しかし、そのままではシリーズ制作やアルバム構成はできません。
重要なのは、コツを積み重ねて“狙ったとおりに”再現できるようになることです。
そうすれば、思いつきではなく、安定して自分のスタイルを持つ音楽を作れるようになります。
第2章 プロンプト設計の基本ルール
ここからは、実際にSunoAIをコントロールするためのプロンプト設計のルールを解説します。
これを押さえるだけで、生成結果の安定感は大きく変わります。
1. ポジティブプロンプトに必ず入れる要素
「Intro: Vocal Only」
→ 伴奏なしで歌い出す指定。
→ 長いインストイントロを防ぎ、歌から始まる曲を安定して作れる。「Full lyrics singing only, vocal melody with lyrics only, no humming, no non-lexical sounds」
→ ハミングや「ahh」「ooh」などを完全に排除。
→ 意味のある歌詞だけを歌わせることができる。
2. ネガティブプロンプトで封じる要素
AIは余計な要素を足してしまうクセがあります。これを防ぐには、ネガティブプロンプトに以下を入れます。
「humming, ahh, ooh, haa, hmm, scat, non-lexical vocals」
「instrumental, background music, long intro, fade-out ending」
これで「伴奏だけのイントロ」や「意味のないコーラス」を排除できます。
3. 楽器指定の工夫
特殊楽器(三味線や琵琶など)は再現性が低い場合があります。
一方、ピアノやシンセサイザーは安定して反映されやすく、指示が効果的です。
例:
「Piano, bright piano chords, strong piano presence」
「Synthesizer, electronic synth arpeggio, atmospheric synth pad」
繰り返し強調することで、曲の中で確実に活躍させられます。
4. 構成タグの活用
曲の展開を安定させるために、以下のタグを活用します。
[Intro]
[Verse]
[Chorus]
[Bridge]
[Hook]
[Interlude]
[Outro]
例:
[Intro: Vocal Only]
[Verse 1]
[Chorus]
[Verse 2]
[Chorus]
[Bridge]
[Chorus]
[Outro]
タグを入れると、AIは自然な流れで曲を展開します。タグがないと構成が曖昧になりやすく、不安定な仕上がりになります。
5. 歌詞との関係
プロンプト設計は歌詞とも直結します。
冒頭の歌詞は短く印象的にする
セリフ調よりも叙述的な表現が自然に歌いやすい
長文は避け、1小節=8文字+5文字のリズム感を意識
これで、歌詞とメロディが無理なく噛み合うようになります。
第3章 歌詞と構成をデザインする
SunoAIで曲を作るうえで、プロンプト設計と並んで重要なのが歌詞と構成です。
歌詞は「言葉の楽器」であり、構成は「曲全体の骨格」。
この二つを意識的にデザインすることで、AI任せの“まぐれ当たり”から脱却し、再現性のある作品づくりが可能になります。
1. 歌詞の冒頭は短く、印象的に
歌い出しの一文は、聴き手の心をつかむ「キャッチコピー」です。
長々とした説明よりも、感情を一気に伝える短いフレーズが効果的です。
例:
「サビついた恋は もう終わり」
「最後の光が 消えていく」
短く鋭い言葉が、曲の第一印象を決定づけます。
2. セリフ調より叙述的に
「君、どこへ行くの?」のようなセリフ調は、AIが不自然に処理しがちです。
一方で「君は遠くへ去っていく」といった叙述的表現は、AIが自然に歌いこなせます。
つまり、歌詞は説明ではなく描写を意識すると、メロディとの噛み合わせが格段に良くなります。
3. リズムを意識した文字数
歌詞は文章ではなくリズムに乗るもの。
特にSunoAIでは、以下の文字数構成が安定しやすい傾向があります。
1小節 = 8文字+5文字
例:
道なき道を(8)
切り開き(5)
光を探す(8)
僕の声(5)
多少の字余りは許容されますが、このリズムを基本にすると、AIの歌声が滑らかで聞き取りやすくなります。
4. 意味と歌いやすさのバランス
物語を盛り込みすぎると文字数が増え、AIが早口で詰め込んでしまいます。
逆に短すぎると、間延びした印象に。
重要なのは、意味を削りすぎず、リズム優先で整えることです。
歌詞は「読んで意味が通じる」より「歌って心地よい」を優先しましょう。
5. 構成で曲全体をデザインする
歌詞を作ったら、次は構成です。
どれだけ良い歌詞でも、構成が曖昧だと曲はまとまりません。
定番の構成パターン
ABABCB型
Verse → Chorus → Verse → Chorus → Bridge → Chorus物語型
Intro → Verse → Chorus → Verse → Bridge → Outro
フックの重要性
1曲の中で「耳に残るフレーズ」を必ず用意しましょう。
例:
「カタカタカタ」
「残ったのは 契約書」
フックがあることで、聴き手は曲を「もう一度聴きたい」と感じやすくなります。
6. 曲の長さとアルバム設計
初期の頃は、1曲の中にすべてのメッセージを詰め込もうとして、結果としてバランスが崩れた曲になることがよくありました。
歌詞も構成も盛り込みすぎると、聴き手にとっては散漫な印象になり、曲全体が「何を伝えたいのか」ぼやけてしまうのです。
そこで発想を変えて、Playlist全体でメッセージを訴える方法を取りました。
1曲ごとの主張を少なめにして、複数曲を並べてひとつの流れをつくる。すると、曲ごとの完成度が上がり、作品全体のバランスがよくなったのです。
さらにアルバム単位で流れを考えるようにしたところ、「これはいい!」と思える曲が毎回ひとつは必ず生まれるようになりました。
この「1枚のアルバムに必ず代表曲が入る」という現象は、まさに世間でヒットソングが生まれるプロセスそのものだと実感しました。
アルバムは単なる曲の集合ではなく、曲同士が補い合い、全体でひとつの物語を描くものです。
その中で輝く1曲が、リスナーの心に残る“名曲”となるのです。
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ここから先は、実際にプロンプトを書くときのノウハウをまとめていきます。
「どうすれば意図した曲が作れるのか?」を知りたい方にとって、一番再現性の高い情報です。
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