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星を引っ越すもの(惑星総転居)【毎週ショートショートnote】

また、光がきえた。

日課である散歩をしながら、いつも通り丘の上へ歩いてきた。
丘といっても平野一面が見渡せるお気に入りスポットだ。

どこまでも続く無限の荒野を眺め、自分の無力さばかり感じる空を見上げる。

太陽系に憧れた私はなるだけ近くのこの星へ移住した。毎日惑星を眺められてとても楽しい。

だが最近惑星が少なくなっている。私が知る限り惑星は水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8つ。

空にはひときわ存在感のある8つの惑星が見えていた。それがどうも1つずつ減っている。最初は火星、続けて木星…。もう今は木星と土星のみである。

私は仮説を立てた。観察対象がなくなり暇だから。

一、誰かが惑星を滅ぼした。
…これはない。惑星の前に私が倒されているはず。

ニ、そもそも最初からなかった
…証明しようがないからこれもなし。

三、惑星はどこかへいった
…信じたくないがこれしかない。太陽系から惑星が引越した?そんな事あるのか?

もう見るべき惑星は無くなった。光あれ、と私は願った。

<所感>
スケールは大きく肝っ玉は小さく。

以下の企画に参加しました。頭が錆びついたようです。

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