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「採用基準」から学ぶリーダーシップ

本を読んで自分なりの学びをnoteに残しています。
本日は伊賀泰代さんの「採用基準-地頭より論理的思考力より大切なもの-」から学んだことを書いていきます。

「採用基準」というタイトルではありますが、私がこの本から一番学びを得たのは"リーダーシップ"について。
マッキンゼーの採用マネージャーをされていた著者の伊賀さんが、マッキンゼーで学んだカルチャーを元に、活躍される人材に求められることや、誤解されている"採用基準"から"採用したいと思える人"はどんな人かについて書かれています。

採用に関わる方の視点で読むとするならば、”採用手法”に関することはほとんど書かれておりません。
ただ、"リーダーシップのある人"を採用するという観点ではどの企業でも求められる人材であり、そのような方を選考の中でどういった視点で見ているのかといった点や、個人や組織として活躍するにはどのようなことが求められるのか、という点で学びになることがたくさんあります。

採用に関わる方以外にも、ビジネスパーソンに必要なスキルや考え方が詰まっており、リーダーシップについて学びたい方、どんな企業からも求められる人になりたい方にぜひ読んでいただきたい一冊です。

問題解決スキルよりも大事なリーダーシップ

例えば、家の外にまで溢れるゴミを溜め込む隣人がいた場合に、その問題を解決するために何が必要か、解決方法を考えることはできます。
ただし、解決方法を考えただけでは問題は解決しません。
問題を解決するには、言語化された解決策のステップをひとつずつ行動に移していくことが必要です。
その時に必要になるのがリーダーシップです。

世の中には「どうすればいいのか、みんなわかっているが、誰もやろうとしないために、解決できないまま放置されている問題」が溢れています。
自分の言動は自分一人で変えられても、自分以外の人の言動は、リーダーシップがなければ変えられません。

MECEやロジックツリーといった問題解決スキルは、問題を解決するために必要な技術です。ただし、技術だけでは問題解決に至りません。
マッキンゼーでは「問題解決リーダーシップ」と呼ばれるスキルが求められます。解くべき課題の定義から、分析の設計、関連する組織や人とのコミュニケーションを含む一連の問題解決プロセスにおいてリーダーシップを発揮することが必要になります。

リーダーシップのある人とは

色々な要素がある中で印象に残ったのは「自ら考え、動ける人」。

人は何かの問題に気づいたとき、2つのタイプに分かれると言います。
1つは誰かの役割(役職がついている人がやればいい等)だと思って何もしない人。
もう一方で、「こうやったら解決できるのは?」と自分の案を出すことができる人。
後者がリーダーシップのある人で「この問題は自分が解決できるかもしれない」と思えば声を上げることに躊躇しない人です。

そしてリーダーシップのある人は、自分がやるべきことを自分で判断し、それによって起こるかもしれない非難や苦情を自分で受け止める覚悟ができています。
上司に判断を求めて指示通りにしておけば、後から出てくる苦情は上司に流すことができ、自分の責任にはなりません。しかし、それをしないのがリーダーシップです。

リーダーシップは学べるスキルだと言います。
スポーツや勉強と同じように座学と実技を交えて体験し、失敗したり成功したりしながら学んでいくことができます。

リーダーとは何をすべき人なのか、そのためにどう振る舞うべきか。
これらを理解して小さな成功体験を積み重ねることで、リーダーとしての資質を鍛えていくことができます。

リーダーシップを身につけられるとどうなるか

問題が解決できる

社会にはおかしなことや不満に思えることがたくさんあります。
問題を解決しようと思った時に自分が解決できないのは「問題解決のスキルがないから」だと考えます。
しかし、先述した通り思考の手法やフレームワークを学んだだけでは自分の身の回りにある具体的な問題を解決することはできません。

世の中の大半の問題の解決には、他者やグループ、組織を動かすことが必要で、そのためにはリーダーシップが不可欠です。

もちろん問題の解決にはリーダーシップ以外の能力が必要とされることもありますが、リーダーシップを発揮できる人が専門的な能力や知識・資質の持つ人を集めてチームとして率いることで問題が解決できるようになります。

成長が実感できる

リーダーシップ体験を積み重ねていくと、自分で解決できる問題の範囲や規模がどんどん拡大していき、成長の実感が得られます。
リーダー体験を積み重ねていくと、過去には考えられなかったような大きな問題を解決できるようになります。
そうなると、多くの人が「これで満足だ」ではなく、「ここまでできるなら、あの問題も解決できるかもしれない」と考え始め、目標がどんどん大きくなっていきます。

自分の世界観が実現できる

リーダーシップを身につけると、自分自身が実現したいと考える世界を追求できるようになります。
既存の組織や器に合わせるのではなく、自分の世界観に基づいて仕事をすることができるようになります。

「リーダーシップを発揮することは、自動車のハンドルを握ることと同じである」と著者の伊賀さんは表現しています。

人生のコントロールを握るということは、目標を自分で設定し、それを実現するためにリスクをとって、自ら行く道を定め、良し悪しに関わらずその結果を自分で受け止める覚悟を持つということです。

キャリアの意識が変わる

元々「マッキンゼーに入社すること」を目標にしていた方も、マッキンゼーでリーダーシップを学んだことにより、意識が変わるそうです。

最初に起こる気持ちの変化としては「解雇されることが怖くなくなる」ということ。
自分の評価は、それぞれが自分の物差し(基準)で判断できるようになるためです。マッキンゼーの物差しにあっているかどうかが、自分のビジネスパーソンとしての評価ではないと理解でき、「自分のキャリアは自分でつくる」という考えが身につくといいます。

この考えは、過去に考えたこともないような選択肢を選べるようにしてくれます。
「環境が整っていないなら、改善すればいい」、「自分で環境が整った組織をつくればいい」と考えることができれば不安に思うことはなくなります。

自分の物差しで物事を評価できるようになると、一流企業で働くことや有利と言われるキャリアを積むことにはこだわりがなくなります。
世間的な評価に拘泥されない、自由なキャリアが選択できるようになるのです。

条件の整った企業に入らなくても、自らの力で状況を変えていけると考えられるようになるため、そこに大きなチャンスがあると思えば未整備の環境でも思い切って飛び込むことができるようになります。

私も前職では大きく整った組織にいましたが、半年前に創業期のベンチャー企業に飛び込みました。

この本を読んで、自ら問題に向き合い行動し、小さな成功体験を重ねてきたからこそ今のような決断ができたんだな、と気づくことができました。

今私がこの選択をしたからには解決したい課題が山ほどあります。
より成長し問題を解決していくために、日々リーダーシップを発揮できるよう頑張ります!

YOUTRUSTでベンチャー・スタートアップの1人目◯◯な方のコミュニティを作りました。同じような環境にチャレンジしている方がいましたらぜひお話したいです。
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