見出し画像

猫型ロボット55號の日記◉2月「謎のコトバ」

気持ちは新品のままなのに、ボディの部品はそろそろガタがきている「猫型ロボット55號」(人間年齢で55歳)。今月は、選挙あり、オリンピックあり、確定申告あり…同じ1か月とは思えない出来事が猛スピードで駆け抜けていきましたよね。そんな慌ただしさの中で、55號が遭遇したのは、なぜか引っかかる“謎のコトバ”たち。記憶をたどったり、自分に問いかけたりしながら、ぽつりぽつりとつぶやきます。今月もそんな55號の話に、そっと耳を傾けてください。

謎のコトバ

こんにちは、皆様ご存知、猫型ロボット55號でございます…

2月は逃げる。ええ、わかっております。
何年稼働していると思っているのか。55號もバカじゃない。毎年「えっ、もう終わり?」と驚く自分にうんざりして、今年はちゃんと備えていたのです。

そう、ネタ帳。
コラム書きの生命線ですからね。ネタに困らないよう、日頃からひらめきは常にメモしておく。昔みたいに紙に書いたりしませんよ。ささっとスマホでメモ。便利。クラウド。同期。未来。これで安心、大丈夫。2月に逃げられても、ネタは逃がさない。

……と思っていたのに。

いざ、月末に見返すと、そこにあったのは意味不明な単語の羅列でした。
誰が書いた?私だ。
いつ書いた?たぶん深夜。
何を思って書いた?それがわからない。

たとえば、こうです。

「意識他界系」
「イースター島でいいスタート」
「気がついたら午前様、どうしたって」
「モスクワの味とその他の味と」
「銀河ステーション嵐山からの景色」
「それでもビートルズなら、きっと」
「アルフィー、多文化共生」
などなど

……何が?
どこに「これは使える!」と思ったのか。
そもそも「モスクワの味」って何味なんですか。えっパルナス?懐かしのパルナス??
「銀河ステーション嵐山」に至っては、もはやSFか観光協会か、ジャンルすら定まりません。

ひらめきって、こういうことなんでしょうか。
その瞬間は、脳内で花火が上がって「オレ天才!」と思う。
でも翌日には、燃えカスだけが残っている。
そしてその燃えカスすら、2月と一緒にスルッと消えていく。

結局、残ったのは謎のコトバだけ。
真相は2月と共に逃げるのでした。トホホのホ。

……ただ、「意識他界系」だけは、今の私に妙に合ってる気がします。

また来月。

いいなと思ったら応援しよう!