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「希望そのものが現在の幸福なのだ。」 J.モルトマン(神学者)

"希望そのものが現在の幸福なのだ。
希望は貧しい者を幸いなりと讃え、疲れた者や重荷を負う者、
いやしめられ悔られた者、飢えた者や死に瀕した者を引き受ける。
なぜなら希望は、彼らのための王国の来臨を知っているからである。
待望は生をよきものにする。
なぜなら待望することによって、
人は彼の全現在を受け取ることができるのであり、
喜びにおいてのみならず苦しみにおいても喜びを見いだし、
幸福のみならず痛みにおいても幸福を見いだしうるからである。
そのように希望は、幸福をも痛みをも貰いていく。
なぜならそれは、過ぎゆくもの·死にゆくもの·死せるもののためにも、
未来を神の約束において見るからである。"

J.モルトマン,『希望の神学―キリスト教的終末論の基礎づけと帰結の研究 (現代神学双書 (35))』 高尾 利数 (訳)P27

未来への「希望」が現在の幸福感をもたらす

未来への「希望」が現在の幸福感をもたらすと思うのです。
人生は常に未来へ向かって進行している、
時間という次元に乗った存在です。
そこには未来への予感が常に意識されており、
未来予測の意識がつねに投影されているはずです。

「現在」は幸せか、「未来」は幸せと思うか、と聞いた場合、
顕在的意識は「現在」「未来」の意味を切り分けているはずです。
しかし「現在」での幸福感には「未来」が投影せざるを得ません。
現在の意識には常に「未来」が浸透しているということです。

「未来」は決定的に幸福を支配すると考えます。
「未来」への予測の質現在の幸福感に大きな影響を及ぼします。
「過去」は解釈する以外に変更の道はありませんが、
「未来」は積極的に創造することができます。
時間という次元において、
「未来」への希望こそ決定的に幸福を左右すると考えます。

未来への「希望」が現在の幸福感をもたらすことは
ギリシア神話の「パンドラの筺」でも、
パンドラが筺の中身をまき散らし、
人間にさまざまな苦難を招いてしまっても
エルピス(希望)のみが残って外には飛び出なかった
という寓意からもうかがわれます。

今回の記事を最後までお読みいただき
ありがとうございます。
今後も幸福に関連する記事を投稿してまいりますので、
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イーハピネス株式会社 代表取締役 
松島紀三男

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