第6話 シャトルが結ぶお嬢の恋〔1〕~僕の女神様降臨
はじめに
前話「第5話 本当の夏が来た」、新しい掲載方式の「みだなわ(フェイズ1)」、いかがでしたでしょうか?まだまだ暑いです、熊本に心を寄せつつ、元気で夏を乗り切りましょう。
さて、本日から第6話を始めます。いつもの通り18禁です。非該当者はご遠慮ください。
今回は、「お嬢様もの」。やはり定番ではありますが、私流にどう仕上がっているのか、さくっとお楽しみいただけたらと思います。例によって話の内容は全てフィクションです。
規制に引っかかるという経験も致しましたので、気を付けつつ従来通りハードな画像は、下記サイトで展示(無料)いたします。
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どんな話?
登場人物の2人について。ヒロイン琵琶舘琴音(びわたてことね)は28歳、都内の大きな邸宅に一人住まいの資産家の娘。なぜか近くの地元スーパーでバイトしている。
お相手の彼氏神崎翔(かんざきしょう)は27歳、大手シンクタンクの社員。彼女の家のすぐそばに引っ越してきたところから、二人の恋のお話が始まります。
では、はじまりはじまり~♪
第1章 僕の女神様降臨
(クエン酸入りの…「シトリックパワー」がないかな…)
近所にあるスーパー「サンフレッシュ」の飲料コーナーの前で、500のボトルを探している時だった。
「は、ぐ、うああああっ!」
カゴを放り出して床に崩れ落ちた。
左足のふくらはぎが、まるで万力で締め上げられたように攣っている。
(痛たたたあ)
僕は、この辺に引越してきたのを機に、この地域のバドミントンクラブに入れてもらった。久しぶりに水を得た魚になったのはいいが、昨夜はハッスルしすぎてスマッシュを連発、そのツケだ。あまりの激痛、涙目になっちゃうよ。
「お客様!?、大丈夫ですか!?」
それはまるで天上からの福音のような、鈴を転がすような澄んだ声。
サンフレッシュの緑のエプロンを着た女性店員が、躊躇うことなく床に膝をつくと、慣れた手つきで俺の左足首を掴み、もう片方の手で俺のつま先をぐっと押し込んだ。

「うわあ、痛たたたたっ」
「ゆっくり息を吐いてください。すー、はー、ね。少しずつ伸ばしますからね。」
きめ細かな白い肌の太もも、彼女のふくよかな体からは、上品な花の香りがふわりと漂う。
(め、女神さま…)
足の痛みはもうそっちのけ、心臓が高鳴っている。しかし、恥ずかしい。すぐ目の前にある彼女の整った顔立ち、まともに見られるはずもない。
「……どうですか? 楽になりました?」
女神が至近距離で優しく微笑む、目が合う…その瞬間、シャトルが脳天を直撃した。
(こ、好みだ)
しかし、誰かが彼女を呼んでいるようだ。お礼を言うのに精一杯のうちに、彼女は「また来てね」と言いながら、向こうに去っていった。
(「また来てね」?、いいじゃん、いいじゃん)
…気が付くと、僕の買い物カゴには「シトリックパワー」が2本入っている。
何だこの早技は!…当然ながら僕は、あの女神さまがいるこの店に、毎日買い物に来ることに決めた。
僕は27歳、一応市場アナリティクス専攻。会社の規定で新採用社員専用アパートにいられない歳になったため、勝手知ったる近所の、手頃なここに引っ越してきたのだ。
住宅などが密集する、ありふれた下町のアパートの2階だ。
ゲキツリ事件から数日後のこと…
(げ、これは…この部屋、もしかして超ラッキー?)

言っておくが、覗きの趣味があるわけでは決してない、ことは、誓っておく。
ほぼ向かいの立派な家、よりによってその家の1階、この部屋からだと斜め下にあるサッシの向こう、若そうな女性が着替えるところを見て、いや見えてしまったのだ。
(背中、ステキだ、白のブラ、きれいだな…っと、やばいやばい。)
かなりのドキドキ感に負けそうだったが、頭の中では赤色灯が唸りを上げて高速回転している。
僕は曲がりなりにもアナリストだ。おかしいじゃないか、まるで見せびらかすように窓の近くで。僕は素直に脳内警告に従うことにした。一応、この件は忘れることにしよう。
(第2章につづく)
