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こんな記事を、見つけてしまいました!

LaLaLaさんのプロンプトを、
順に埋めていくと……
あら、不思議?
短編小説の出来上がり!

実際、画竜点睛とばかりに、
最後の仕上げを、
しただけでした💦

お見事! これは…
LaLaLaさんが?
AIが?
いや、どっちもか(笑)

ちなみに、本作品のイメージは、
『キノの旅』×『弱虫ペダル』
の二次創作になります。

では、ゴーストならぬ、
AI作家さんの作品です!?




タイトル 『しずくの旅と』

 世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい。
 ――かもしれない。

 舗装されたアスファルトの道が、
 まるで巨大な蛇の背中のように山肌をのたうつ。
 空は高く、どこまでも透き通るような青。
 視界の端を、春先の名残である山桜の花びらが、
 ひらひらと舞い散る。

「きれいだなぁ」
「ん? 何か言ったか?
 小言すら、控えてくれるか?
 路面状況把握のノイズになるのだが?
 死にたいのか?」

 その光景は、どこかの詩人が謳いそうなほどに情緒的だったが、
 しずくの股下で唸りを上げる鉄の塊――モトライドにとっては、ただの障害物でしかないようだった。

「…眠たい」
 フルフェイスのヘルメットの中で、しずくは小さくこぼした。
 まだ十代半ば。中型二輪の免許を取れる最年少の記録を塗り替えたばかりの彼女にとって、この「人生初のツーリング」は、期待に満ちた冒険というより、強制的な修行に近い。
「構わんが?」
 低く、どこか金属的な響きを含んだ男の声が、
 インカムを通じて脳内に響く。
 声の主は、彼女が跨っているバイクそのものだ。
 かつてロードレースに魂を捧げ、今はその機械の体に宿っているという、自称、しずくの父親だ。
「落ちるでしょ」
「いや、むしろ、気絶していて欲しい。
 重心移動が想定内で問題がなくなる」
「目、閉じてるでしょ」
「いや、白目は問題なかろう」
「捕まるでしょ!」
「ふむ。大声はやめてくれ」
 しずくの抗議をあしらい、モトライドはさらに深く車体を傾けた。
 つづら折りの下り坂。重力と遠心力がしずくの体にのしかかる。
 タイヤがアスファルトを噛み締める、ザリザリという微細な振動が、シートを通じて直接脊髄に伝わってきた。
 モトライドは、景色など見ていない。
 彼のセンサーが捉えているのは、路面の摩擦係数、傾斜角、そして最適解となるライン取りだけだ。

「チッ、またか」
 モトライドが忌々しげに吐き捨てた。
 視線の先、路面に散らばるピンク色の斑点。
「美しい? バカめ、こいつらは濡れれば極上のスリップ剤だ。
 路面情報を遮断する不純物め!」
 彼は冷徹に、花びら一枚すら踏まないミリ単位の進路修正を行う。
 しずくはただ、その暴力的なまでの加速と旋回に振り回されないよう、必死にタンクをニーグリップした。
「だが、悪くない」

 永遠に続く、下りだけのジェットコースター。
 もう何度目か、見えるカーブの先が見えない。
 切り立った岩壁の影になっていた。
 そこは、太陽の光も届かない領域。
「――ッ!?」
 モトライドのエンジン回転数が、一瞬で跳ね上がった。
 前日の雨が、路面の窪みに溜まっていた。それは鏡のように空を映し、周囲の影に溶け込んで、獲物を待つ罠のように潜んでいた。
 時速は、法定速度を優に超えている。
 ブレーキを握れば、フロントが滑って崖下へダイブ。
 そのまま突っ込めば、ハイドロプレーニング現象で制御不能。
 最悪とは重なるから最悪なのか、水たまりの向こう側、ブラインドコーナーから巨大な対向車――観光バスの鼻先が姿を現した。

 しずくの心臓が、凍り付く手足とは裏腹に早鐘のように激しく鳴った。
 「死」という言葉が、冷たい風となって首筋を撫でる。
 だが、モトライドは笑った。少なくとも、しずくにはそう感じられた。
「見ろ、しずく。ラインが見えるぞ」
 モトライドは一瞬だけ車体を垂直に立て、水たまりの最も浅いエッジを掠めるように通過。直後、バスの車体とガードレールの間の、わずか数十センチの隙間へ向かって、再び車体を深く、深く寝かせた。
「いいぞ、しずく。握っていろ」
 強く握った右手のグローブから、雫が垂れる。

 火花が散った。
 ステップの裏側がアスファルトを削る音。
 バスの排気ガスの熱気と、水たまりから跳ね上がった冷たい泥水が、同時にしずくを襲う。
 視界が回転し、重力が消失したかのような錯覚。
 次の瞬間、彼らは何事もなかったかのように、直線の坂道を駆け抜けていた。バスの運転手も何が起こったのか、いや、その理解は下り坂のずっと下だろう。

「ハハハ! 見たか! 
 今の荷重移動、完璧だ!
 これこそが、生きているということだ!
 よくぞ、何もしなかった!
 なんという、信頼関係!」
 インカム越しに、父だったモノが歓喜に震えている。彼はこれからの旅、これからのレース、まだ見ぬ路面への野望を熱っぽく語り始めた。
「帰るよ」
 しずくの声は、氷のように冷たかった。
「いや、気持ちは分かるが? 
 いや、本当のところは分からんが?」
「帰るの!」
「いや、それは――」
「びしょびしょだよ!」
 しずくは叫んだ。
「二度も大声を……ん?」
 彼女のジャケットも、ズボンも、そしてお気に入りのブーツも。先ほどの水たまりの跳ね上げによって、無残な泥水の色に染まっていた。

 山を下り、麓の平坦な道に出る頃には、モトライドのテンションはすっかり落ち着いていた。
「なるほど、風邪でも引くか?」
 彼は、ようやく娘の不機嫌の理由を、彼なりの論理で解釈したようだった。
「違うわよ、バカ!」
 しずくは泥水で汚れたグローブで、自分の顔を拭った。
 当然のようにフルフェイスの視界に、汚れが広がっただけだ。
 もう、泣きたい。
 視界が涙でぐずぐずと歪む。
「捕まるでしょ!」
「……何がだ? 速度超過か?」
「違う! 児童虐待よ!」
「ふむ。管轄外だな」

 世界は美しくなんかない。
 泥にまみれたジャケットと、うるさいバイクの説教。
 それでも、しずくはスロットルを戻さなかった。
 家に帰るまでは、この鉄の塊に身を預けるしかないのだから。


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かみこて 太っ腹♥ きっと、良いことがあったんだね💫