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「 知ったかぶり 」

あした乱れにいこう
ふかく横たわる
菰をかぶる路地裏にカレンダーは無い

ほてほてと
ほっつき歩けば
急かされて刺す日があって
星が左→右へと逆行する月つづいてく

あした見出しに移行
あつく横たえる
埃にけぶる古書街にレジスターは無い

ぱらぱらと
ページめくれば
惑わされて待つ夜があって
風が内から外へと昇華する雲をつらねる

あした兆しを遺そう
あわくたなびく骨を洗えば

慰められて発つ詩があって
波が下へ上へと回帰する海がねむらせる

空洞が口を開けて待っている
中身のない大きな穴だけが残る

世界の上澄みだけ汲みあげ
干からびた器に溜まるのは
名前の足りない透明な夜ばかりで

で、
あしたも誰もいない狭間を覗き見する

逆流の果てに夢を盗みだす
盗掘者の影がよぎる
ただ、底の抜けた器は何も掬えず
ただただ、世界の事実を知った今
本当の本当の虚実を綯い交ぜに
無理くり飲み込み翌日を迎える

知りたくなったらー
またおいで

あみだくじを溯り
基板に張りつく翳の跡を追う

おやすみなさいー

扉を閉めた

ごめんなさい
しつれいいたしました



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