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学資保険は1人目だけ。2人目でやめた本当の理由

目次

1. 8歳と4歳、育児記録を見返して気づいたこと
2. 2018年、不安だったから学資保険に入った
3. 2021年、勉強して「あえて」外した
4. 学資保険の利率は、実はもうずっと低かった
5. 「長期なら基本マイナスにならない」というデータ
6. 保険は保険、投資は投資。分けたほうがいい理由
7. まとめ:完璧じゃなくていい、まず知ることから

1. 8歳と4歳、育児記録を見返して気づいたこと

病棟で15年働いてきて、患者さんの人生の節目にたくさん立ち会ってきました。でも自分の家のお金のことは、恥ずかしながら長男が生まれるまでほぼ無関心でした。

長男が生まれたのは2018年。里帰り出産のバタバタの中、勧められるがまま「とりあえず学資保険」に入りました。次男が生まれたのは2021年。このときは同じ選択をしませんでした。

同じ「教育費のため」という目的なのに、なぜ3年でこんなに判断が変わったのか。今日はその理由と、そこから始めた「おうち投資」についてお話しします。

2. 2018年、不安だったから学資保険に入った

当時の私は、投資という言葉に漠然とした怖さを持っていました。「元本割れ」「損する」というイメージが先にあり、「保険なら安心」という空気に乗っかった形です。

実際、2018年前後は学資保険各社が返戻率競争をしていた時期で、条件によっては104〜108%台の商品も見られました。数字だけ見ると悪くないように思えますよね。

でも今振り返ると、この判断には大事な視点が抜けていました。それは「その利率は、何と比べて高いのか」という点です。

3. 2021年、勉強して「あえて」外した

次男の妊娠中、育休中の時間を使って初めて自分でお金の勉強を始めました。そこで知ったのが、学資保険の「予定利率」の仕組みです。

生命保険会社が契約者に約束する運用利回りである予定利率は、金融庁が定める「標準利率」がベースになっています。この標準利率は2017年4月に1%から0.25%へ引き下げられ、2020年時点でも0.25%のまま据え置かれていました。

つまり長男が生まれた2018年も、次男が生まれた2021年も、学資保険の土台となる利率自体はすでに歴史的な低水準だったということです。

この事実を知ってから、私の中で「保険で増やす」という発想そのものが揺らぎました。そして次男のときは、学資保険ではなくNISAでの投資信託積立を選びました。

4. 学資保険の利率は、実はもうずっと低かった

誤解しないでいただきたいのですが、学資保険が「悪いもの」というわけではありません。返戻率100%を超える商品を選べば、払い込んだ額より多く受け取れるのも事実です。

ただ、返戻率と利率はまったく別物です。仮に返戻率115%の学資保険でも、それは18年間で年利1%程度の複利運用と同じ水準にすぎません。

銀行預金よりは有利でも、資産を大きく育てる力はもともと限定的な商品なのです。

私はこの構造を知らずに、長男のときは「なんとなく安心」を選んでいました。

5. 「長期なら基本マイナスにならない」というデータ

一方で投資、特にインデックス投資には、学資保険にはない特徴があります。それは時間を味方につけられるという点です。

金融庁が公表している資料では、国内外の株式に分散投資したケースについて過去の実績を検証したところ、保有期間を20年まで延ばすと元本割れが確認されなかったと紹介されています。

これは「絶対に儲かる」という意味ではありません。世界経済は短期的には上下しますが、企業活動や技術革新が続く限り、長期的には成長し続けてきたという歴史的な事実に支えられている、ということです。

子どもの教育費という15年以上先に使うお金とは、実は相性がいいのです。

6. 保険は保険、投資は投資。分けたほうがいい理由

学資保険をやめてから私がたどり着いた
考え方はシンプルです。

「万が一に備える」ことと「お金を増やす」ことを、同じ商品に背負わせない。

学資保険は「契約者に万が一のことがあっても学資金が受け取れる」という保障機能が魅力です。
でもその保障のコストが保険料に含まれているため、貯蓄効率としては割高になりがちです。

私の場合は、
• 保障は掛け捨ての生命保険で必要な分だけ確保
• 教育資金はNISAでのインデックス投資積立でコツコツ育てる

と役割を分けました。それぞれの目的に一番効率のいい手段を選ぶ、という発想です。結果として、育休中から始めた積立と過去の資産形成が実を結び、現在は資産2,000万円という数字につながっています。

7. 完璧じゃなくていい、まず知ることから

長男のときの私を責める気持ちは、今はありません。あのとき知らなかっただけで、当時の私なりに「子どものために」と考えた結果だったからです。

大事なのは、知った時点から選び直せるということ。学資保険に入っていたとしても、途中で積立方法を見直すことはできますし、これから第一子を迎える方なら、最初から「保険は保険、投資は投資」で組み立てることもできます。

夜勤明けのわずかな時間でも、月1万円からでも、コツコツ続けることに意味があります。

参考・出典

• moneypedia「学資保険の値上がりはなぜ起こる?」
• 学資保険ニュース「学資保険の返戻率が高い理由と2018年おすすめ3選」
• 生命保険ナビ「学資保険の利回り平均はどれくらい?」(2025年)
• 価格.com「返戻率の考え方|学資保険の選び方」
• 金融庁「教えて虫とり先生(第3回)」

内容の事実確認は上記出典に基づいて行いましたが、学資保険の返戻率・利率は保険会社や契約条件によって個別に異なります。具体的な数値をご自身の契約と比較される際は、各保険会社の公式資料もあわせてご確認ください。

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