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旅とは何か

煩雑に行き交う人々。 
立て続けに並ぶ飲食店。
複雑な道のり。

普段とは見慣れない光景の連続が、バスの窓越しで連続に切り替わる。

東京は必要なものが全て揃っている「娯楽の宝庫」だ。

つい先日、友人と東京旅行に行ってきた。私は年に一、二回ほど東京に行くのだが、今回ふと思ったことがある。

「もし、輸送やインフラが停滞してしまったら、この都市はどうなるんだろう。」

日本の人口の約十分の一が集まる東京。大学の講義で、東京の食料自給率はほぼゼロに近いということを学んだ。

ほしいものが全て揃っていて、豊かに見える都市の裏腹には、沢山の外部の依存によって成り立っているという事実。

つまりは、地方によって都市が成り立ち、日本の経済は成り立っている。

まるで、何もできない、何者でもない私が、両親のおかげで毎日の生活を送れているような感覚。

都市に魅力を感じるのは自然なことだが、その基盤を支える地方こそ、より本質的な魅力が詰まっているのかもしれないと感じた今回の旅だった。


少し話が切り替わるが、「旅」は、人だけでなく地域も共に成長できる重要なツールであると感じる。

踏み慣れていない土地に足を運び、沢山の光景や美味しい食べ物、お気に入りのお土産、素敵な人・・と出会う。

そこから得られる新たな発見は、自分だけの貴重な思い出の価値となり、その後の重要な糧になったりする。

個々人の成長だけではない。地域にも沢山の利点をもたらす。
購買や消費による経済の潤いもそうだが、観光客がもたらす新たな価値観の発見が他の地域に生かされることもある。
地域と地域の共有が、お互いの良さを引き立てる
相乗効果のようなものだ。

お金だけではない、目に見えない価値の創造こそが、「旅」の重要な要素として含まれている。それこそが無償で得られるボランティアの概念と似ていると感じた。

これからも旅を通して、沢山の価値の創造を育みたいと思う。


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