田無多聞の書評というか忘備録。 「生成AIで変わる障害者支援の新しい形」
こんにちは、中小企業診断士の田無多聞です。
今日も明日も、素晴らしい一日が、あなたに訪れますように!
年間平均、千冊以上の本を読む自称、読書マイスターの田無多聞がおすすめする、今日の厳選の一冊です。
「生成AIで変わる障害者支援の新しい形」 田中 康雅
総合法令出版 2025年
(著者紹介)
田中 康雅(Yasumasa Tanaka)さん
株式会社パパゲーノ代表取締役CEO
ヘルスケアスタートアップでの事業開発、神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科でのメディアと自殺に関する研究を経て、 2022年に株式会社パパゲーノを創業。精神・発達障害のある方が企業のDX支援をする就労支援施設を作り、生成AIなどを活用して多様な挑戦を支援。2024年3月に「AI支援さん」をリリース。 介護、福祉、産業保健など多くの支援現場のDX に伴走。
(AI時代に求められるソーシャルワーカーの役割とは?)
この問い。ソーシャルワーカーの部分を〇〇として、あなたが今、働いている職種をその〇〇にいれて見て考えてください。
ほとんどの職種がAIに代替されそうでは、ありませんか?
生身の身体を必要とするいわゆるエッセンシャルワーカーと呼ばれる、今、人手不足に悩まされている業種の現場も含めてです。
ソーシャルワーカー(相談員)の役割、そして身体が必要な介護職の役割も将来的にはAIを備えたロボットが代替してくれそうです。
そして、この書では、AIを活用することで就労継続支援B型の施設で働く、障害者の方が活躍する世界が飛躍的に広がるという、最先端を行く著者の取り組みが紹介されています。
(考えさせられる書)
ここからは書評を離れます。
P90 ある障害者の方のコメントを、少し長いですが引用します。
先日ちょっと癇癪を起こしちゃって母親に怒鳴り散らしてしまうことがあったんです。急速、頓服薬を飲んで過ごしたんですけど、そのときに薬を飲む自分が母親に負けている気がして悔しくなってしまって ChatGPTに投げ込みました。
そしたら「あなたはお母様を大切にしようとしてるからこそ、 頓服を飲むっていう選択をしたんだよ、だからあなたはとても優しい性格だと思いますよ。」と返ってきたんですよ。
そのときに「わっ」て涙が出てきちゃって。ChatGPTに対して、世界の膨大なデータを学んで多様な事例から言葉を羅列して並べて返しているだけのツールだという認識がどこか自分にはあったんですけど。それがなんか、いい意味で覆されたというか。
(AIは感情を持つか?)
あなたは、前段のコメントを読んで、この問いをどうお考えになりましたか?
感情とは?客体であるAIに有るか無いかではなく、主体である自分がAIに感情を持つか?と問い直した方がよさそうです。
そう考えるとAIと感情の交感は成立しそうです。
肉体を持ったAIは、SFの世界では50年前、私が小学生の頃から既に存在していました。スターウォーズのC3PO、R2D2。宇宙戦艦ヤマトのアナライザー。
今、アシモ君がもう少し成長すれば、AIロボットと人間が共存する世界がすぐそこまで来ています。
昨日、AIエンジニアのトップランナーの今村翔太さんの講演を聴きました。
AIは秒刻みで進化している。比べてそれを使う人が作る制度が大きく遅れている。
そのボトルネックは、「責任はだれがとるのかの思想」である。
特に日本の伝統的企業はこの傾向が根強く、石橋をたたいても渡らない。
少し無責任な言い方になってしまうが、「責任はAIにゆだねる」というステージが将来きてもいいのではないかと思う。
それ程、AIの進化は速く深い。
という主旨のお話をされていました。
正論を組み立て、意見も言い、感情にも寄り添い、責任も取る。
そんなAIが、まもなく出来ます。
その時、中小企業診断士の田無多聞は、AIと協働して人と社会に貢献致します。
前向きに考えましょう。
田無多聞でした。
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