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二つの指輪が告げた、私の新しいはじまり

立春を二日後に控えた、二月二日の朝。
不思議な夢を見た。

私は、二つの指輪を手にしていた。

一つは、金色の螺旋(らせん)を描く指輪。
もう一つは、赤い石を宿した指輪だった。

ーーこの指でいいのだろうか。

美しい石のついた指輪を、薬指にはめるのは早すぎる気がして、
人差し指にはめ直してみる。

しっくりこない。

それなら、金の螺旋の指輪が人差し指用なのだろうか。
そう思ってはめた瞬間、螺旋がうねりだし、
指、いや、手全体が拒絶した。

慌てて中指に戻すと、
螺旋は静まり、美しい軌跡を描きながら、重厚に輝きはじめる。

薬指の赤い石の指輪は、
もう何年もそこにあったかのように、自然に馴染んでいた。

中指は「自分軸を磨き、直感力を高めること」。
薬指は「心の安らぎと、内なる創造性を形にすること」を示すらしい。

心の奥ではわかっているのに、
人はあえて配置を変え、ミスマッチや試行錯誤をしたがる。

夢は、静かに告げていた。

――今の道でいいのだと。

宇宙の静寂を知りながら、
重力のある地球で、自分の意志を生きる。

私は、自分自身の物語を生きるための「鍵」を、
すでに手にしていたのかもしれない。

目覚めたあとの、手の輝き。
あの金色の螺旋は人生の道、
赤い石は命そのものを具現化していた。


どうやら、
私の中では、もう次の扉の準備が整っているらしい。

自分という迷宮の鍵を、
自分の手で回す。

そんな時間が、
静かに始まっている。

準備が整ったら、ここでお知らせします。



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