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空き家活用は「家の再生」じゃない?

先日、愛媛県の空き家活用に関するイベントに参加してきました。

私は愛媛県の「古民家等を活用したインバウンド誘客支援事業」に応募していたこともあり(結果は残念ながら不採択でしたが💧)、

市役所の方から

「参考になるかもしれませんよ」

と案内をいただいたのがきっかけです。

正直なところ、

  • 空き家活用の成功事例

  • リフォームやリノベーション

  • 補助金や資金調達

そんな話が中心だと思っていました。

ところが、
終わってみると一番印象に残ったのは建物の話ではありませんでした。

むしろ、

「人の話」

だったんです。




空き家はただの不動産じゃない

私は絶賛、不動産投資の勉強中です。

なので空き家と聞くと、

「いくらで買えるか」
「どう直すか」
「家賃はいくら取れるか」

そんな視点で見てしまいます。

でも、登壇者の話を聞いていると、
空き家の所有者にとっては全く違う世界でした。

そこは、

子育てをした家。
親や祖父母と暮らした家。
家族の思い出が詰まった場所。

だから、
「使わないなら売ればいいじゃん」
とは簡単にいかない。

空き家問題は建物の問題である前に、
人の感情や記憶の問題でもあるんだなと感じました。


古い家でも選ばれることがある

空き家バンクの担当者さんの話も印象的でした。

状態の良い家がすぐ売れるわけではないそうです。

逆に、

「この雰囲気が好き」
「ここで何か始めたい」

という人が現れて、古い家が売れることもある。

もちろん、
古い家には古い家なりの魅力があることは、
頭では分かっていたつもりです。

でも、実際の話を聞いていると、
売る側も買う側も、
やっぱり数字だけでは
なかなか割り切れないんだなと感じました。


築150年の古民家が酒蔵に

久万高原町で築150年の古民家を活用して
酒蔵を作った事例も紹介されました。

建物をピカピカに作り変えない。

昔の雰囲気や歴史を残しながら活用していました。

お酒を売るだけではなく、
地域の歴史や文化を伝える拠点になっている。

その話を聞きながら、
空き家活用って

「家の再生」

ではなく、

「地域の魅力の再編集」

なんだなと思いました。


空き家は移住者だけのものじゃないかもしれない

イベントを聞きながら、もう一つ考えたことがあります。

これまで私は、
島の空き家を活用するなら、
都会の人向けの拠点や民泊かなと思っていました。

でも実際、イベントでは

「県内での二拠点居住」
という話も出ていました。

たとえば、
平日は市街地で暮らし、
週末は島や山の地域で過ごす。

愛媛県内で暮らしていると、
だいたい車で1〜2時間あれば、
海にも山にも行けます。

県外から移住するほど
大きな決断ではなくても、
県内にもう一つの居場所を持つくらいなら、
意外と現実的なのかもしれません。

使わない日は
民泊として活用するのもいいかもしれないし、

週末に旅行者と交流する、
家主滞在型民泊のような使い方もあるかもしれません。

空き家は余った家ではなく、
新しい暮らし方を受け入れる器なのかもしれません。


私が感じたこと

今回のイベントで一番印象に残ったのは、

空き家活用は建物を埋めることが目的ではない

ということでした。

その地域を好きになってもらう。
また来たいと思ってもらう。

できれば、

「ここに住むのもアリかも」

と思ってもらう。

そんな人が一人でも増えれば、
その地域にとって大きな価値になります。

補助金の参考になればと思って
参加したイベントでしたが、
それ以上に考えさせられる時間になりました。

空き家をどう埋めるかではなく、

そこにどんな人が集まり、
どんな時間を過ごすのか。

そんな視点で考えると、
空き家の見え方も少し変わってくる気がします。

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