【調べてみた】なぜ日本にはシーサー・狛犬・獅子がいるのか?沖縄・神社・お寺にいる「守り神」の違いを整理してみた
はじめに
沖縄ではシーサー。
神社では狛犬。
お寺や祭りでは獅子や獅子舞。
見た目は似ているのに、名前も役割も違う。
「結局なにが違うのか?」を、最初から整理しました。
結論(まずここだけでOK)
シーサー・狛犬・獅子は、すべて
「獅子(=ライオン)を神聖な守護獣とする文化」
から生まれた存在です。
そのうえで役割が分かれています。
・シーサー → 生活を守る
・狛犬 → 神社を守る
・獅子 → 元の概念(最強の象徴)
・獅子狛犬 → 狛犬の左右一対を説明する呼び方
シーサーとは
沖縄にある守り神。
主な場所
・屋根
・玄関
・門
・村の入口
・墓
役割
・魔除け
・火除け
・災い除け
・家族や地域を守る
特徴
・デザインが自由
・可愛いものも多い
・民間信仰(生活に近い)
※シーサーは、中国などから伝わった獅子文化が、13〜15世紀ごろに琉球で発展したとされています。
狛犬とは
神社の入口にいる守護獣。
役割
・邪気を祓う
・神域を守る
・神聖な場所の結界
特徴
・左右一対(阿吽)
・形式が決まっている
・神道の存在
獅子とは
すべての元になる概念。
意味
・強さ
・王権
・神聖
・守護
獅子舞もこの流れで、
「動く守り神」と考えるとわかりやすいです。
獅子狛犬とは
昔は別物でした。
・獅子 → 角なし・口開け
・狛犬 → 角あり・口閉じ
現在は、左右一対の守護像をまとめて
「狛犬」または「獅子狛犬」と呼ぶことがあります。
シーサーと狛犬の違い
一番わかりやすい違いは「守る対象」です。
シーサー
→ 家・生活・地域
狛犬
→ 神社・神様の領域
つまり
シーサー=生活の守り
狛犬=神の守り
沖縄の神社やお寺はシーサーなのか
必ずしもそうではありません。
・神社 → 狛犬・獅子狛犬として扱われることが多い
・寺 → 獅子系の像
・家や屋根 → シーサー
ただし沖縄では、見た目がシーサーに近い狛犬もあります。
なぜ日本にライオンがいないのに獅子なのか
理由はシンプルです。
実物ではなく「イメージ」が伝わったから。
文化の流れはこうです。
インド
↓
中国
↓
日本・沖縄
日本人はライオンを知らなかったけど、
・強い
・神聖
・守ってくれる
というイメージだけを受け取った。
その結果
狛犬やシーサーが生まれました。
インドは象のイメージなのになぜライオン?
インドには両方います。
役割が違います。
象
→ 知恵・豊かさ・神性
ライオン
→ 王・強さ・支配・守護
守り神として広がったのは
「強さの象徴」であるライオンでした。
阿吽(あうん)とは
狛犬やシーサーはペアになっています。
・口を開ける → 阿
・口を閉じる → 吽
意味は
・始まりと終わり
・外と内
・攻めと守り
シーサーの場合は
・開 → 邪気を払う・福を招く
・閉 → 福を逃がさない
なぜペアで置くのか
理由は「守りを完成させるため」です。
・払うだけでは不十分
・守るだけでも不十分
両方あって初めて成立します。
右が開いて左が閉じているのか
よくある形は
・右 → 開
・左 → 閉
ただし絶対ではありません。
地域・時代・作り手によって違います。
重要なのは左右ではなく
「役割のセット」です。
なぜ狛犬は犬っぽいのか
理由は2つです。
1つ目
ライオンを知らなかった
2つ目
守る動物として犬が身近だった
結果として
ライオン+犬のような見た目になりました。
なぜシーサーは可愛いのか
理由はシンプルです。
・生活の中の守り神
・宗教的な制約が少ない
・沖縄文化(明るさ・自由)
・観光・お土産文化
そのため
怖いだけでなく
可愛い・ユーモラスなものも増えました。
龍と獅子の違い
役割が違います。
龍
→ 天・自然・世界を動かす
獅子
→ 地上・入口・建物を守る
つまり
龍=上
獅子=現場
沖縄が中国文化の影響を受けた理由
琉球王国は交易の中心でした。
・中国
・日本
・東南アジア
をつなぐ位置にありました。
特に中国との関係が深く、
獅子文化が強く入ってきました。
まとめ
シーサー・狛犬・獅子はすべて
「獅子=最強の守護獣」
という考えから生まれています。
その上で
シーサー → 生活を守る
狛犬 → 神社を守る
獅子 → 元の概念
という違いがあります。
最後に
神社の狛犬や、沖縄のシーサーは
ただの置物ではありません。
・何を守っているのか
・どこを守っているのか
を考えて見ると、
見え方が大きく変わります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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