【初投稿】ジェフユナイテッド市原・千葉VSヴァンフォーレ甲府 レビュー
15,134人が来場した夏休み最後のホームゲーム。「WIN BY ALL」と「VFK」の声援に包まれたフクダ電子アリーナは両チームの狙いがはっきり表現された好ゲームとなりました。
スタメン情報
累積からカルリーニョスがスタメンに復帰。それ以外は後半戦で起用されているメンバー。

【前半】
「ジェフを閉じ込めた甲府のプレッシング」
試合前、小林監督は前節仙台戦の反省から「最終ラインで持たされる形にならないように」、「トランジション・バトルで上回る」ことをポイントにあげていました。
しかしジェフの狙いを準備したプレッシングで甲府は閉じ込めていきました。
先制するまで、甲府はFW内藤、シャドーの鳥海でジェフのCBを監視。
ボランチのソアレスと林田でジェフのエドゥアルドと田口をボランチで監視する、マンマークに近い4-4-2でビルドアップを封鎖。
SBからのロングボールを3バックで跳ね返すとともに、田口への横パスをひっかけてのショートカウンターを発動させることに成功していました。
前半4分にはジェフの髙橋から田口へのパスをひっかけ甲府・鳥海へのフィニッシュにつなげました

【甲府】前進時の狙い
前半、甲府はマイボール時の狙いがはっきりしていました。
ボランチ、WBからFW・シャドーに斜めのパスを通し、瞬間的に前線3人で数的有利を作りだし、時間をかけずにフィニッシュワークに持ち込むことでした。(特にソアレスの斜めのパスが光った)

前半8分のスアレスが防いだ決定機、17分の失点シーン、30分の田中のシュート、40分の鳥海のシュートなど前半何度も同じような形でチャンスを迎えており、甲府の狙いがはっきり見える展開でした
(ソアレスの差し込むパスが見事だった)
【甲府】先制したことによる功罪
17分、甲府は狙いどおりの形で先制に成功。以降は先述のプレッシングではなく、5-4-1でリトリートが基本形となります。
意思統一された5-4-1はどのチームも崩すのが難しいです。
(個人的に甲府は城福監督時からカチコチの5-4-1を敷いている印象が強い)しかし、甲府が5-4-1を敷くことによってジェフにとって主に左サイドで2つのメリットがありました。
①遠くなった甲府のシャドー鳥海とWB荒木の距離
先述の通りプレッシングの際、シャドーの鳥海が河野を監視するタスクでした。しかし、荒木はジェフの椿を監視。左サイドに大きなスペースがあることで、日高、椿で前進をすることが容易になりました。
②質で上回る椿
甲府のスペースがある左サイドで椿は荒木とマッチアップする形に。
不慣れな右WBの荒木と、今季躍動する椿では質的に椿が上回る。カルリーニョスの同点弾も椿のドリブルで荒木を押し下げてから、一度相手ボールになったものを荒木のボールコントロールのミスから、椿が再度ボールを奪取しアシストしたものでした。
先制されるまではヘナトとマッチアップしていたが圧倒していました。小林監督も試合後のコメントで触れられていたが、もう少しシンプルに椿を使えていればもう少し楽に前進できていたと思われます。(椿は何回も手を挙げてボールを要求していた)
ちなみに、、、
荒木選手は対戦するとき毎度違うポジションをしている気がしますが、最適ポジションはどこなのでしょう。甲府サポの方教えていただきたいです。

とはいえ、その後も甲府ペースで進み、時折ジェフがカウンターを発動させるという展開であり同点に追いついてハーフタイムを迎えられたことは千葉にとってはかなり大きいものでした。
シュート/うち枠内
千葉:4/2
甲府:15/13
ホセ スアレス様ほんとにいつもありがとう。
【後半】
幸先よく先制したジェフと徐々に前に出れなくなる甲府
ジェフは47分、甲府のロングボールのセカンドを田口が回収し左サイドから素早い攻撃を発動。田口・カルリーニョス・椿が絡み、最後は田口がクロスを上げると最後はイサカ・ゼインが押し込み勝ち越しに成功。
後半開始早々、展開が落ち着く前の得点であり大変大きなものとなりました。
イサカ・ゼインは移籍後初得点。加入後大きくジェフに貢献していますが今後もこの勢いでチームをけん引してほしいところです。
前半思うような形でゲームを進めながら、後半早々に勝ち越された甲府は
一転、前に出ていかなければならない展開となりました。
しかし、5-4-1の形から前半見せた4-4-2マンツーマンのプレスを繰り出すことができません。ボールを奪取しても内藤1人で収めるのは難しく、プレスに行っても後ろと連動しない、単発のプレスの形に。
甲府が無理に行ったプレスで空いたスペースをカルリーニョスの列落ちで活用し、前半が嘘のように甲府は苦しむ展開となりました。
【千葉】決まらない決定機
前半が嘘のように圧倒する千葉。何度もチャンスを創出しますがチャンスをものにすることができません
55 分、鳥海がボール奪取からマンシャの背後にボールを流し込むとイサカと河田が1対1に。シュートするも正面、こぼれ球に森が詰めるもこれも枠外。
(お願いだから森君に点を取らせてあげてください)
イサカの加入で右の背後が復活したのは大きく、左の椿とともにここにきてサイドアタックの数が増えているのは好材料。イサカは足下で仕掛けられるのもいいですね。
65分、前線の森とガス欠のカルリーニョスに変えてデリキと呉屋
左サイドの椿に変えて横山を投入。
横山は椿と違い、インサイドでボールを引き取る役割を担う。

68分には裏を取ったデリキからイサカ→呉屋
69分には髙橋のクロスからデリキでこれも決定機
決めておきたいところでしたが、前線を交代したことでパワーアップに成功。
77分にも相手陣深いところで裏抜けからデリキがファールを獲得
79分もデリキの横山へのナイスポストなど見せ場を作ります。
「久しぶりに長い時間の出場時間を確保したデリキ
裏抜けやポストなど意外と起用なのが発見でした。
ゴール前での動き出しやヘディングなど課題もありますが、今後も期待できそう、、、、と思ったら終了間際に負傷(おそらく肉離れ)
秘密兵器は秘密のままなのか、、、?
シーズン終盤で復活してくれることを祈ります。」
試合のクローズ
試合終盤は、ロングスローやセットプレーが続くものの、
クロス対応がべらぼうに強い、河野・鳥海のコンビを中心に跳ね返し
試合のクローズに成功。
メンバーを交代する度に狙いがぼやけた甲府に助けられながらも勝点3を獲得。決めきれない課題はありつつも前半の出来を考えたらよく勝ったと思える展開でした。
シュート(後半)/うち枠内(後半)
千葉:16(12)/8(6)
甲府:21(6)/14(1)
おわりに
【どうしても触れておきたい】横山のサイドハーフについて
久しぶりに長い時間慣れないサイドハーフで出場した横山についても触れておきます。X上でもポジティブな意見が目立ちました。
椿から、横山の交代により誰しもが横山が椿より内側でプレーすることは
想像できたと思います。
所々で持ち前のアジリティを生かしターンで前進をすることができていました。
しかし、コートの右半分までボールを受けに行くシーンがしばしばあり、勝っているチームがそこまでバランスを崩す必要があったのかは疑問です。
横山が中に入ることで、サイドバック(日高・植田)は大外で高い位置をとる形となり、裏抜けされるリスクが高まります。
また、横山自身も後ろ向きのスプリントは消極的な印象があり
実際に82分はプレスバックしきれない横山のスペースから荒木にフリーでクロスを上げられました。
とはいえ、横山はスペシャルな能力のある選手だと思いますし、現在の選手層を考えるとサイドハーフでのベストチョイスだと思いますし、今後起用しながら改善されていくといいですね。
カルリーニョスのトップ下起用・森の加入により難しい立場が続いている横山。うまい起用法が見出されて、最近見れていない横山の満面の笑みを近く見れることを期待しています。
【御礼】
最後までご覧いただいた方、本当にありがとうございました。
初めて記事?ブログ?を書いて非常に疲れました(笑)
本気でジェフを応援してますし、今年J1に昇格することを祈ってます。
今は時間が少しあるので、今後全試合書けるように頑張ります。
色々ご意見等あれば教えていただけると嬉しいです。
