見出し画像

【猫とガンは暇である・外伝】吾輩が食べていた料理

吾輩は猫である。名前は既にある。
『プフ』という。

【猫とガンは暇である】という
吾輩のパートナー(アイちゃん)が書いた作品に

『猫は1年間で、人間の20歳まで成長する為
吾輩の成長速度に合わせて、内臓管理をする為に
1年間、手作り料理をした。』

というような、記載がある。

吾輩も、もう大分歳を取り
昔の事はあまり覚えていないが

これは、アイちゃんが本当に1年間
吾輩の為に作ってくれていた
『料理(ご飯)』の記録の1部である。

保護されてから
しばらくミルクや やわらかいモノを食べる吾輩
お腹いっぱいで 寝る吾輩
少し大きくなってきたら ご飯が変わってきた
なんだろう コレは…?
お腹いっぱいになって アイちゃんと寝る吾輩
また少し大きくなった吾輩 
ご飯も少し変わってきたようだ
もぐもぐ… なるほど…
お、こんどは何だ
もぐもぐ… なるほど…
おやおや 今日はそんな感じかね
もぐもぐ なるほど…
なんだかこの日は
クリスマスとかいうもので
あったらしい
なかなか趣向があるではないか
もぐもぐ うむ趣向がある
大晦日というものを
むかえたらしい
こちらも 中々だ…
お正月
こちらも趣向がある
七草料理
季節感があってよろしい
お花見料理
これは これは また…
普通の日
もぐもぐ お父さんが見ている…
これも 普通の日である
普通の日であっても
良い趣向だ

このように、
吾輩は1年間、アイちゃんの手作りのご飯を
食べてきた。

何でもアイちゃんは、大変勉強し
『猫が食べてはいけないモノ』を
全て調べ上げ
『吾輩が食べても大丈夫で、
しかも、病気になりにくい身体』にする為に
『色々なものを少しずつバランス良く』
という事を
『懐石料理』からヒントを得て
作っていたそうだ。

そして、吾輩は
いつのまにか大人になった。
アイちゃんは、今病気の治療中だから
今度は吾輩が面倒をみてやるばんであろう。

とにかく、『ガン』という病気を
早く治して欲しいものだ。

吾輩の頭が、ガーンときてしまう。

しかして、吾輩と療養中のアイちゃんは
『相変わらず暇である。』

9年間 一度も病気をしていない吾輩

アイちゃんは、吾輩に対して
一度も『エサ』という言葉を使っていない。
『ご飯』か『お食事』という。

大人になった吾輩の体調を考えて
徐々に徐々に
『手作り料理』から、カナダという国より
取り寄せているという
ドライフードというものに切り変わっていったが

色々とブレンドを変えてくれているようで
飽きがこなくてよろしい。

ウンチもオシッコも、
毎日完璧だと言ってよいであろう。

しかし、アイちゃんは
相変わらず『エサ』とは言わない。

吾輩がいつも言われる言葉は

『プフ、本日のお食事はどうされますか?
ここは、あたな専用のレストランですよ。』
と。

アイちゃんが描いた
吾輩専用レストランの看板(絵)

いいなと思ったら応援しよう!