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【第17回】ハッシュ! 4Kリマスター版

今回のイベントはシネスイッチ銀座で行いました。初参加の方が2名参加してくれました。

開催日時:7/25(土)10:00〜
場所:シネスイッチ銀座
参加者:3名
作品:『ハッシュ! 4Kリマスター版』
監督: 橋口亮輔
公開年:2001年


◯作品感想
あるゲイカップルに朝子(片岡礼子)が子どもが欲しいと関わるところから話が転がっていくストーリー。

とてもミニマムな話だ。大仰なテーマも、ドラマ展開もない。ただキャラクターが生活を営み、日々悩み、どう人と関わっていくか。監督が一人ひとりのキャラクターの感情に寄り添いながら描いていて、人と関わる楽しさ面白さ、辟易とするところ。その両方さを毒っけと繊細さ、ユーモアで表現されてて、再見の作品であったが、やはり好きだなとあらためて感じた。

それぞれのキャラクターが現実にもがきながらも生きているさまは大人の青春群像だ。そしてキャラクターの一人ひとりがちゃんと生きているような生々しさがある。特にこの作品に出てくる脇役は光る。
直也(高橋和也)のゲイの友人(山中聡)が、ゲイバーにて朝子にハイテンションであの手この手悪口・嫌味を言い尽くすシーンは最高だ。そしてその悪口に最後言い返す朝子も。
また、直也が働くペットショップの店主(斉藤洋介)が嬉々として媚薬作りしている様子は全く意味不明だが、その珍妙さが面白い。

主要の3人はなんやかんな仲良くなっていくわけだが、終盤この作品で尤も価値観が対立するシーンが出てくる。どの意見も正しい、しかしそこに答えはない。でも、他人の喧嘩ほどみていて楽しいものはない。

主人公の朝子は、大して関係性のない男性に「子どもを作ろう」と提案するかなり突飛なキャラクターではあるが、蓮っ葉でやさぐれていて直情的でありながらも、切なさと繊細さも含んだ絶妙さを片岡礼子が丹念に演じていて、この映画で片岡礼子があらためて好きになるのだった。

映画鑑賞後はCafe&Dining ballo ballo 銀座店にて感想会を行いました。この作品の面白さ・わからなさについて、そこから全員観ていた『急に具合が悪くなる』の感想、その他最近見た映画について、『秒速5センチメートル』についてなど、ほぼ映画の話で2時間懇談、会はお開きとなりました。


すき間の映画会では、月一回ペースで都内東側で旧作映画の鑑賞会をやっていますので、映画を通した交流にご興味ある方はのぞいてみてください。

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