私はずっと男だった
私はずっと男だった。
それも、雑食で淡白っていう、タチの悪い男。
そして、何が最低かと言うと
よその女を満足させることばかり考えて
ろくに自分の女を満足させることを怠ってきたのである。
この世界には
自分の女しかいないというのに。
他の女性はすべて
自分の女の“影分身”でしかないのに。
たぶん、前世で相当デキる男だったんだろう。
だからつい癖で、今世でもそれをやろうとしたのだろう。
けれど今の私は、愛されたい女なのだ。
誰よりも何よりも、
愛する男から愛されたい、ただの女なのだ。
だから、私はこれから全力で、
誰よりも何よりも、
自分の中の愛する女を
幸せにしていこうと思う。
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